MRX7-D
システム全体のデザインを実現する専用アプリケーションソフト
1台のPCで複数の音響システムを集中管理
![1台のPCで複数の音響システムを集中管理](/files/feature_mrx_editor_400x313_27cd7fd5d4f3b4f3d9311d1f285c8f38.jpg)
「MTX-MRX Editor」はシグナルプロセッサー「MTX/MRXシリーズ」を中心とした音響システムを構築するアプリケーションソフトウェアです。 マイクやCD、MP3・WAVEなどの音楽ソースのミキシング、各エリアのニーズに合わせた個別音楽・音声配信、タイマーセットによる自動音楽再生やアナウンスなど、複数エリアの使用環境や用途に合わせた音響システムを1台のPCでコントロールすることができます。
複数の音響システムを1台のPCで集中管理
![複数の音響システムを1台のPCで集中管理](/files/features_processors_mrx7d_centralized_management_400x250_f6625bdd4cffbbd63552fcfee9337823.png)
さらにVer3.2よりサブネットの一元管理に対応。遊園地、ショッピングモールなどの複合施設においてエリアごとに複数のサブネットで複数の領域を別々に管理する場合も一台のPCでコントロールできます。
多彩な機能
1)様々な設備用途に応える機能
1)様々な設備用途に応える機能
MRX7-Dは設備音響に求められる多数の機能をコンポーネントとして搭載しました。フェーダーやON/OFFスイッチの他、マトリクス、ソースセレクター、GEQ、Duganオートミキサー、スピーチプライバシー、エコーキャンセラーなど、必要とされるコンポーネントを選択し、システムを構築できます。
* MTX-MRX Editor Ver.2.1.0 より搭載
** MTX-MRX Editor Ver.2.2.0 より搭載
*** Included in MTX-MRX Editor Version 3.2.0 より搭載
Ambient Noise Compensator
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph04_240x156_30c2a27fd1f1a536aab7eefdb04c6940.jpg)
Ambient Noise Compensator
曜日や時間帯、集客状況でアンビエントノイズ(周囲騒音)は大きく変化します。明瞭度の高い拡声・再生を実現するためには、アンビエントノイズに応じた BGMやアナウンスの音量を補正が必要です。ANCはこの作業を自動化し、BGMやアナウンスを適正なレベルに保ちます。
Dugan Automixer
![](/files/processor_mtxv3_editor_dugan_240x170_2f0b9df0c54cc1932a565896e666ecc3.jpg)
Dugan Automixer
Dugan Automixerは入力のあるマイクのゲインを自動的に上げ、入力のないゲインを絞ります。また、各入力と全ての入力の和を比較し、トータルのミキサーゲインを定にするように各入力のゲインを調整します。これにより、ハウリングマージンを⼀定に保ち、同時に拡声音(S)と周囲雑音(N)のS/N比も飛躍的に向上するため、株主総会やパネルディスカッションなど、多数のマイクを使用する際には、ハウリングの抑止や音声の明瞭度を保ちます。
※ MTX-MRX Editor Ver.3.0.0より対応する入力チャンネル数は最大24チャンネルに拡充。
Combiner (Room Combiner/Room Combiner plus Automixer)
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph05_400x193_634acae3e2dd0b65791325d7bb71a93f.jpg)
Combiner (Room Combiner/Room Combiner plus Automixer)
用途に応じて室を分割、統合して使用する宴会場や、ショッピングセンターのように間仕切りのない空間をゾーニングする用途に最適なコンポーネントです。 1つのコンポーネントで最大8つのゾーンをコントロール可能です。コンバイナーには「Room Combiner」と「Room Combiner plus Automixer※」の2 種類が あります。後者にはDugan Automixerの機能が追加されています
※ MTX-MRX Editor Ver.3.0.0より対応する入力チャンネル数は最大24チャンネルまで拡充。
Speaker Processor
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Speaker Processor
最大4wayまで対応可能なCross OverにDelay、6 Band-PEQ、Limiterなどを搭載したスピーカー調整用コンポーネント。 ユーザーが作成したデータをLibraryに登録しておくことで、任意のスピーカーに最適化した設定を瞬時に呼び出すことも可能です。
Matrix Mixer
