放送
信頼性とパフォーマンス
放送業界をはじめとしたプロの現場では、障害や不具合のある製品は大きな事故につながる可能性があります。スタジオの規模にかかわらず、そこで使用される機器は最高品質と徹底した信頼性が求められます。ヤマハは半世紀以上にわたり、失敗の許されない様々な音響制作の現場に機器を提供し、その揺るぎない信頼性で高い評価を受け続けてきました。障害や誤動作の許されない環境で広く使用されていることが、その信頼性を如実に物語っています。コンパクトかつ多機能で使い勝手の良いラインナップは、十分な機能を備え、小さなスタジオや中継車のような限られたスペースでも最高のパフォーマンスを発揮します。
信頼性と高品質
トラブルなく放送を続け、思い通りの放送を実現するには、機器の信頼性が徹底して高くなければなりません。ヤマハの音響機器は、長期にわたる安定した運用実績があります。また、万全なサポート体制により、緊急時でも安心してご使用いただけます。
よりコンパクト、より機能的
ヤマハのデジタルコンソールは、放送局でも広く使われています。コンパクトながら多彩な機能と、そのサイズからは想像できないほどの入出力チャンネル数を誇り、放送に特化した便利な機能も搭載しています。新しい「DM7シリーズ」では、別売オプションのBroadcast Packageソフトウェアを追加することで、さらに放送用に最適化することができます。また、Dan Duganオートマチックミキサーは、トークショーやロケ放送のオペレーションをより信頼性の高いものにします。
柔軟性と接続性
ヤマハのプロオーディオ機器が選ばれるもう一つの理由は、様々なタイプのオーディオネットワークや、MADI、AES/EBUとの相互接続性です。ヤマハのデジタルミキサーやプロセッサーにはI/Oカードスロットが装備されており、さまざまなフォーマットへの接続が容易で、既存のシステムともシームレスに統合できます。また、我々のデジタルミキサーは、Shure、Sennheiser、Sonyなどの他社製ワイヤレスマイクのモニターやコントロールにも対応し、システムの拡張性と使い勝手の良さも特長です。
アプリケーション例
1. スタジオライブ制作
スタジオでライブ演奏を録音・放送するためのシステムです。デジタルミキシングコンソール「DM7 Compact」はコンパクトながら72チャンネルのミキシングが可能です。オプションのBroadcast Packageソフトウェアを使用すれば、Mix Minus機能を使用したり、ラウドネスメーターでモニターすることが可能になります。
2. 小型音声放送スタジオ
主にラジオのようなトーク番組の収録や放送に使用されるスタジオです。コンパクトなデジタルミキシングコンソール「DM3」は必要十分な入出力を装備。Danteオーディオネットワークで周辺機器と接続することで、「DM3」を中心とした柔軟で拡張性の高いシステムを構築できます。
3. 中継車
5.1chサラウンド・ミキシング、モニター・コントロール、GPI経由のタリー信号に追従して音声と映像を連動させるオーディオ・フォロー・ビデオ機能など、多彩なオーディオ・ミキシング機能をコンパクトな「DM7」に搭載。様々なフォーマットの入出力カードを装着可能なI/Oラック「RSio64-D」を組み込むことで、様々なフォーマットをDanteに変換可能です。柔軟な接続性を持ったシステムを実現します。