QL5 Firmware V1.07(旧バージョン)
重要なお知らせ
- Danteネットワーク内では、ネットワークスイッチのEEE機能(*)を使用しないでください。
EEE機能に対応したスイッチ間では、消費電力の相互設定が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能しないスイッチもあります。 これにより、Danteネットワーク内の不適切な場面でスイッチのEEE機能が有効になってしまう可能性があり、クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があります。
そのため、以下の点にご注意ください。
1. マネージドスイッチを使う場合、Danteを使用するすべてのポートのEEE機能をオフにしてください。EEE機能がオフにできないスイッチは使用しないでください。
2. アンマネージドスイッチを使う場合、EEE機能に対応したスイッチを使用しないでください。 これらのスイッチはEEE機能をオフにできません。
* EEE (Energy Efficient Ethernet) 機能とは、ネットワークのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消費電力を減らす技術。グリーンイーサネットやIEEE802.3azとも呼ばれています。 - Dante-MY16-AUDをQLシリーズと組み合わせてお使いになる場合は、Dante-MY16-AUDのFirmwareをV3.3.9以降にアップデートしてお使いください。
- Mac用Dante Firmware Update Manager v1.4.5.7は、Mac OS X 10.6.8に対応していません。
Mac OS X 10.7.5, 10.8.5, 10.9をお使いください
Windows用Dante Firmware Update Manager v1.4.7.1は、Windows XPに対応していません。
Windows 7またはWindows 8/8.1をお使いください。 - アップデートする場合は、“QL5/QL1ファームウェアアップデートガイド”にしたがってアップデートしてください。なお、QL V1.07ファームウェアへアップデートするときにDanteファームウェアのアップデートは必要ありません。
- USBメモリーのルートディレクトリに拡張子 .PGMと.BINのファイルがすでにある場合は、すべて削除してください。特に、CL V1.70以降のファームウェアのファイル(C-MD1.BIN)が入ったままアップデートしてしまうと、TOUCH AND TURNノブが操作できなくなります。復帰するには、QLダウンロードファイルのディレクトリ(\ql*_firm107\NAME SUB(*は機種番号))にあるファイル(C-MD1.BIN)をUSBのルートディレクトリにコピーして、アップデートしなおしてください。
Yamaha QL series Firmware Update Overview
CL/QL/RIVAGE/R/Tioシリーズ Editor/Firmware/R Remote互換表
CL EditorやQL Editorを使用する際は、必ず下表に基づいてファームウェアと互換性のあるバージョンのEditorをお使いください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ振る舞いを引き起こす可能性があります。
Firmware Setは本体ファームウェアとDanteファームウェアのセットです。Firmware Setのバージョンは、本体ファームウェア(MAIN)のバージョンと同じです。Firmware Setの詳細は各ファームウェアのリリースノートを参照してください。
主なアップデート内容
V1.07
新機能
- ヘルプ機能に対応しました。
ヘルプファイルをヤマハプロオーディオウェブサイトからダウンロードしてお使いください。
改善点
- 本体を工場出荷時の状態に初期化したときに、CLやQLを複数台使用するシステムで初期設定のままでもワードクロック同期するように、ワードクロックの初期値をDANTE 48kとしました。
- Danteオーディオネットワーク設定も含めて初期化およびファームウェアアップデートしたときに、Preferred Masterの設定がオンになるようにしました。この設定は、コンソール本体の設定変更や再起動では変わらず、必要に応じてDante Controllerでオフにすることができます。この初期設定により、CLやQLのワードクロック設定をDante以外に変更した場合、そのコンソールが優先的にDanteネットワークのクロックマスターとなりクロック同期エラーを防ぐことができます。また、常時起動させる機器のPreferred MasterのみをDante Controllerでオン(他をすべてオフ)にして、マスターを明示的に指定することもできます。
- バンクセレクトキーでインプット系チャンネルからアウトプット系チャンネルに変更したときに、SELECTED CHANNEL VIEW画面のSENDフィールドがMIXタブからMATRIXタブに変わります。その後、インプット系チャンネルに戻ったときにMIXタブが表示されるようになりました。
- センズオンフェーダーセクションのMIX/MATRIX バスキーを押すと連動して、SELECTED CHANNEL VIEW画面のSENDノブに[TOUCH AND TURN]ノブで操作できるピンク色の枠が表示されるようになりました。
- 初期化した状態で、I/Oデバイス#1のOUTPUT PATCH画面にSTEREO チャンネルL/Rがアサインされるようになりました。
- Ro8-DのSYNC、SYSTEMのインジケーターに対応しました。
修正した不具合
- Port to Port機能を利用して、QLシリーズ内蔵HAをRシリーズのように外部QLシリーズまたはCLシリーズ(ファームウェアV2.03以降)からコントロールする場合における下記の不具合を修正しました。
・内蔵HA設定のリコールにて、外部コンソールからWith Recallをオンにできなかった不具合を修正しました。
・インプットチャンネルライブラリーをリコールしても、該当HA設定を正しくリコールできなかった不具合を修正しました。 - ユーザーレベルのMIXER SETUPをOFFにしていると、外部からDANTE PATCHを変えたときに、RioのHA REMOTEが機能しない不具合を修正しました。
- ゲストでログインしたときに、ユーザーレベルのCH OPERATIONやUSER DEFINED キーに割り当てたRECODERのDIRECT PLAYが正しく設定されないことがある不具合を修正しました。
- リンクグループのリンクパラメーターの変更が別のグループにも適用されてしまう不具合を修正しました
- グローバルペーストにて、ゲインコンペンセーションがオンからオフになるようペーストしたときに、ゲインの設定値が正しくペーストされない不具合を修正しました。
既知の不具合
- Dante ControllerでQLシリーズにDVS(Dante Virtual Soundcard)をパッチしている状態でQLシリーズを再起動してもパッチが再現されないことがあります。その場合はDante ControllerでDVSを再度パッチしてください。なお、Windows版の3.2.0より前のDVSでは、41CH以降のパッチがQLシリーズからできません。
- Dante PRIMARY/SECONDARY端子にDante機器をつながない状態でREDUNDANT/DAISY CHAINの設定を切り替えると、音声信号が送出されなくなります。Dante機器をつなぐか、QLシリーズの再起動で送出されるようになります。
お知らせ
