CL1 Firmware V1.61 (旧バージョン)

  • ファームウェアV1.60で、長時間経過後に、RシリーズのHAゲインの一部がコントロールできなくなる不具合が確認されました。
    (Dante-MY16-AUDでRシリーズをご使用の場合も同様となります)
    ファームウェアV1.61でこの重大な不具合を修正いたしましたので、CL/RシリーズともにV1.61をご使用くださいますようお願いいたします。
  • Danteネットワーク内では、ネットワークスイッチのEEE機能(*)を使用しないでください。
    EEE機能に対応したスイッチ間では、消費電力の相互設定が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能しないスイッチもあります。これにより、Danteネットワーク内の不適切な場面でスイッチのEEE機能が有効になってしまう可能性があり、クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があります。
    そのため、以下の点にご注意ください。
    • 1)マネージドスイッチを使う場合、Danteを使用するすべてのポートのEEE機能をオフにしてください。EEE機能がオフにできないスイッチは使用しないでください。
    • 2)アンマネージドスイッチを使う場合、EEE機能に対応したスイッチを使用しないでください。 これらのスイッチはEEE機能をオフにできません。
    *EEE (Energy Efficient Ethernet) 機能とは、ネットワークのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消費電力を減らす技術。グリーンイーサネットやIEEE802.3azとも呼ばれています。
  • Dante-MY16-AUDをCLシリーズ V1.51と組み合わせてお使いになる場合は、Dante-MY16-AUDのFirmwareをV3.3.9以降にアップデートしてお使いください。

CL/QL/R/Tioシリーズ Editor/Firmware互換表

CL EditorやQL Editorを使用する際は、必ず下表に基づいてファームウェアと互換性のあるバージョンのEditorをお使いください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ振る舞いを引き起こす可能性があります。
Firmware Setは本体ファームウェアとDanteファームウェアのセットです。Firmware Setのバージョンは、本体ファームウェア(MAIN)のバージョンと同じです。Firmware Setの詳細は各ファームウェアのリリースノートを参照してください。

互換表

新機能



    CLシリーズで検出/パッチできるDante機器として、Shure ULX-DデジタルワイヤレスシステムとヤマハXMV8280-D/XMV8140-Dを追加しました。
    ULX-Dを本機能に対応しているバージョンにアップデートしてください。詳細はShureのウェブサイトでご確認ください。
    CLシリーズおよびRo-8Dを除くRシリーズの機器の状態やDanteの状態をCLシリーズで確認できるようになりました。
    Rシリーズの状態をコンソールから確認するには、DANTE SETUPでREMOTE HAにアサインしている必要があります。

改善点



    USB端子に過電流が発生したためUSB機器が切断されても、再起動しないでUSB機器が再接続できるようになりました。
    CLシリーズやRシリーズのアナログ入力端子に接続した機器(コンデンサーマイクやダイレクトボックス)にファンタム電源(+48V)を供給しているCLシリーズからゲインを調節した場合、機器によっては、HA内部のPADがオン/オフされるポイント(+17dBと+18dBの間)でノイズが発生することがある問題を改善しました。
    SCENE RECALL時などにおけるHAの応答時間を改善しました。

修正した不具合



    V1.60で発生していた、長時間経過後に、CLシリーズやDante-MY16-AUDからRシリーズのHAゲインの一部がコントロールできなくなる不具合を修正しました。V1.60はWebサイトから取り下げました。
    V1.60以前で、まれにCLシリーズのDante経由の音声が15秒程度途切れることがある不具合を修正しました。
    日付と時刻の設定にTOUCH AND TURN機能を用いた場合、反映されない不具合を修正しました。
    CUEのSPECIFIC CHをUSER DEFINEDキーに割り当てた場合、キーを押してもUSER DEFINEDキーのLEDが点灯しない不具合を修正しました。
    FADE TIMEを設定したシーンをリコールした際に、StageMix( iPadアプリ)の動作が遅くなる不具合を修正しました。

既知の不具合



    Dante ControllerでCLにDVS(Dante Virtual Soundcard)をパッチしている状態でCLを再起動してもパッチが再現されないことがあります。その場合はDante ControllerでDVSを再度パッチしてください。なお、Windows版の3.2.0より前のDVSでは、41CH以降のパッチがCLからできません。
    Dante PRIMARY/SECONDARY端子にDante機器をつながない状態でREDUNDANT/DAISY CHAINの設定を切り替えると、音声信号が送出されなくなります。Dante機器をつなぐか、CLの再起動で送出されるようになります。
    V1.15までのバージョンで作成されたファイルをロードすると、接続していたRio以外のDante機器のマウント情報を引き継ぎません。DANTE INPUT PATCH LIBRARYをリコールしても同様です。必要に応じてV1.51でマウントやパッチ、DANTE INPUT PATCH Libraryを設定しなおしてください。
    一部のネットワークスイッチで、CLシリーズなどのDante機器が正常に1Gbpsでリンクしないことがあります。これはネットワークスイッチが起動時に行なう自己診断機能などに起因します。各機器のリンク速度はDante ControllerのDevice Status画面にあるLink Speedで確認できます。10または100Mbpsと表示されていた場合は、該当機器のネットワークケーブルを抜き差しすることで1Gbpsでリンクするようになります。この問題を回避するためには、Dante機器より先にネットワークスイッチが起動するようにしてください。

