1991年 AVC-3000DSP
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初のCINE-DSP搭載機として大好評を博したAVX-2000DSPに続いて、CINE-DSPに対する評価をさらに決定的なものとしたのが、歴代唯一のセパレート構成アンプシステムとして1991年に登場したAVC-3000DSP(DSP AVコントロールアンプ)とAVM-3000(7chパワーアンプ)でした。シアター用15種類+HiFi用18種類、計33種類の音場プログラムはすべて精度を高めた新バージョンとされ、ドルビープロロジックデコーダーもフルデジタル化。内部演算語長30bitと当時最先端の能力を誇った新開発DSP LSI“YSS-213”に主要な音場処理やサラウンドデコード処理を集約し、音場再現の飛躍的な高密度化と高精度化を達成しました。また、AUX1とTUNERを除くすべての入出力系統に当時としては珍しいデジタル端子を完備したことや、専用のシステムコネクトケーブル1本でコントロールアンプ~パワーアンプ間のバランス伝送が行えたことでも、大いに話題を集めたものです。いっぽうAVM-3000は、L/C/R/プレゼンス/サラウンドの5ブロックを電源からヒートシンクまで完全に独立させた、ピュアオーディオの高級セパレートアンプに匹敵する贅沢な構成。特に L/C/Rの3chについてはバランス増幅を採用し、平衡入力のためのキャノン端子も別途装備されていました。
AVC-3000DSP 発表時の主な規格 ●外形寸法/重量: 473×170.5×454mm/18.0kg●消費電力:50W●発売 時価格350,000円(税別)
AVM-3000 発表時の主な規格 ●定格出力:フロント120W+ 120W、センター120W、サラウンド60W+60W、プレゼンス60W+60W●外形寸法/重量: 473×170.5×454.5mm/32.0kg●消費電力:580W●発 売時価格300,000円(税別)
発売当時のパンフレット