VXS Series "S model"
用途に合わせて選択可能なラインナップ
システム規模や用途に合わせて選択可能な6モデルを取り揃えています。空間の意匠が優先されるシーンや、設置方法が限られるシーンでは、コンパクトでありながら低域を十分に補強するVXS3SBおよびVXS3SWが最適です。一方で、中音量のBGM再生には、迫力のあるタイトな低域を提供するVXS10S/VXS10STが最適です。VXSシリーズ『Sモデル』は豊富なラインナップにより、ローインピーダンス接続、ハイインピーダンス接続の両方に対応します。VXS3SB / VXS3SWは1台でローインピーダンス接続、ハイインピーダンス接続の両方に対応します。VXS10S(W)はローインピーダンス接続専用モデル、VXS10T(W)はハイインピーダンス接続専用モデルです。
サブウーファーの方式と特長
VXSシリーズ『Sモデル』は、エンクロージャーやユニットのサイズに応じた最適な方式を採用しています。
VXS10S(W)/VXS10ST(W)はバスレフ方式を使用しています。バスレフ方式は、ユニット背面から出た低音をポートの共鳴を利用して放射することで豊かな低音再生を実現します。ただしこの方式は小型エンクロージャーには向きません。ポートを設けることで限られたエンクロージャー容積がさらに減少してしまい、結果として低音再生能力が低下する傾向にあります。
コンパクトなラインナップであるVXS3SB/VXS3SWは、パッシブラジエーター方式をベースとしたヤマハ独自のSR-Bass™ 方式を採用しています。パッシブラジエーター方式はポートを必要としません。ユニット背面から出た低音振動をドロンコーンを利用して増幅します。ドロンコーンは振動板が重いため、サスペンション部分に硬くて丈夫な素材が採用されます。そのため、動きが制限されエネルギー効率が落ちてしまいがちです。
一方、SR-Bass™ 方式は振動板の一辺のみを固定することで動きの制限を解放し、ユニット背面から出た空気振動を最大限に活用して低域を拡張します。振動板の形状や素材に制限がないため、自由度の高いエンクロージャーデザインと幅広い設置方法に対応することができる、まさに革新的な低音増強方式です。
最適な音質バランスを実現するサテライト接続
VXSシリーズ『Sモデル』は、本体の背面にサテライト端子を搭載しています。フルレンジスピーカーを接続するとハイパスフィルターが自動的に設定されるため、フルレンジスピーカーとサブウーファーの周波数特性がスムースに繋がり最適なバランスで再生できます。サテライト接続には、使用するパワーアンプのチャンネル数を抑えるメリットもあります。さらにサテライト接続により、フルレンジスピーカーのLo-Z接続専用モデルをHi-Z接続のシステムに組み込むことも可能です。
インテリアに応じて柔軟な設置が可能
VXS3SB/ VXS3SWは壁、天井への取り付け、またVXS10S(W) / VXS10ST(W)は壁への取付が可能な専用金具を付属。VXS3SB / VXS3SWの場合、加えて別売のシーリングマウントアダプター「CMA3SB」「CMA3SW」を用いることで、天井や壁面に対してスピーカーをフラットに取り付け、スピーカーの存在感を最小限に留めることが可能です。
VXS10S(W) / VXS10ST(W)の場合、別売のUブラケット「UB-DXR8」を用いた天井への取付が可能です。
【VXS3SB / VXS3SW 設置例1】
付属金具を用いた取付例
【VXS3SB / VXS3SW 設置例2】
別売金具「CMA3SW」を用いた取付例
【VXS10S(W) / VXS10ST(W) 設置例1】
付属金具を用いた取付例
【VXS10S(W) / VXS10ST(W) 設置例2】
別売金具「UB-DXR8」を用いた取付例