SX Series

長年弾き込まれたような熟成した音色を実現

製材後長い期間を経た木材と同様の変化を生むヤマハ独自の木材加工技術、「Acoustic Resonance Enhancement」をピアノで初めて導入。 この技術はすでに弦楽器等で採用しており、SXシリーズでは曲練支柱の木材に使用しました。 新しいピアノであっても、あたかも長年弾き込まれたような深みのある豊かな音の響きを生み出します。

曲練支柱

SXシリーズの曲練支柱には、豊かな音の響きを可能にする、選び抜かれた木材を使用。従来より30%厚い板を使用することで、接着面を少なくし、木材自体がもつ深い響きを引き出しました。音の伝わりがスムーズになることで、低音域と中音域に豊潤さ・鮮やかさ・力強さが加わると同時に、全音域で暖かく心地よい音色が表現できました。

音色の幅を広げる、新しいハンマー

ピアノ本体の持つ響きやパワーを元に、演奏者の求める音色を表現するために重要な役目を果たすのがハンマーです。ヤマハはSXシリーズ開発のために何十台もの試作ピアノを制作し、最適なハンマーを導き出しました。ハンマーフェルトは優れた弾力性を持つ素材を使用。最低音から最高音までバランスの良い、くっきりと美しい音色を生み出しました。

支柱

ピアノの本体は、弦やフレームからの大きな力に耐えるだけでなく、その力を豊かな響きに変えていかなければなりません。SXシリーズの支柱は安定した土台作りを徹底的に追及し、強さが必要な部分には頑丈な支柱構造を採用しました。一部の支柱を従来よりも20%太くすることで、ピアノ本体の強度を高め、下支えのある安定した響きを実現。暖かみのあるしっかりとした響きが伝わります。

響板

響板は、弦の振動と共に伝わってきた音色をコンサートホールや部屋の隅々まで届ける役目を果たします。SXシリーズの響板はヤマハグランドピアノのフラッグシップモデルCFXと同様の響板・響棒設計構造を採用。さらに材料には厳選されたヨーロッパスプルースを使用し、華やかな倍音、音の伸び、そして表現力に優れた音色を実現しました。

手巻き巻線

巻線の制作では、芯となる鉄線に純度の高い銅線を巻きながら、各弦のバランスと張力を微妙に調整しなければなりません。熟練技術者によって制作されたSXシリーズのしなやかな巻線は、明確な音程感と重厚さを併せ持つ、美しい低音を生み出しました。

ハイグレードモデルにふさわしいエレガントな外観

ピアノの腕木や脚部、ペダル脚柱に、ゆるやかな曲線を描くデザインを採用。豊かに響く音に、柔らかな印象の外観が重なり合い、エレガントな雰囲気を醸し出します。