MTX-MRX Editor V4.0.1 for Win10 and firmware V4.00 (旧バージョン)

  • Windows 10 OSビルド1903以降でMTX-MRX Editor V3.4.0以前のバージョンを使用する場合、「Device Configuration Wizard」でMTX、MRX、PGM1, MCP1やDCPを選択してから[Finish]ボタンをクリックすると、”データ送信に失敗しました”というメッセージが表示されることがあります。
    このときDCP等のコントローラーがプロジェクトに追加されないという不具合が発生します。この問題を回避するには、最初に「Device Configuration Wizard」でMTXやMRXなどのプロセッサーのみ先に設定して「Device Configuration Wizard」を終了します。そのあとに「Device Configuration Wizard」を再度立ち上げてMCP1、PGM1、DCPなどを追加します。
    過去のプロジェクトファイルの読み込みは問題ありません。
  • Firmwareの更新方法はMTX/MRXシステム ファームウェア アップデートガイドをご覧ください。
  • 機器のFirmwareを使用中のEditorと互換性のないバージョンにアップデートする場合は、Firmwareをアップデートする前に稼働中のMTX/MRXシステムと同期処理をして、データをプロジェクトファイルとして保存しておいてください。最新バージョンのMTX-MRX EditorでFirmwareをアップデートしたあとに、機器の初期化を実施してください。そのあと、保存したプロジェクトファイルをMTX-MRX Editorで開いて、同期処理を実施してください。
  • Dante機器(MTX5-D、MRX7-D、PGM1およびXMVのDanteモデル)を初期化する場合、Dante端子からケーブルを外すか、初期化する機器以外の機器の電源をオフにした状態で実行することをお勧めいたします。電源がオンの状態の機器がつながったまま初期化を実行すると、初期化にかかる時間が長くなります。
  • SDメモリーカードを抜き差しする場合は、必ず本体の電源スイッチをオフにしてから実施してください。SDメモリーカードに保存されているデータの破損の原因になることがあります。
  • Firmwareをアップデートしたあと、MTX-MRX EditorでCompletedと表示されても本体のインジケーターが点滅しているあいだは電源を切らないでください。
  • 故障などで機器の入れ替えをする場合は、新しく入れる機器を初期化し、IDやディップスイッチの設定を適切にしてからMTX-MRX Editorから機器に再同期してください。
  • MTX-MRX Editorのダイアログ上で名称などを入力し、変換/確定をする前にフォーカスを移動させると、該当ダイアログでキーボード入力を受け付けなくなります。ダイアログを一回閉じるとキーボード入力を受け付けるようになります。
  • MTX-MRX Editorで以下のような文字を名称として設定しないでください。
    & < > “ ‘ / $’ 改行コード (\n) タブコード (\t)
    表示が消えたり、文字が化けたりする原因となります。
  • MTX Editor V1.0.xで作成したプロジェクトファイルをMTX Editor V1.1.x以降やMTX-MRX Editorで開いた場合、プリセットの「SD Song Select & Play」で選択した[Play]が[No Assign]に変更されます。この場合、すべてのプリセットの[No Assign]を[Play]に設定しなおしてください。
  • Danteネットワーク内では、ネットワークスイッチのEEE機能(*)を使用しないでください。
    EEE機能に対応したスイッチ間では、消費電力の相互設定が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能しないスイッチもあります。 これにより、Danteネットワーク内の不適切な場面でスイッチのEEE機能が有効になってしまう可能性があり、クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があります。
    そのため、以下の点にご注意ください。
  1. マネージドスイッチを使う場合、Danteを使用するすべてのポートのEEE機能をオフにしてください。EEE機能がオフにできないスイッチは使用しないでください。
  2. アンマネージドスイッチを使う場合、EEE機能に対応したスイッチを使用しないでください。これらのスイッチはEEE機能をオフにできません。
  • *EEE (Energy Efficient Ethernet) 機能とは、ネットワークのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消費電力を減らす技術。グリーンイーサネットやIEEE802.3azとも呼ばれています。
  • MTX-MRX EditorがDanteのパッチ設定変更を数十台に実施するような設定になっている場合、同期が完了(MTX-MRX EditorがTo DeviceでOnline状態に移行)しても実際にパッチが適用されて音が出るまでには数分かかることがあります。

このzipファイルは以下のソフトウェアを含んでいます。

  • MTX-MRX Editor V4.0.1
  • MTX3 Firmware V4.00
  • MTX5-D Firmware V4.00
  • MRX7-D Firmware V4.00
  • EXi8 Firmware V4.00
  • EXo8 Firmware V4.00
  • XMV シリーズ Firmware V4.00
  • MCP1 Firmware V4.00
  • PGM1 Firmware V4.00
  • Dante Firmware Update Manager V3.10.6.2
  • MTX5-D Dante Firmware V4.0.9.1-4.0.3.7-2.0.9-1.1.7
  • MRX7-D Dante Firmware V4.0.9.1-4.0.3.7-2.0.9-1.1.7
  • XMV シリーズ Dante Firmware V4.0.9.1-4.0.3.7-2.0.9-1.1.7
  • PGM1 Dante Firmware V4.0.9.1-4.0.8.4-1.0.4

