サクソフォン
62サクソフォン・ファミリーに新しい仕上げオプションが加わりました
YAS-62とYTS-62シリーズに、アンバーラッカーとアンラッカーの2種類の仕上げが追加されました。これらの新しい仕上げは、よりヴィンテージ感のある外観と音色を実現します。
Eugene Rousseau (1932 - 2024)
8月24日に世界的サクソフォン奏者であるユージン・ルソー氏が逝去されました。
氏のご逝去に際し、YCAのARチームを通じて、ルソー氏の奥様のノルマさん、二人のお子さんリサ=マリエさん、ジョーさんにお悔やみをお伝えました。
1932年8月23日生まれのルソー氏はサクソフォン界のみならず世界の音楽界に多大な貢献をされ、演奏家としてだけでなく、指導者としても数多くの優秀な演奏家を輩出しました。氏の音楽は多くの人々に感動を与え、その才能と情熱は永遠に記憶されることでしょう。
ヤマハとルソー氏との関係を語る上で最も重要なことが、1972年から始まった氏と共に行ったサクソフォン開発です。ルソー氏を技術顧問に迎えて、それまでの楽器を徹底的に分析し、氏の演奏家、教育者としての知見をベースに、ヤマハの技術を結集させ試作と改良を重ねて完成したのが、現在も世界中のサクソフォン奏者にご愛用いただいているヤマハサクソフォン62シリーズです。その62シリーズが基本となり、多くのトップアーティストの方が使用する875シリーズや82Zシリーズと繋がっていきました。ルソー氏との開発がなければ、ヤマハサクソフォンは生まれていなかったといっても過言ではありません。
私達ヤマハは、ルソー氏とご家族に深い感謝を申し上げます。氏の遺した音楽とその革新が、これからも多くの人々の心に響き続けますように。
ヤマハ株式会社