2007年 DSP-Z11

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Blu-ray DiscやフルHDテレビの本格普及が始まった2007年、「平面から立体へ。空間から宇宙へ。」のキャッチフレーズとともに登場したのが、ホームシアター史上空前と言うべき最大11.2ch構成のシネマDSP HD3(エイチディー キュービック)を搭載したDSP-Z11でした。生の音場データの完全再現を目指したシネマDSP HD3は、その膨大な空間情報を超高速処理するQUAD DSPエンジン、マルチポイント計測やスピーカー角度計測などの採用で精度を飛躍的に高めた新型YPAO、総合最大出力1810Wの電流帰還型11chパワーアンプなどを得て、ホームシアターの概念を超越した3次元スケールの圧倒的な音場リアリズムを披露。さらに、H型リジッドフレームや3Dサーキット・ストラクチュアに象徴される音質最優先の革新的コンストラクション、実使用時における臨場感と音質を統合制御する新操作体系=ステージング・スクリプト、ネットワークオーディオや最新HDMIへの対応などは、その後登場するすべてのヤマハAVアンプにとっての試金石ともなりました。すべてにおいて桁外れの規模を誇った「Z11」。その際立つ存在感は、これからも長く語り継がれていくに違いありません。

主な規格 ●定格出力:フロント140W+140W、センター140W、サラウンド140W+140W、サラウンドバック140W+140W、フロントプレゼンス50W+50W、リアプレゼンス50W+50W ●外形寸法/重量:435×210×497mm/34.0kg●消費電力:630W●希望小売価格660,000円(税抜)

発売当時のパンフレット

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