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1台で複数人を明瞭に収音する「オートボイストラッキング」機能

1台のマイクロフォンを共用する場合、次のような経験はありませんか?

❌️話者の声だけでなく周囲の部屋鳴りや雑音も大きく拾ってしまう
❌️毎回、設置場所や向きに気を使わないといけない。
❌️座席によって音声の明瞭度が低い場所がある。

遠隔会議に限らず、マイクロフォンでの話者の収音は、明瞭な音質を得ようとすると指向性の把握や周囲の不要な音が入らないよう設置位置にも気を使う必要があります。そこで、ヤマハはマイクロフォンに発話音声の自動追尾機能を搭載しました。専門的な音響ノウハウを必要とせず、気軽に設置でき、簡単に明瞭な音で収音できます。

遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション「ADECIA」のテーブルトップアレイマイクロフォン「RM-TT」では、話者の自動追尾機能として「オートボイストラッキング」機能を搭載しています。4つのマイクユニットを搭載し、“話者方向のみ収音する”という動作を行い、話者が複数人でもそれぞれ明瞭に収音できます。この機能は人の声のみに作用し、ノイズには反応しないため、話者の音声だけを明瞭に遠隔地へ届けることができます。(図1)

図1

遠隔会議で多く採用されているマイクロフォンとして、無指向性タイプがあります。360度どの方向からも集音できるので、1台のマイクロフォンで複数人数を集音できます。しかし壁や天井からの反射音や空調などのノイズも集音しやすく環境によっては明瞭性が落ちます。(図2)

図2

一方でハンドマイクのような集音範囲が限定されたタイプは、単一方向のみを集音するので明瞭な音質が得やすいですが、集音範囲が狭いので人数分のマイクロフォンを用意する必要があります。(図3)

図3

そこでテーブルトップアレイマイクロフォン「RM-TT」は、無指向性マイクロフォンと同等の収音範囲と、「オートボイストラッキング」機能を搭載しているため、複数人の収音を簡単に良い音質で行えます。さらに、例えば図4のようなプレゼンターと受講者のようにテーブルが分かれている場合、「RM-TT」は指向性を固定にするモードも備えているため、プレゼンター方向は固定設定、受講者側は自動設定というように、会議環境に最適な収音方法を選択することができます。

図4

以上「オートボイストラッキング」機能についてご紹介しました。

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