C3X espressivo
喜怒哀楽を語りつくそう。
感情のあやを、想いのひだを、
音に宿して語りうること。
C3X espressivo、求めた表現力は、
心と同じ繊細さ、広大さ。
DEVELOPER’S VOICE
演奏者が新たな表現と出会えることを願って
C3X espressivo、その名前には私たちが探求を続ける「楽器の表現力」へのこだわりと覚悟が込められています。ピアノと向き合い演奏される皆様がピアノと一緒に新しい何かを生み出せる、そんなお手伝いができる楽器、もっともっとピアニストが自由になれる楽器。C3X espressivoを通じ、一人でも多くのお客様がより奥深い表現に気がつく瞬間に出会えることを願っています。
表現力のあるピアノとは何か。その答えを妥協なく追求
美しく伸びのある音、支え感のある立体的なハーモニー、そしてタッチの変化に呼応する表情の豊かさ。C3X espressivoはこうしたひとつひとつの要素を、C3Xの優れたバランスのうえにさらに磨きをかけ、楽器としての表現力を一段上のレベルへと引き上げました。楽器としての質を高めるために、プレミアムピアノの開発や長年のピアノづくりで蓄積した技術ノウハウとクラフトマンシップを惜しみなく注ぎ込んでいます。
Artist movie
USER’S VOICE
特長
多彩な音色を引き出すハンマー
ハンマーは弦を叩き最初に音を生み出す部品で、ピアノの音色において重要な役割を果たします。ヤマハはピアノ本体の魅力を一段と引き出すことのできる理想のハンマーを求め、日々研究を重ねています。C3X espressivoでは、豊かな音の響きや力強さを備えるピアノ本体の特徴を活かしながら、より幅広い音色を引き出すことのできる弾力性に優れたハンマーを採用しました。弱打では芯がありながらも柔らかく広がる響きを、強打では力強さとともに伸びのある豊かな響きを高い次元で支えています。
こだわりの整音・整調作業
ハンマーはピアノに組み入れられた段階ではその能力を発揮することはできません。ハンマーの弾力性を職人の手によってピアノそれぞれの個性に合うように緻密に調整し音を作り上げる、整音と言われる工程が必要です。そして弾力性に優れたハンマーは一歩調整を間違えるとその魅力を失いかねない繊細さを持っています。C3X espressivoでは、より多くの時間をかけ慎重に手を入れることで、低音から高音までバランス良く多彩に変化できる密度の濃い音色を実現しました。またアクション機構やダンパーの挙動の細部を整える整調と呼ばれる工程も、熟練した職人が一台一台精密に、すべて手作業で行なっています。
奥行きある音を生み出す響板
弦の振動とともに伝わってきた音色を増幅させ、空間全体に響かせるピアノの心臓部ともいわれる響板。C3X espressivoは、ヤマハグランドピアノのフラッグシップモデル CFXと同様の響板・響棒設計構造を採用しました。響板へのストレスを極力なくし効率的な振動を生み出す構造により、繊細なピアニッシモから力強いフォルテまで感度高く豊かに響かせます。さらに響板の素材には、厳選されたヨーロッパスプルースのみを使用し、より優れた音の伸びや奥行き感を実現しました。
深みのある響きを支える曲練支柱
ピアノ本体を支える骨格部分である曲練支柱は、薄い木材を何枚も貼り合わせて厚みをつくります。C3X espressivo では一枚一枚の板を厚くすることで枚数を減らし、接着面を少なくすることで、木材全体の振動をより効率的にしました。音の伝わりがよりスムーズになることで、豊潤で力強い響きの低・中音域と、木の温もりのように心地よい暖かみのある音色が生まれます。
熟練の職人による手巻き巻線
低音部に使用する弦には、熟練した職人の手作業によって制作される手巻き巻線を採用しました。芯となる鉄線に純度の高い銅線を丁寧に巻き付け、一本一本制作された巻線は、明確な音程感と重厚さを併せ持つ美しい低音を生み出し、演奏表現を支える安定した和声感を実現しました。
音をより細部まで届ける新設計の譜面台
レッスンや練習の時に楽譜を置くための譜面台は、C3X espressivoのために専用設計したものを採用。両サイドに音が抜ける穴を開けることで、弾いた音が奏者の耳に届きやすく、より細部まで音を聴くことができ、今まで気が付かなかった音や表現力を自分で感じながら演奏することができます。
トピックス
SXシリーズ 音楽大学教授からのご評価
演奏者、また、音楽大学の指導者として第一線でご活躍されている先生方から、このピアノの印象を語っていただきました。
製品情報
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