NS-500シリーズ
概要
音楽を聴く心地良さを、ひとりでも多くのリスナーに届けたい。
<NS-500シリーズ>は、その音色やスタイリングや手触りや、五感に触れるすべての要素を「聴く歓び」という目標へ向けて優しく磨き上げたヤマハの新しいカジュアルスピーカーです。ヴォーカル帯域の質感に特にこだわって開発した本格3ウェイ構成のフロア型スピーカー=NS-F500を中心に、システムとしての表現力をさらに広げるフロントファイアリング型サブウーファーNS-SW500、上質なサラウンド再生のためのブックシェルフ型スピーカーNS-B500とセンタースピーカーNS-C500の計4モデルを用意しました。
特長
黒鏡面ピアノフィニッシュをアクセントにしたナチュラル&モダンな外観デザイン
本体前面のバッフル部分全体をヤマハのグランドピアノと同等の黒鏡面ピアノフィニッシュで仕上げ、これに自然な風合いのブラック木目調(天面/側面/背面/底面の5面)を組み合わせたナチュラル&モダンな外観デザインを採用。並行面を少なくした台形フォルムにより、キャビネット内部の定在波や表面の回折現象を抑えたクリアな再生音を実現したほか、左右への脚部の張り出しをなくして省スペース性にも配慮しました。また、固定ピンのない脱着式サランネットも、キャビネット全体の外観デザインをいっそう引き立てています。
前面は黒鏡面ピアノフィニッシュ
脚部は張り出しが無く、省スペースに設置可能
伝統の木工技法を駆使し、音の響きを巧みにコントロールする高剛性キャビネット
キャビネットづくりにおいては、強度の要となるすべての角部分を楔(くさび)の原理で結合する「総三方留め構造」*、上級のSoavoシリーズのために開発された「スラントパーテーション」&「バーチカルラダー補強」**をはじめとするヤマハ伝統の木工技法を駆使し、音の響きと静けさとを巧みにコントロール。キャビネットのラウンドコーナー部分*は「総三方留め構造」で組んだ後、ひとつひとつを曲面形状に仕上げています。高性能ユニット群の素性を活かしながら、音楽を楽しむために必要な響きの良さも大切にしました。
* 総三方留め構造およびラウンドコーナーはNS-SW500を除く各機種に採用。
** スラントパーテーション&バーチカルラダー補強はNS-F500に採用。
NS-F500断面図
本機専用の新型A-PMDウーファー、DC-ダイヤフラム方式ドームツィーターを採用*
本機専用設計の新型A-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)ウーファーおよびミッドレンジ**、高度な製造技術でアルミマグネシウム合金製ドーム振動板にボイスコイルワイヤーを直接巻き付けた新型DC-ダイヤフラム方式ドームツィーター、各ユニットに採用した非防磁型の磁気回路などにより、ヴォーカル帯域を中心とした情感豊かな中域と質感の高い低域、そして100kHz(-30dB)までの伸びやかな高域再生を実現。Soavoシリーズ直系の高解像度と透明感、奥行きのある音場感に加えて、いつまでも聴いていたくなる心地良さ、耳当たりの良さを追求しました。
* NS-SW500を除く各機種に採用。
** A-PMDミッドレンジはNS-F500に採用。
DC-ダイヤフラム方式ツィーター
A-PMD振動板を採用した16cmウーファー
ピュアオーディオ再生に最適なフロントファイアリング型サブウーファー「NS-SW500」
NS-500シリーズのサブウーファー「NS-SW500」は、音楽専用サブウーファーとして高い評価を得るSoavoシリーズの「Soavo-900SW」に引き続いてフロントファイアリング(前方放射)型を採用したピュアオーディオ最適設計。ヤマハ独自の重低音再生技術=A-YSTⅡ方式と高効率250Wアンプのポテンシャルを活かした俊敏でダイレクト感のある重低音の魅力は、「NS-F500」をはじめとする本格HiFiスピーカーとの組み合わせによる2.1chシステムで真価を発揮します。ヤマハが誇る省電力技術により、オートパワーオフ時の待機時消費電力もクラス最小の0.3Wを達成しています。
音とデザインを統一したブックシェルフ&センタースピーカー「NS-B500」「NS-C500」
「NS-F500」および「NS-SW500」との組み合わせ使用を想定したブックシェルフ型スピーカー「NS-B500」、センタースピーカー「NS-C500」を同時にラインアップしました。音質と外観デザインをメインスピーカーの「NS-F500」と統一し、上質でスタイリッシュなシアターシステムを構築できます。