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ピアニスト 阪田 知樹 ピアノとともに〜カプリッチョ見聞録〜

2013年 第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール最年少入賞者の阪田知樹が、留学先のドイツでの奮闘記をお送りします。
※カプリッチョとは、イタリア語で「気まぐれ」という意味です。

(毎月1日、15日頃更新。※更新日は、都合により前後する場合がございます。)
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pianist 阪田 知樹

pianist 阪田 知樹
1993年生まれ。5歳半よりピアノを始める。 第61回 全日本学生音楽コンクール 全国大会 中学校の部 第2位。 第9回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 中学生部門 アジア大会 銀賞。 2009アジア国際音楽コンクール 最優秀賞、及びピアノ部門 高校生の部 第1位。 第4回福田靖子賞選考会 第1位 福田靖子賞受賞。 第9回フランツ・リスト国際ピアノコンクール セミファイナリスト。
第35回ピティナ・ピアノコンペティション 特級グランプリ、及び聴衆賞、併せて文部科学大臣賞、読売新聞社賞、王子ホール賞、東京シティ・フィル賞受賞。
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール 最年少入賞(4-6位)。

No.5日出づる国

2014.12.04更新

ハノーファーから再び飛びまして、演奏会出演の為、日本に一時帰国しております!
最初の滞在地は、茨城。海岸線を走るバスの旅。秋の海も素敵です!
ハノーファーの「朝焼け」にすっかり魅せられた私は、その後も色々な「朝」の表情に敏感になり、茨城でも、自ら目覚ましアラームを日の出時刻前にセットし(!)、
しっかり見て参りました!

何処も日は昇る…

その昔、聖徳太子が古代中国の隋への国書で用いた「日出づる国」という言葉をふと思い出した瞬間でした。

流石は、海に面している面積の多い、茨城県!海岸から昇る朝の風景には心洗われ、
厳かな気持ちになり、なぜだか「日本人なんだ!」と感じました。
ヨーロッパではどうしても肉系の多い食事となっていたので、魚尽くしで体も洗われた感じです!(笑) 特に、新鮮な魚のお寿司は、もう絶品で……思うように文章になりませんが、
とにかく、とても美味しかったです!!やっぱり、和食って最高ですね。

しかし、忘れてはいけないのはこちら!!

食後の「スカル」鮟鱇?!

きっと一目見ただけではお分かりにならないかと思いますが…(笑)
実はこちら、鮟鱇(あんこう)の骨なのです!?
鮟鱇は、骨以外の全ての部位を食べることのできる魚なので、最後に残るのはこのような骨のみなのです。鮟鱇はこの地域の名産で私も演奏会後の御食事会で、鮟肝、軟骨、あらゆる部位を頂きました!コラーゲンたっぷりだから、きっと指の関節にもよいのでは??
昨年、人生初の鮟鱇料理では困惑を隠せずにおりました私も、二度目の今回は、ラストのお雑炊まで、たっぷりしっかり堪能して参りました!

その後、東京にて2台ピアノを演奏する機会がありました。
会場は、優美で落ち着いた雰囲気の銀座ヤマハホール!
CFX2台の音の饗宴は、演奏者の我々をも楽しませてくれる忘れ得ぬ体験でした!

CFX2台が舞台に並ぶ様は、圧巻!

目まぐるしく移動し続け、東西と演奏し続けた2週間でしたが、無事今月を終えることができ、ホッとしています。そして、直ぐにハノーファーに戻らなければ!(笑)

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pianist 阪田 知樹

pianist 阪田 知樹
1993年生まれ。5歳半よりピアノを始める。 第61回 全日本学生音楽コンクール 全国大会 中学校の部 第2位。 第9回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 中学生部門 アジア大会 銀賞。 2009アジア国際音楽コンクール 最優秀賞、及びピアノ部門 高校生の部 第1位。 第4回福田靖子賞選考会 第1位 福田靖子賞受賞。 第9回フランツ・リスト国際ピアノコンクール セミファイナリスト。
第35回ピティナ・ピアノコンペティション 特級グランプリ、及び聴衆賞、併せて文部科学大臣賞、読売新聞社賞、王子ホール賞、東京シティ・フィル賞受賞。
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール 最年少入賞(4-6位)。
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