MOXFシリーズ

5 main features

MOTIF XF sound quality

MOTIF XFのサウンドエンジンを継承

リアルなピアノ音色やエレクトリックピアノ音色に加え、シンセサイザー、管弦楽器、ドラムの音色など、フラッグシップシンセサイザー「MOTIF XF」の高品位でバリエーション豊かな波形を全て収録しています。中でも、CF3, S6B大きさの違うグランドピアノの音色を搭載し、使用シーンや曲調に応じて使い分けられます。また、XA(エクスパンデッド・アーティキュレーション)機能を搭載しており、レガートやトリルなどの生楽器独特の奏法を表現したり、シンセ系の音色の新たな演奏表現を生み出すことができます。

VCMエフェクト

エフェクトもMOTIF XF同等のものを搭載。有名なビンテージエフェクターを回路素子レベルまで解析しモデリングしたVCM(Virtual Circuitry Modeling)エフェクトはアナログコンプレッサーやEQ、フェイザーを通した音を、特長をうまく捉えて再現します。リバーブはヤマハの業務用エフェクターSPX2000譲りのREV-Xリバーブを搭載しています。これらのエフェクトはAD INPUTにかけることができ、例えばマイクを接続してボコーダー演奏できます。

フラッシュメモリーによる拡張機能を搭載

フラッシュメモリーエクスパンションモジュール「FL512M」「FL1024M」(別売)に対応しており、音色を拡張するライブラリ「Inspiration In A Flash」「CP1 Piano」※などを読み込むことで好みに応じて音色を追加できます。なお、フラッシュメモリーに読み込んだサンプル(波形データ)は、ウェーブフォームとして保存され、電源を切っても保持しておくことができます。

※「Inspiration In A Flash」「CP1 Piano」は『MOXF』製品ページよりダウンロードできます

アイディアを生み出すパフォーマンスモード

ピアノ、ドラム、ベース、ギターといった楽器を組み合わせたアンサンブル演奏を手軽に実現するパフォーマンスモードを使えば、ピアノを弾くように様々なジャンルで演奏できます。ロック、ジャズ、ラテン、ダンスミュージックなど、256種類のパフォーマンスを内蔵しており、曲やアレンジのアイディアを練ることができます。

手軽に使える内蔵シーケンサー

16トラックのシーケンサーを内蔵しており、本体だけで音楽制作できます。MOXFを演奏していて浮かんだフレーズを記録したい、そんなときは内蔵シーケンサーが重宝します。PCを立ち上げたり、接続や設定を確認したり、そんな手間は必要ありません。メトロノームに合わせて演奏し、そのまま録音するリアルタイム録音、一音ずつ音符と音程を入力していくステップ録音をフレーズの種類によって使い分けられます。パフォーマンスモードでのアンサンブル演奏は「REC」ボタンを押せばそのまま録音可能。インスピレーションを逃しません。

DAWソフトウェア「Cubase AI」などとのインテグレーション

DAWとの連携を容易にする、リモート機能や専用エディターをバンドル

音楽制作に必要なソフトウェアを全てバンドルしています。Steinberg社製「Cubase AI7」(ダウンロード版)を核に、MOXFの音色設定をエディットする「MOXF Editor」、VSTiのパラメータをMOXFのノブでコントロールする設定をする「MOXF Remote Editor」、PCとの接続設定を自動で行ってくれる「Remote Tools」などでCubaseでの操作をより便利にしてくれます。

なお、付属の「Cubase AI」は、最新の「Cubase AI 7」ですので、「VOCALOID™ Editor for Cubase NEO」と「VOCALOID™3」対応歌声ライブラリ(いずれも別売)を追加すれば、話題の「VOCALOID™(ボーカロイド)」を使った楽曲制作も手軽に楽しむことができます。

USBオーディオMIDIインターフェース機能

MOXFとPCを一本のUSBケーブルで接続することで、オーディオとMIDIのやりとりができます。 MOXFの4 in 2 outのオーディオインターフェース機能により、MOXFのAD INPUTに接続したマイクやギターをCubase AI 7で録音したり、Cubase AI 7で立ち上げたソフトウェア・シンセサイザーの音をMOXFから出力できます。MIDIインターフェース機能も活用し、MOXFの鍵盤でソフトウェア・シンセサイザーを弾き、その音をMOXFから出すことができます。

Cubase AI

Cubase AIはSteinberg社のDAW(Digital Audio Workstation)ソフトウェアでヤマハ音楽制作機器との連携機能を強化させたものです。32オーディオトラック、48MIDIトラックを扱うことができ、VSTエフェクトはもちろん、16個のVSTインストゥルメンツを使用可能です。譜面入力やスコア作成、ミックスでオートメーションなど音楽制作に便利な機能を装備しています。

DAWソフトウェアのリモートコントロール

MOXFのRemoteモードでは本体のノブを使って、VSTiのパラメータなどをコントロールできます。MOXFのダイヤルはAIノブとして機能し、マウスオーバーした任意のパラメータをコントロールできます。Cubase以外のDAWのテンプレートも用意しており、リモートコントローラーとして機能します。

Steinberg社VSTi Prologue

Prologueは音抜けがよくリッチな音が鳴るVA系のVSTiです。3VCO、マルチモードフィルター、4EG、2LFOに加え、モジュレーションマトリクスとエフェクターも内蔵していますが、UIは直感的で迷いなく音作りできます。最大同時発音数は128と十分です。

YC-3B トーンホイールオルガン

YC-3Bはトーンホイール型のオルガンを再現したVSTiです。64のプリセットを持っており、好みの音色にエディットしたものは、プリセットと同様に保存できます。

演奏とユーザーインターフェース

使いやすいユーザーインターフェース

16個のナンバーボタンを使って、目的の音色をダイレクトに選択することができます。また、さまざまな楽器ごとに分類されているボイスまたはパフォーマンスは、カテゴリーサーチ機能を使うことで簡単に呼び出すこともできます。さらに、レイヤー、スプリットをワンボタンで作成できる「パフォーマンスクリエーター」機能を搭載しており、演奏中のアイディアをシンプルな操作で実現できます。

強弱をつけやすく演奏表現力を格段にアップする高品位な鍵盤

『MOXF8』は、88鍵のGHS鍵盤を採用しており、低音域は重く、高音域にかけて徐々に軽くなるアコースティックピアノのような自然なタッチ感を実現します。

気軽に持ち運べる軽量設計

MOXF8:14.9kg とリハーサルやライブに気軽に持ち運べる軽量設計。MOTIFシリーズより50%も軽量化しました。