※インストーラーを実行するときはzipファイルを解凍してご使用ください。

アップデート後の注意

Dante Firmware V3.8.0.24-3.5.1.8-1.2.2より前のバージョンで、DanteのLatencyを1msec未満で運用していた場合、Dante Firmwareをアップデートすると音が歪む場合があります。Dante Firmwareをアップデートしたあとに、下記のいずれかを実施してください。

  • 機器本体の初期化をする。
  • Dante Controllerの「Device View」ウィンドウの「Device Config」タブにある「Clear Config」を実行する。
  • MTX-MRX Editorの「Dante Information」ダイアログで「Latency」を一度ほかの値に変更してから再設定する。
  • Dante Controllerの「Device View」ウィンドウの「Device Config」タブで「Latency」を一度ほかの値に変更してから再設定する。
Note:

Danteファームウェアのアップデート実行中に"Unsupported"と表示されてアップデートができない場合、関連ダウンロード内の Dante Transition Firmware (MTX/MRX/XMV) に一度アップデートした後、もう一度希望するバージョンのDanteファームウェアへのアップデートを実行してください。

MTX Editor / Firmware / Wireless DCP / ProVisionaire Touch / Tio1608-D / R Series (Rio/Ri/Ro) 互換表

ご使用の際は下記対応表を参照のうえ互換性のあるバージョンでご使用ください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使った場合、誤動作の原因になることがあります。

互換表

MTX-MRX Editor V4.0.1

修正した不具合

  • 「Synchronization」ダイアログで[From Device]、または「Go online ‒ From devices」を実行すると、「Preset」ダイアログのRecall Filterの設定がMTX-MRX Editorに反映されない不具合を修正しました。
  • 「MCP1」ダイアログで[SD Song Select & Play]や「PGM1/PGX1」ダイアログの[SD Message]でマルチバイトのフォルダー名やファイル名を含んでいると、再生ができない不具合を修正しました。
  • MRX7-Dの「MRX Designer」ウィンドウ上に複数の「Source Selector」コンポーネントを配置したとき、「Digital Control Panel」ダイアログを使用すると[Source Select]タブにある[COMPONENT]リストに「Source Selector」コンポーネントが正しく表示されないことがある不具合を修正しました。
  • その他、軽微な不具合を修正しました。

MRX7-D V4.00 / MTX5-D V4.00 / MTX3 V4.00 / XMV V4.00 / EXi8 V4.00 / EXo8 V4.00 / PGM1/PGX1 V4.00 / MCP1 V4.00

  • 新機能、修正などはありません。

既知の不具合

  • Dante ControllerでDevice Latencyを2msecや5msecに設定しても、MTX-MRX Editor上で1msecと表示されることがあります。正しい値についてはDante Controllerでご確認ください。
  • MCP1のスイッチにExternal Eventを割り当てたあと、MCP1のファームウェアをV3.41以前にダウングレードすると、MCP1の画面遷移ができなくなります。
    ダウングレードしたときは、ファームウェアと互換性のあるMTX-MRX EditorでMCP1を再設定してください。

お知らせ

  • MTX/MRXシステムのDanteモデルではDante Brooklyn IIまたはDante Ultimoを使用しています。
    使用しているオープンソースライセンスについては、Audinate社のウェブサイト(英語)をご覧ください。
    https://www.audinate.com/software-licensing
  • Dante Domain Managerサーバー(DDMサーバー)に接続している場合、レイテンシーは、10.0ms、20.0ms、40.0ms に設定されることがあります。設定は Dante Controllerを使用します。MTX-MRX Editor からはこれらの値には設定できません。
  • DDM上でDante対応XMV シリーズのモデル名が XMVxxxx-D と表示されます。
  • Dante対応モデルでは、Dante Device Labelを任意に変更して運用できます。変更するにはDante Controllerを使用してください。
    ただし、先頭の5文字はUNIT IDで決まる機器識別用の領域ですので変更しないでください。6文字目以降を任意に変更できます。
    また、この製品に限定されないDante機器共通の仕様としてDante Device Labelには下記ルールがあります。
    • 任意の文字(英字(大文字 または小文字)、数字、-(ハイフン))が使用可能です。
    • 31文字まで対応しています。
  • 外部から供給されるクロックソースの周波数を変更したときはMTX-MRX EditorかDante Controllerを使ってDanteのワードクロック設定も変更してください。
    MTX-MRX Editorで設定変更をする場合は、MTX-MRX Editorの「Word Clock」ダイアログでSystem Word Clock Fsを適切に選択し、「To Device」で同期してください。
    Dante Controllerでの変更方法は、Dante Controllerのヘルプもしくはユーザーガイドを参照してください。
    Danteのワードクロック設定を追従させることは、システム内の一部に意図しない変化が起こった場合に全体に波及して大きなトラブルになる可能性があるため、今後も行ないません。
  • DanteのAES67モードやDevice Lockを利用するときには、MTX-MRX Editorの[Dante Controllerの設定を優先する]チェックボックスにチェックを入れることをおすすめします。
  • Tio1608-D(ファームウェアV1.03-2以前)をMTX/MRXシステムに組み込んだ場合、Tio1608-DはCL、QL、TFとMTX-MRX Editorは同時接続できません。
    また、Tio1608-DやRシリーズ(AD/DA)をMTX/MRXシステムに組み込んだ場合は、MTX-MRX EditorとR-Remoteは同時接続できません。
OS Windows 10 (32bit/64bit)
CPU Core i3/5 以上
メモリー 4GB 以上
ハードディスク 230 MB 以上(インストール時480MB 以上)
ディスプレイ 1024 x 768 pixels 以上
Other Bonjourがインストールされていること, Ethernet(1000BASE-T or higher)