* V1.51からアップデートする場合は、MAIN及びSUBのファームウェアをアップデートしてください。MAIN及びSUBのファームウェアをアップデートするためには、「CL5/CL3/CL1ファームウェアアップデートガイド」の「CL本体のファームウェアのアップデート」の作業を実施してください。V1.15以前のバージョンからアップデートする場合は、「CL5/CL3/CL1ファームウェアアップデートガイド」にしたがってアップデートしてください。

お知らせ



    Dante Controllerでレイテンシーを設定する場合は、送信機器と受信機器で大きい(遅い)方の設定が有効になります。
    デバイスラベルの以下の******以外は変更しないようにしてください。******以外の部分はCLシリーズからのデバイス認識に使用しています。
    Y###-“メーカー名”-“モデル名”******
    # は0 ~ 9、A ~ F(大文字)の16 進数3 桁(000 ~ FFF)
    * は任意の文字 ( 英字( 大文字 又は小文字)、数字、-( ハイフン) が使用可)
    Dante-MY16-AUDカード、DANTE ACCELERATORカード は、デバイスラベルを以下のように付けることでSUPPORTED DEVICE として認識します。
    Dante-MY16-AUD: Y###-Audinate-DANTE-MY16******
    DANTE ACCELERATOR: Y###-Yamaha-DANTE-ACCEL*******
    # は0 ~ 9、A ~ F(大文字)の16 進数3 桁(000 ~ FFF)
    * は任意の文字 ( 英字( 大文字 又は小文字)、数字、-( ハイフン) が使用可)

重要なお知らせ(2014/05/27)

本ファームウェア(Zipファイル)に同梱されているWindows版のDante Firmware Update Managerのインストーラーに不具合が確認されました。 証明書の有効期限が切れているため、Windows PCへのインストールができません。
この問題を対策したDante Firmware Update Manager v1.4.7.1を下記のリンク先より公開しましたので、新たにWindows PCにインストールされる場合は、これをお使いください。
(対応OSは、Windows 7/8 です。)
なお、ファームウェアのZipファイルに同梱されているMac版のDante Firmware Update Managerのインストーラーは、そのままご使用いただけます。

ソフトウェアのご使用条件

ヤマハ株式会社(以下「弊社」といいます)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約>を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

本ソフトウェアをご使用いただく前に、本契約書を充分にお読みください。お客様が本ソフトウェアを使用可能な状態にされた(ダウンロード、インストールその他の行為を含むがこれに限定されない)時点で、本契約書にご同意いただいたものとみなします。ご同意いただけない場合は、ダウンロードまたはインストールを中止するか、本ソフトウェアのファイルを削除してください。

ソフトウェア使用許諾契約

  1. 著作権および使用許諾

    弊社はお客様に対し、本ソフトウェアを構成するプログラム、データファイル及び、今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアッププログラム、データファイル(以下「本ソフトウェア」といいます)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。
    これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアの所有権は、お客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社または弊社のライセンサーが有します。

  2. 使用制限

    本ソフトウェアは著作権を持つ情報を含んでいますので、その保護のため、お客様が本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすることは許されません。
    本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布、または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。
    本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送することも許されません。
    本ソフトウェアを利用することにより入手できる著作権曲については、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可無く解除したり、電子すかしを改編したりすることは許されません。
    また、本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信することや、弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げることは許されません。

  3. 終了

    本使用条件による使用許諾は、お客様が著作権法または本使用条件の条項に1つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。
    その場合には、ただちに本ソフトウェアとその複製をすべて廃棄しなければなりません。

  4. 製品の保証

    本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。
    弊社はそれ以上の保証はいたしません。
    本ソフトウェアの品質と性能についての一切のリスクはお客様のご負担となります。お客様が本ソフトウェアを入手された後の本ソフトウェアの保存・管理については、弊社は一切責任を負いません。
    お客様が入手された本ソフトウェアの消失については、その理由に関わらず弊社は再度供給する一切の責任を負いません。

  5. 責任の制限

    弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。

  6. 第三者のソフトウェア

    弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、データファイルおよびそれに関するドキュメンテーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。
    別の規定に従い取り扱われるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には、本使用条件にかかわらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などについては、以下の規定が適用されるものとします。
    弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。
    弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。
    第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。
    弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合も、一切責任を負いません。

  7. お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
    U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:

    The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
    本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウエア」を意味するものとします。

  8. 一般事項

    本契約は、日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。万一、この使用許諾契約に関連してお客様と弊社との間で紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とします。


これらも必要