ソプラノ
リコーダーは、「誰が吹いても音が出る」という意味で取り組みやすく、一方では、自らの息で音色を作り、指で確かな音程を見つけなくてはならないなど奏者に表現力を要求する側面を持った楽器です。学びやすく、かつ豊かな情操や表現力が身につきやすいため、小、中学校の音楽教育現場に導入する楽器として、最も理想的なもののひとつと言えるでしょう。ヤマハでは、学校で多く使われることを前提にし、扱いやすさと木製リコーダーにも匹敵する高い音楽表現力を併せ持ったABS樹脂製リコーダーを開発しました。永年にわたる楽器作りで培ってきたノウハウを活かし、まろやかで、しかも張りのある美しい音色と演奏のしやすさを両立させました。アンサンブル演奏の際にも音がきれいに融合し、澄んだ響きが得られます。
製品情報
特長
お子さまの明るい未来のために
おとうさん、おかあさん、先生がたへ
学校の授業やクラブ活動などで使用する楽器だからこそ、ヤマハは原料調達から製造にいたるまで安全・安心な商品をお届けできるようさまざまな配慮をしています。
各国の安全基準に適合する安全な原料調達(2023年7月現在)
リコーダー本体の素材であるABS樹脂には、鉛やフタル酸エステルなど有害な物質を含むものもあります。ヤマハのリコーダーに使われているABS樹脂は、各国の安全基準に適合する安全な素材を使用しています。
• 食品安全衛生法(日本)…器具・玩具の基準をクリアしています。
• EU reach(欧州)…規制対象外ながら規制(鉛、フタル酸エステル)をクリアしています。
• CPSIA(米国)…フタル酸エステルの規制値をクリアしています。
安全に配慮したパーツ組立
ヤマハリコーダーは、部品の組み立てに可能な限り接着剤を使用しないよう配慮されています。ソプラノおよびアルトリコーダーの一部品番(YRS-2X、YRA-2X)はすべて部品組み込み式、それ以外のモデルは超音波溶着での部品接合で組み立てを行っています。
*超音波溶着ができない部品(テナー・バス)については一部接着剤を使用しておりますが、リサイクル材を利用したフタル酸エステル不使用の安全な接着剤です。
ISO9001規格に準拠した品質マネジメントシステム
ヤマハの品質管理システムは世界的な品質マネジメントシステム規格である「ISO9001」を順守しており、BV(Bureau Veritas – フランスに本社を置く国際的な規格認証会社)によって認証されています。この品質管理システムは各国のヤマハの工場全てで適用されており、厳格な基準をクリアしたものだけが製品として出荷されます。
地球環境にやさしい付属ケース
付属ケースは植物由来の布で作られています。
運指について
孔の大きさが異なる2つのタイプ、バロック式とジャーマン式があり、F音(ハ長調のファ) の運指方法(押さえ方)が異なります。
ウインドウェイのタイプ
息の吹き込み口(ウインドウェイ)の形状は、ストレートとアーチ型の2つのタイプがあります。
- ストレート・ウインドウェイ(YRS-27III/28BIII):吹きやすく、澄んだ柔らかい音色が出るのが特長です。
- アーチ型・ウインドウェイ:吹き心地にある程度の抵抗感を持たせることにより、息のコントロールをしやすくしました。張りのある輝かしい音色が出るのが特長です。
取り付けタイプ指掛け
ABSリコーダー(ソプラノ、アルト、テナー)には取り付けタイプの指掛けが付属しています。奏者の手に合わせて取り付けることができ、リコーダーの安定を助けます。(バスリコーダーの指掛けは固定式です。)
300シリーズ(YRS-301Ⅲ/302BⅢ/321/322B/323/324B)
ヤマハリコーダー300シリーズは、高い品質を持ち、ソプラニーノからバスリコーダーまで幅広いラインナップを揃えております。
アーチ状のウィンドウェイを採用し、木製リコーダーに勝るとも劣らない吹き心地と澄んだ美しい音色が特長です。
また300シリーズにはバリエーションとして、ローズウッドや黒檀(エボニー)の木目模様を精緻に再現した木目調仕上げのモデルもございます。
製品の色は実際の色と若干異なる場合があります。