1987年 DSP-3000

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1987年に登場したデジタル・サウンドフィールド・プロセッサーの第2世代機=DSP-3000は、デジタルダイレクト入力や6chD/Aコンバーター、高精度6連マスターボリュームの装備など、高級オーディオコンポーネントの一員としてのクォリティとシステム性をさらに高めたモデルでした。本機最大のアピールポイントは、たとえば“OPERA HOUSE”ならBalcony(バルコニー席)とMezzanine(一階席)、“JAZZ CLUB”ならVillage GateとVillage Vanguard、というように、最新データに基づいて細分化された全20プリセット・36パターンもの豊富な音場が選べるようになったことです。さらに映画用プログラムとして、今日のシネマDSPの原型となった前後2音場処理の“MOVIE THEATER”(6バリエーション)も搭載。「スクリーンのリアリティと劇場の臨場感が同時に味わえる」という新鮮な体験は、マルチチャンネル時代の到来を強く予感させるものであったに違いありません。

発売時の主な規格 ●外形寸法/重量:435×96×353mm/9.6kg●消費電力:35W●発売時価格 280,000円

発売当時のパンフレット

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