*BonjourはAppleのサポートページからダウンロードできます。
https://support.apple.com/kb/DL999

ヤマハ株式会社(以下「弊社」)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、ソフトウェア使用許諾契約(以下「使用許諾契約」)を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

お客様が本ソフトウェアをダウンロード、インストール、コピー等された場合、またはインストールされた本ソフトウェアを使用された場合には使用許諾契約に同意されたものとしますので、必ず下記の条項を充分お読みください。ご同意いただけない場合は、ダウンロード、インストール、コピー等を中止するか、インストールしたファイルを削除してください。

1. 著作権および使用許諾

弊社はお客様に対し、使用許諾契約に基づいて配布されるプログラム、データファイル及び今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアップ(以下「本ソフトウェア」)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアや、本ソフトウェアの使用から得られるデータの所有権はお客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社およびライセンサーが有します。

2. 使用制限

お客様は、本ソフトウェアの利用にあたり、以下の行為を行なってはなりません。

  • 本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすること(ただし、法律により明示的に許可されている場合を除く)。
  • 本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくること。
  • 本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送すること。
  • 本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信すること。
  • 弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げること。
  • 正当な保有者から許可を得ている場合またはその他の法的な権限を有する場合を除いて、著作権その他の財産的権利により保護された物の権利侵害となる様態にて本ソフトウェアを利用すること。
  • 本ソフトウェアにより使用または入手できる著作権曲について、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可なく解除したり、電子すかしを改編したりすること。

3. 終了

使用許諾契約はお客様が本ソフトウェアをお受け取りになった日に発効します。本契約は、お客様が著作権法または本契約に定める使用条件の条項に一つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。その場合には、ただちに本ソフトウェアの使用を中止し、その複製および付帯文書をすべて廃棄しなければなりません。

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本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。弊社はそれ以外の保証はいたしません。
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5. 責任の制限

弊社の責任は使用許諾契約で定める許諾を供与することのみに限定されるものとします。弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。

6. オープンソースソフトウェア

本ソフトウェアには、オープンソースライセンス(GNU General Public License、Lesser General Public License を含むが、これに限定されない)を伴うソフトウェアまたはこれを改変したもの(以下「オープンソースソフトウェア」)が含まれる場合があります。オープンソースソフトウェアのご使用は、各権利者の定めるライセンス条件に従っていただくものとします。なお、本契約と各オープンソースライセンスとで矛盾する内容が規定されている場合、矛盾する箇所に限り、該当するオープンソースライセンスの内容が優先して適用されます。

7. 第三者のソフトウェアおよびサービス

弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、サービス、データファイルおよび関連文書(以下「第三者ソフトウェア」)を提供する場合があります。弊社が第三者ソフトウェアであることを示した場合、お客様はその第三者ソフトウェアに付随する契約条項に拘束され、第三者ソフトウェアの提供者が全ての保証その他の責任を負うことを理解し同意するものとします。弊社は第三者ソフトウェアに関する一切の責任を負いません。弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。

お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限

U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:
The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウェア」を意味するものとします。

8. 一般事項

本契約は、日本法(法の抵触に関する原則を除く)の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。また、弊社とお客様との間で問題が生じた場合には、弊社とお客様が誠意をもって協議し、協議しても解決しない場合は、東京地方裁判所を専属管轄裁判所とします。本契約の規定のいずれか、または、ある規定の一部分が管轄権を有する裁判所または行政機関によって不法、無効、執行不可能とみなされた場合や、当該の規定(または規定の一部分)が使用許諾契約全体の基本的性質に合致しないと判断された場合も、残りの規定(該当する規定が含まれる条項の残りの部分も含む)の合法性、妥当性、法的効力は影響を受けません。お客様からの全ての法的通知は書面でなされるものとし、下記に記載の住所まで書留郵便で送付されるものとします。

〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ株式会社

9. 完全合意

本契約の契約条件は、お客様と弊社の間の完全な合意から成るもので、この件に関する従前のすべての認識や合意に取って代わるものとします。

10. 契約の変更

弊社は、独自の判断で本契約を変更することができます。変更後の契約の効力は、変更後の契約に対してお客様が同意、または変更日以降、本ソフトウェアを使用したときから発生するものとします。

最終更新日:2020年1月28日