The CF Series
空間は音を描くキャンバスである。
The CF Seriesの開発にあたり、いちばんの根幹としたテーマはコンサートホールというキャンバスに、いかにして思い描いたままの音を表現する力を得るかということだった。
力とは、 ひとつは文字通り強さをもたらす力である。
広々としたホールでフルオーケストラを率いたコンチェルトなどでも、これまで以上に堂々とした音を、 確かな存在感を持ってすべての客席に響きわたらせること。
また力を手に入れることは、 ゆとりを身につけることでもある。
囁くようなピアニシモに彩りと奥行きを与えるのも、 この力があれば叶えられる。
ピアノづくりの長年の経験の中で定評を得てきたブリリアントな音の先にたどりついた進化。
それは、 ずっと私たちのイメージの中で響き続けてきた音だ。
ピアニストは自らが理想とする演奏を叶えるために、人生の殆どの時間をピアノの前に捧げる。
そのことに例えるならば、ヤマハの歴史はピアノという楽器に憧憬を抱き、深遠に 魅せられ、理想とする音を追い続けている歴史である。
初めてコンサートグランドピアノを手がけて60年あまり、世界での評価を不動のものとしたCFIIISから20年近くもの時が流れた。
その間 もピアニスト達の思いを真摯に受けとめ、新たな理想を目指してきた。
そして、私たちはコンサートグランドピアノの最新を世に問う。
常に自らを超え続けてきたことこそヤマハであることの証。
その誇りを胸につくりあげたコンサートグランドピアノは、まぎれもなく1世紀以上にわたる私たちのピアノづくりの集大成。
超え続けることが、在り続けること。
今、頂点が見える。
製品情報
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