DZR / DXS XLF Series
On the design of the DZR/DXS XLF Series
Yamaha’s design team share insight on the inspiration behind the development of this new series’ lineup.
DZR/DXS XLFシリーズのデザインを担当したYves Plattard のコメント
従来のラインナップ(DSR / DXR / DBRシリーズ)の設計・開発を通じて、シンプルでフレキシブルなエンクロージャーこそが様々なシーンで高い訴求力を発揮し、結果的にSR市場で広く受け入れられるであろうということを確信していました。
一方で、そのシンプルさを追及するヤマハスピーカーの設計哲学との一貫性を保ちつつも、いかに新開発のスピーカーの持つ高いパワーと優れたパフォーマンスを精妙に表現できるデザインにするか、これがDZRの設計全体にわたって重要なポイントでした。
実際に当初のデザイン案から「シンプルな堅実さ」をコンセプトの中心に据えながら長期に渡って試行錯誤を繰り返し、自分たちのビジョンである「サウンドプロフェッショナルにとって理想的なスピーカー」を妥協することなく実現することができたと考えています。
ヤマハにしか作れない、ヤマハならではのスピーカーラインナップ
DZR/DXS XLFには、これまでにヤマハが培ってきた音響、電気、そして最先端のオーディオネットワーキングと独自のDSP信号処理など、あらゆる技術的要素を結集しました。
新しいプロフェッショナル用のSRスピーカーのラインナップだと自負しています。世界中に販売、R&D拠点をもち、長きに渡る経験・技術と品質管理のバックボーンがあるヤマハならではのラウドスピーカーです。
先行モデルのDSR/DXRに寄せられてきた多くのフィードバックや要望に応えるのはもちろんのこと、このDZRシリーズはよりプロフェッショナルなユーザーが規模の大きな会場で使うことをターゲットにしました。
現場性能を確かめブラッシュアップするために、試作段階から野外音楽フェスやホールなどに持ち込んで、大音圧で長時間あらゆる音源で鳴らしこむなどの過酷なテストを行ってきました。
そしてこれまで以上に、音のプロがスピーカーに本当に望んでいることは何か?というビジョンを固め、完成度を高めて送り出すことができました。
サブウーファーDXS XLFならびにCXS XLFシリーズは今回のラインアップの中でも特にパワーを注ぎました。Extended Low Frequencyのコンセプトを具現化するために、デジタル、電気、音響各分野のあらゆる要素を結集し、これまでのラインアップとは一線を画する力強い低域再生能力を実現しました。