- Dante Controllerでレイテンシーを設定する場合は、送信機器と受信機器で大きい(遅い)方の設定が有効になります。
- 以下のデバイスラベルはSUPPORTED DEVICE として認識するために使用します。
Y###-**********
# は0 ~ 9、A ~ F( 大文字) の16 進数3 桁(000 ~ FFF)
* は任意の文字( 英字( 大文字 または小文字)、数字、-( ハイフン) が使用可)
Y を含めて31 文字まで対応しています。
RシリーズについてはY###-で示されるIDがRシリーズ間でも重複しないようにしてください。 - QL V1.07ファームウェアにて、Port to Port機能を利用してQLシリーズ内蔵HAをRシリーズのように外部QLシリーズまたはCLシリーズ(ファームウェアV2.03以降)からコントロールする場合は、以下の点にご注意ください。
・内蔵HAを外部コンソールからコントロールできるのは、Port to Port機能を利用してQL5ではINPUT 1~32をDante Output 33~64にパッチしている場合のみです(初期設定)。同様に、QL1ではINPUT 1~16をDante Output 17~32にパッチしている場合のみです(初期設定ではパッチされていません)。
・外部コンソールにて、該当するHAに正しくパッチされていないときに、該当チャンネルのA.GAINノブ表示が消えます。その場合は、Port to Portなどのパッチを間違えていないか確認してください。
ライセンス合意とファイルのダウンロード
ソフトウェアのご使用条件
ヤマハ株式会社(以下「弊社」といいます)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約>を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。
本ソフトウェアをご使用いただく前に、本契約書を充分にお読みください。お客様が本ソフトウェアを使用可能な状態にされた(ダウンロード、インストールその他の行為を含むがこれに限定されない)時点で、本契約書にご同意いただいたものとみなします。ご同意いただけない場合は、ダウンロードまたはインストールを中止するか、本ソフトウェアのファイルを削除してください。
ソフトウェア使用許諾契約
著作権および使用許諾
弊社はお客様に対し、本ソフトウェアを構成するプログラム、データファイル及び、今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアッププログラム、データファイル(以下「本ソフトウェア」といいます)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。
これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアの所有権は、お客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社または弊社のライセンサーが有します。使用制限
本ソフトウェアは著作権を持つ情報を含んでいますので、その保護のため、お客様が本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすることは許されません。
本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布、または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。
本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送することも許されません。
本ソフトウェアを利用することにより入手できる著作権曲については、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可無く解除したり、電子すかしを改編したりすることは許されません。
また、本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信することや、弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げることは許されません。終了
本使用条件による使用許諾は、お客様が著作権法または本使用条件の条項に1つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。
その場合には、ただちに本ソフトウェアとその複製をすべて廃棄しなければなりません。製品の保証
本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。
弊社はそれ以上の保証はいたしません。
本ソフトウェアの品質と性能についての一切のリスクはお客様のご負担となります。お客様が本ソフトウェアを入手された後の本ソフトウェアの保存・管理については、弊社は一切責任を負いません。
お客様が入手された本ソフトウェアの消失については、その理由に関わらず弊社は再度供給する一切の責任を負いません。責任の制限
弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。
第三者のソフトウェア
弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、データファイルおよびそれに関するドキュメンテーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。
別の規定に従い取り扱われるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には、本使用条件にかかわらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などについては、以下の規定が適用されるものとします。
弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。
弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。
第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。
弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合も、一切責任を負いません。お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウエア」を意味するものとします。一般事項
本契約は、日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。万一、この使用許諾契約に関連してお客様と弊社との間で紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とします。
インストレーションマニュアル
旧バージョン
QL5 Firmware
- 旧バージョンの主なアップデート内容
- QL5 Firmware V5.01
- QL5 Firmware V5.00
- QL5 Firmware V4.51
- QL5 Firmware V4.50
- QL5 Firmware V4.10-2
- QL5 Firmware V4.04-2
- QL5 Firmware V4.02
- QL5 Firmware V4.01
- QL5 Firmware V4.00
- QL5 Firmware V3.11-2
- QL5 Firmware V3.10
- QL5 Firmware V3.02
- QL5 Firmware V1.08
- QL5 Firmware V1.07
- QL5 Firmware V1.02-2