MTX Series
用途に合わせて選択可能なリモートコントロール
MTX/MRXシリーズのリモートコントロールは、用途やエンドユーザーのニーズに合わせてお選びいただけます。シンプルなコントロールパネルから、iOSやWindows PCで操作子のカスタマイズが可能なソフトウェアまで、幅広い選択肢をご用意しています。
※将来のバージョンで対応予定
柔軟な操作子をシンプルに設計可能なソフトウェア「ProVisionaireシリーズ」
![柔軟な操作子をシンプルに設計可能なソフトウェア「ProVisionaireシリーズ」](/files/control_processors_mrx7d_flexible_controllers_400x181_fe63125abe08a3f8a5434f7bf82baba4.jpg)
ProVisionaireシリーズは、設備ごとに最適な操作子をカスタマイズすることが可能なソフトウェアです。ProVisionaireシリーズはデザイン機能とコントロール機能を持つ「ProVisionaire Touch」「ProVisionaire Control」とコントローラー機能に限定した「ProVisionaire Touch KIOSK」「ProVisionaire Control KIOSK」の4つのアプリケーションがあります。
「ProVisionaire Touch」「ProVisionaire Control」はフェーダー、スイッチ、ボリュームなどの操作子を組み合わせてプリセットやパラメーター設定を行い、部屋やゾーン、ユーザーごとに最適なコントロールパネルを自由に設計することができます。プログラミングのための知識や技術を必要としないため、簡単に設計可能です。
ProVisionaire Control
![ProVisionaire Control](/files/control_processors_mrx7d_customized_remote_control_400x400_39b251803de7e3f0dc189310f47d895e.jpg)
「ProVisionaire Control」はMTX/MRXシリーズによるシステムをリモートコントロールできるソフトウェアです。Windows PC用ソフト「ProVisionaire Control」を用いてコントローラーの操作子を設計し、操作に限定したWindowsタブレット用ソフト「ProVisionaire Control KIOSK」からコントロールします。配置できる操作子の種類や対応する音響機器が多く、「ProVisionaire Touch」よりもさらに進んだカスタマイズが可能です。
ヤマハの音響システムをカスタマイズコントローラーから制御可能
「ProVisionaire Control」はヤマハの音響機器に幅広く対応しています。プロセッサーMRX7-D、MTXシリーズに加えて、デジタルミキサーCL/QL/TFシリーズや、I/OボックスRioシリーズ、パワーアンプXMVシリーズなどが対象です。遠隔制御するパラメーターを選び、ユーザーの要望に合わせてコントローラーをカスタマイズすることができます。
ProVisionaire Control 設計手順
![ProVisionaire Control 設計手順](/files/control_processors_mrx7d_setup_to_operation_1200x216_6378b98b08d8f738a6729befcc222e54.jpg)
Step 1: コントローラーをデザインする
PCでProVisionaire Controlソフトウェアを立ち上げます。フェーダーやスイッチの役割を果たす操作子をレイアウトし、PA機器にアサインします。
Step 2: PC上で動作検証を行う
PCの画面上でコントローラーを表示し、試しにコントローラーが機能するかどうか動作確認を行います。
Step 3: Windowsタブレット上で動作検証を行う
システムをオンラインにするとすべての対応機器がProVisionaire Controlからコントロールできます。ProVisionaire Controlは壁に埋め込み設置をします。または調整に便利な可搬タブレットとして運用します。
iPad用アプリケーション 「ProVisionaire Touch」 「ProVisionaire Touch KIOSK」
![iPad用アプリケーション 「ProVisionaire Touch」 「ProVisionaire Touch KIOSK」](/files/control_mtxmrxv3_ph01_400x284_c3f2dd1dbd7cc83b169ea8ce94fcd1d8.jpg)
ProVisionaire TouchはMTX/MRXシリーズによるシステムをiPadからリモートコントロールすることができるソフトウェアです。操作画面のインターフェイスを直感的にデザインすることができます。デザインには特別なプログラミング技術は必要ありません。音量操作をするフェーダーや切り替えスイッチ、写真などのウィジェットをタブレットのデザイン画面上に配置するだけで、使用シーンやユーザーに合わせたコントロールパネルをカスタマイズすることができます。
