3歳からヤマハ音楽教室で学び、YJPCには小学生の頃から参加していました。
昨年、ユース部門が開設されたと知り、4年ぶりに参加することにしました。セミファイナル、グランドファイナルでは様々な曲を弾くことができるので、演奏の中で大きなドラマを描き出し、それぞれの曲が持つキャラクターとエネルギーを感じていただければいいなと思いながら精一杯演奏しました。
グランドファイナルで弾いた作品は、すべて新しいレパートリーで、正直に言うと準備不足で、この1か月間、必死に練習しました。モーツァルトのソナタは、今まであまり弾いていなかったので、この機会に取り組んでみようと思いました。音符の数の少ないピュアな音楽を、優美に味わい深く聴かせることの難しさを学びました。今後、もっとモーツァルトを上手く弾けるようになりたいです。シューマン《色とりどりの小品》は、先生に勧められてプログラムに入れたのですが、それぞれの小品に作曲者の心の状態が表れた興味深い作品です。チャイコフスキー/プレトニョフ《組曲 くるみ割り人形》は、ピアノの多彩な音色で、オーケストラの世界を表現したいと思いました。
ユース部門 受賞者インタビュー
第7回 ヤマハ ジュニア ピアノコンクール
ユース部門 受賞者インタビュー
2022年7月29日(金)にヤマハホールで開催しました第7回ヤマハジュニアピアノコンクール ユース部門グランドファイナルの終演後、受賞者へインタビューを行いました。
3位(最高位) 小田 愛音さん(16歳)
ステージで弾いて、客観的な視点など、自分に足りないところに気づくことができ、参加してよかったと思います。現在高校2年生ですが、卒業後、チャンスがあれば留学したいという夢を持っています。聴いてくださる方たちに感動を与えられるピアニストを目指して、さらに努力したいと思います。
【取材:森岡 葉】
【撮影:武藤 章】