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph07_240x156_11aeeeb68be8876c00e7178bfdf611d2.jpg)
Matrix Mixer
さまざまなマトリクスミキサーのコンポーネントを搭載しており、2x2の小規模のものから、最大で64x64もの大規模な マトリクスミキシングまで幅広く対応します。
Scheduler
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph09_240x156_13f3063daf88bed551a22ec4796d5085.jpg)
Scheduler
あらかじめ設定した時間に任意の機能を実行します。内蔵のSDメモリーカードスロットと組み合わせることで、任意の時間に自動的に音声を再生するアプリケーションにも対応します。
Acoustic Echo Canceller
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph10_240x106_f9e912f3adc9af166ed98e240dcef32e.jpg)
Acoustic Echo Canceller
AEC(Achorstic Echo Canceller)コンポーネントは遠隔会議時に問題となるスピーカーからの廻り込みや壁の反射によって発生するエコー(アコースティックエコー)を除去します。 この技術により、会議スペースの種類を問わずさまざまな環境で使用でき、ノイズが生じやすい遠隔会議でも音声の明瞭度を高めることで、快適な遠隔会議システム環境を実現いたします。
Speech Privacy
![Speech Privacy](/files/features_processors_mrx7d_sps_comp_400x296_e9e1eadbae5bd663a860adb208bdee69.png)
環境音と攪乱音をミックスして、特定の場所の会話を周囲に聞き取りにくくさせる機能です。ミックスした信号は 1 系統に付き 2 つ出力されますが、オフセットなしと再生ポイントをオフセットさせたオフセットありの 2 つを出力します。それぞれを出力するスピーカーを交互に配置することで、音声が重なり合う部分での位相のずれによる不快感を軽減します。
Revolabs Control Component
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph11_240x123_7b723acc1543b1252352b7618be8c393.jpg)
Revolabs Control Component
Revolabsコントロールコンポーネントは、AECの学習機能を損なうことなくExective EliteシリーズマイクからMRX7-Dの音声ミュートをON/OFFコントロールする設定ができます。最大48台のマイクの設定ができます。
※機能連動には今後リリースされるExective Eliteシリーズファームウェア Ver1.1.6以降が必要です。
Feedback Suppressor (Notch FBS / Pitch Shift FBS)
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph12_320x149_1130e39f323450952826b0f5210cf420.jpg)
Feedback Suppressor (Notch FBS / Pitch Shift FBS)
マイクにスピーカーからの音声が回り込むと生じる不快なハウリングを防ぐ機能です。ハウリングは耳障りなだけではなく、スピーカーに負担をかけ、壊してしまうこともあります。そのハウリングを防ぐには、マイク位置になるべく拡声されないようにスピーカーを配置します。それでもハウリングが起きる場合は、Feedback Suppressor (FBS) を使用するとハウリングマージンを改善できます。MRX7-DにはNotch FBS とPitch Shift FBS の2 種類のFBS が搭載されています。Notch FBSは、ノッチフィルター(7バンド)を用いて発生するフィードバックを減衰させます。Pitch Shift FBS はフィードバックした周波数ポイントのピッチをピッチシフトによってわずかに変更しフィードバックループを絶ちます。
Delay Matrix
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph13_320x241_fb0e76fd30bc7720cd16bdcd5c379f77.jpg)
Delay Matrix
入力チャンネルと出力バスを碁盤の目のように配置したミキサーです。出力バスごとにグループのバランスとディレイを調整します。
Effect
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph14_144x168_56c40f96b26d4f09081d8cde9d3cfe83.jpg)
Effect
4種類のエフェクトプログラム (Reverb Hall, Reverb Stage, Karaoke Echo, Vocal Echo) を搭載。宴会場でのちょっとした音楽演奏等でエフェクトをかけることにより、豊かな残響効果を演出するなど音響空間に彩りを加えます。
