1995年 DSP-A3090

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全chディスクリート&フルレンジ音声による高忠実な5.1chサラウンド再生を可能にしたドルビーデジタル(AC-3)に初めて対応したのが、1995年末に発売されたDSP-A3090でした。AC-3音声対応のLDが広く普及し、DVDプレーヤーの発売を翌年に控えていたこの時期は、ホームシアターの音と映像のクォリティが一挙に進歩した時期でもあり、デジタルソースの魅力を活かしきる設計方針の転換がAVアンプにも求められていたのです。そこで本機では、リア側音場処理を左右に独立させたドルビーデジタル対応の3音場CINEMA DSP再生を初めて実用化。11種類が用意されたCINEMA DSPプログラムのすべてにおいて3音場処理を実現しました。加えて、メイン/センター/リアの5chすべてに定格出力80W(フロントエフェクト用は30W)の高音質ディスクリート構成パワーアンプを採用したり、入力信号種類の自動判別機能を装備するなど、デジタルサラウンド時代のリファレンス機と呼ぶにふさわしい威容と実力を誇りました。

発表時の主な規格 ●定格出力:フロント80W+80W、センター80W、サラウンド80W+80W、プレゼンス30W+30W●外形寸法/重量:473×170.5×476.5mm/23.0kg●消費電力:390W●発売時価格248,000円(税別)

発売当時のパンフレット

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