「遠隔会議お役立ち情報」アーカイブ
より明瞭な音声を届けるためには? 話者とマイクの距離に関する基礎知識
遠隔会議に参加して、自分の発言が相手方に伝わらず戸惑われた経験はありませんか?
それは“届けたい声”以外に、自室に思わぬ音が存在して聞きとりやすさが低下してしまっているのかもしれません。
不要な音の問題を解決し、遠隔会議において声を聞きやすく届ける要素の一つは、話者からマイクの距離と位置の関係です。
オンマイクとオフマイク
話者の口元にマイクが近いことをオンマイク(図1左)、遠いことをオフマイク(図1右)といいます。
オフィス会議室での遠隔会議では、参加者が複数人いるとマイクをテーブル中央に配置してのオフマイク収音が一般的です。
オフマイクは声以外に様々な音が飛び込む可能性がある
オフマイクの環境では、部屋の壁や天井で反射した声がマイクに収音されることで、聞きとりやすさが低下しやすくなります。さらに空調の音などの雑音が入ることで“届けたい声”が埋もれてしまう可能性もあります。
一方で、オンマイクはそれらを避けられますが、話者それぞれにハンドマイクを用意したり、発言ごとに手渡す必要があったりと手間がかかります。
ではどうすればいいでしょうか…?
オフマイクの弱点をヤマハは様々なテクノロジーで解決!
収音方向を話者に限定(オートボイストラッキング)
テーブルトップアレイマイクロフォン『RM-TT』は、話者に収音方向を向ける「オートボイストラッキング」機能を搭載しています。これにより、オフマイクで使用しても、話者以外の不要な方向の収音を避け、聞き取りやすさの低下を防ぎます。
1台を複数人で使う際にも、発話方向に自動追従して収音するため、遠隔地には話者それぞれの声が明瞭に届きます。(図2)
さらに『RM-TT』は、ノイズリダクション機能で空調ノイズを、残響抑圧機能で反射音を軽減します。マイク本体にDSPを内蔵しているため、大規模な会議で、複数台を別々の場所に設置した際にも、それぞれの場所ごとに適した処理を自動で行い、聞きやすい音声を遠隔地に届けます。
今回は話者とマイクの距離(オンマイク/オフマイク)が、遠隔会議での聞きとりやすさにどう影響するのかを解説いたしました。実際に音をご体験いただける「毎週火曜日開催! ADECIAオンラインデモ」もご利用ください。
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関連情報
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