Ducker / Paging Ducker
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph15_320x159_a343151d1ede4d5d1b158c2624ffb174.jpg)
Ducker / Paging Ducker
Duckerは特定のチャンネルに音声信号が入力されたのを受けて、他の入力チャンネルの音声信号レベル(音量)を小さくする機能です。たとえばマイクを接続しているチャンネルをキーインソースとしてBGM に使用すれば、そのマイクでアナウンス放送を行なっている間はBGMの音量が自動的に小さくなり、アナウンス放送が終わると自動的に元に戻る、といった使い方ができます。Paging Duckerは、トリガーによってBGM等の入力信号をコントロールする機能を持っています。
Transmitter / Receiver
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph16_320x197_1667a22428831733569a258ef8fe3aa1.jpg)
Transmitter / Receiver
デザインシート上で離れたコンポーネント間をワイヤー無しで結線するための機能です。同じコンポーネントラベルのTransmitterコンポーネントとReceiverコンポーネントが結線されます。複数ポートがある場合は同じポート番号同士で結線されます。1 つのTransmitterコンポーネントは複数のReceiverコンポーネントに結線できます。デザインシートに配置するとき、コンポーネントラベルとチャンネル数を選択します。コンポーネントラベルは新規の名称を入力するか、対となるコンポーネントラベルを選択してください。チャンネル数は使用するチャンネル数を選択してください。
Audio Detector
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Audio Detector とはオーディオ信号を検出する機能です。例えばディテクションインジケーターをGPI Output に登録することで、オーディオ信号を検出した時にMRX7-D本体のGPI [OUT] 端子から信号を出力できます。
Summer
![Summer](/files/features_processors_mrx7d_summer_400x158_a6de245df42e8ab09cab979dcd455a1b.png)
SummerはMixerコンポーネントの1つで、複数の入力信号をシンプルにミックスするコンポーネントです。フェーダーとSummerを組み合わせる、ステレオ信号をモノラル信号に簡単に変換するなどシンプルなミキサーとして活用できます。Summerの入力数は2、4、8、16系統から選択でき、出力は1系統です。
2)設計のユーザビリティを向上
2)設計のユーザビリティを向上
Trace Signal Path
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph17_320x247_76319db8bd3ce4c3e931dba56afff78a.jpg)
Trace Signal Path
コンフィグ内の音声ルーティングやチャンネルのON/OFF状態をダイアグラム上で可視化し、意図に反して音声が出力されているケースや、意図どおりに音声が出力されていないケースの原因個所を特定できます。
User Defined Block
![](/files/feature_processor_mrx7d_editor_ph18_320x178_7fe48bd6b740e3003c4884233e037f48.jpg)
User Defined Block
コンポーネントやコンポーネント間のワイヤーはUser Defined Blockとしてブロック化できます。複数のコンポーネントをまとめて1 つのブロックとすることで、スタイルシートの見た目をすっきりさせたり、ブロックのコピーで簡単に同じ機能を別チャンネル用に作ったりできます。またV2.2よりPINコードによる保護機能を搭載し、コンフィグやパラメーターを変更できないようにしたり、閲覧できないようにすることで安全性や機密性を高めます。さらにUser Defined Blockの内部にInput/Output系のコンポーネントを配置できるようになり、システム設計の柔軟性と安全性を確保することができます。
高解像度モニター用表示モード (Large Scale View)
![高解像度モニター用表示モード (Large Scale View)](/files/features_processors_mrx7d_high_resolution_monitor_400x158_21e9e7e88553d9661f2a50fbeba68de1.jpg)
Large Scale Viewを有効にすることで、画面スケールを高解像度モニターに最適化します。
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