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国府弘子の新・ピアノ一丁!∼ピアノへのラブレター∼

威勢のいいタイトルで登場させていただきました、どうぞヨロシク!ちなみにこれは1995年のエッセイ集のタイトル(それで今回「新」が付いているというわけ)。ピアノとともに東奔西走喜怒哀楽。果たしてこの歳月は自分をどれくらい成長させてくれたのか?はたまた老いに向かっているのか? 20年前には手書きの原稿用紙、今はパソコンを打ちながら、私のピアノライフを綴ります。

(毎月1日、15日頃更新。※更新日は、都合により前後する場合がございます。)
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pianist 国府弘子

pianist 国府弘子
ピアニスト/作・編曲家。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、単身渡米しジャズ修行。帰国後1987年のデビュー以来、第一線で活躍し、アルバムの制作、ライブでのパフォーマンス、テレビやラジオのDJをはじめ活字メディアにもエッセイを寄稿するなど多彩な活動で全国的な人気を集める。 幅広い表現力を持ったインプロヴァイザーとして、音楽シーンをリードしてきたジャズ・ピアニストであり、また温かく心に響くメロディーを創造する作曲家としても評価が高い。2015年1月にピアノソロアルバムをリリースします。

No.2“ヒロコ流ピアノパーティ”を育んでくれた STB139の贅沢空間

2014.05.30更新

東京・六本木のライブレストラン「STB139」のクローズが決まり、万感の想いでラス トステージを終えました。
一度でもライブを聴きに訪れたことのある人なら、蔦とレンガの外観、開放感あふれる吹き抜け空間に心が踊ったことでしょう。贅沢かつフレンドリー、広々としているのにどの席からもステージが近く、料理もお酒も美味しく・・・私も客席で随分エンジョイしましたが、何といってもパフォーマーとして得た経験はあまりにも大きく、ここで重ねた20回弱の自主ライブ「ひろこ倶楽部」が“自分流のハッピースタイル”を作ってくれた、と感謝の想いでいっぱいです。

STB体験前と今とで、ステージに立つ自分の姿勢は随分変わったと思います。30代までは「発表会(一方通行)」それ以後STBで覚えたのは「ショー(一体感)」。客席の笑い声も手拍子も涙もダイレクトに届く場所だからこそ、うんと幸せな人達を見たいし、幸せな自分を見せたい。これからも様々な場所で、それをめざして修業していきます。これは個々の自由なんだけど、私が思うに、ピアニストもただ上手に弾くだけじゃなく、歌手のようにお客さんとしっかり向き合って、楽しく対話すると、自分が開放される気がしませんか!

STB139の外観

2000年6月、自身の結婚報告ライブにて

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ピアニスト/作・編曲家。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、単身渡米しジャズ修行。帰国後1987年のデビュー以来、第一線で活躍し、アルバムの制作、ライブでのパフォーマンス、テレビやラジオのDJをはじめ活字メディアにもエッセイを寄稿するなど多彩な活動で全国的な人気を集める。 幅広い表現力を持ったインプロヴァイザーとして、音楽シーンをリードしてきたジャズ・ピアニストであり、また温かく心に響くメロディーを創造する作曲家としても評価が高い。2015年1月にピアノソロアルバムをリリースします。
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