コントローラーの設計および操作に対応し、データを流し込んだ後もiPad上で操作子のデザインを変更可能なProVisionaire Touchに対し、ProVisionaire Touch KIOSKは操作専用のアプリケーションです。iPadをコントローラー専用として使用することで、物件納品後にユーザーによる意図しない設定変更やコントローラーのデザイン変更といったトラブルを未然に防ぐことができます。
様々なコンテンツをコントロール
CDプレイヤー、NAS、モバイル端末、InternetRadio、自動演奏機能搭載のヤマハアコースティックピアノ Disklavier™ ENSPIREに加え、Yamahaブルーレイディスクプレイヤー、MusiCast対応のAVレシーバーを含めた豊富なコンテンツをトータルにコントロール。レストランや宴会場、会議室等において、マイクと映像機器の音声の切り替えやボリューム調整をシンプルな操作で一括制御し、スムーズな運営システムを提供することができます。
![様々なコンテンツをコントロール](/files/control_processors_mtx_system_900x541_55ead33e67893cd9296e91ed2641f8bb.jpg)
外部コントローラー
フレキシブルな外部コントロール
![フレキシブルな外部コントロール](/files/control_mtxmrxv3_ph05_400x208_31acc4e735a06112075a699fc4ead7fc.jpg)
DCPシリーズはシグナルプロセッサーMTX/MRXシリーズを使った音響システムをコントロールできる壁埋め込み型コントローラーです。ボリュームノブ、スイッチの数により3種類をラインナップ。アプリケーションに最適な機種を選択できます。簡単に複数ゾーンの音量制御、プリセットの切り替えが可能です。Wireless DCPはiPhone/iPadやAndroidなどのスマートデバイスからMTX/MRXシリーズをリモートコントロールすることができるソフトウェアです。
コントロールパネル「DCPシリーズ」
![コントロールパネル「DCPシリーズ」](/files/control_mtxmrxv3_ph06_472x201_7ef00038030a47964723f5d24fd5c87d.jpg)
MTX/MRXシリーズとDCPシリーズの接続にはEthernetケーブルを使用。デイジーチェーン配線でMTX/MRXシリーズと終端のコントロールパネルまでの合計ケーブル長が200mまでであれば、最大8台のDCPシリーズが接続可能です。電源はMTX/MRXシリーズからEthernetケーブル経由で供給されるため、電源確保を心配することなく自由度の高い配置が可能です。
LCDディスプレイ搭載ウォールマウントコントローラー 「MCP1」
![LCDディスプレイ搭載ウォールマウントコントローラー 「MCP1」](/files/control_processors_mrx7d_wall_mount_400x400_c5416a67ce1e5ab6ff9806e15df5692a.jpg)
MCP1はMTX/MRXシステムを制御するためのウォールマウントコントローラーです。日本語に対応したLCDディスプレイを搭載しています。1つのMTX/MRXシステムに対し最大16台まで配置することができます。ホームページとサブページ6ページから構成され、最大で36のパラメーターをアサインすることができます。PINコードロック機能により、意図しない制御やデザインの変更といったトラブルを防ぎます。
DCPシリーズ専用コントローラーハブ 『DCH8』
![DCPシリーズ専用コントローラーハブ 『DCH8』](/files/control_mtxmrxv3_ph07_400x129_1043cfe87bbef7cb8989ed1573851e48.jpg)
『DCH8』はDCPシリーズのコントローラー信号を分岐するデジタルコントローラーハブです。これにより200mまでであれば最大8台までのDCPシリーズをスター接続、もしくはデイジーチェーン接続と混合して接続できるようになりますので、ショッピングモールやデパート等で床面積が広く複数フロアにまたがってDCPシリーズを多数設置するのに最適です。また電力もMTX/MRXシリーズからEthernetケーブル経由で供給されますので、設置施工性をより高めます。
※ホスト機器から最も遠いコントロールパネルまでの距離は200m以内です。
DCP シリーズ / DCH8 接続可能距離
![DCP シリーズ / DCH8 接続可能距離](/files/control_mtxmrxv3_ph08_474x465_09f00178381953c7f5238ed2f3d6802d.jpg)
DCPを最大数(8台)接続した場合、最大距離は200mになりますが、DCPシリーズの接続台数を減らすことで接続距離を200m以上に延伸することができます。床面積の広い商業空間でDCPシリーズを1~3台程度配置する場合はデイジーチェーン接続によるシンプルな配線、DCPシリーズを多数使用する場合はDCH8と組み合わせてDCPシリーズを分散配置する等、設置環境に合わせて柔軟にコントローラーの配置ができます。