スピーチ講演会編
参加人数:80~300人程度
公民館やホールなどの大きめな会場で、説明会や演説を行う際のPAシステムです。会場の規模が大きいため、多くの観客にしっかりと話の内容が届くよう、出力の大きいPAシステムが必要になります。演台で台本を読みながら話す人もいれば、ステージ上を動きながら話す場合もあります。状況に合わせていくつかのマイクの候補も上げておきます。
システム例
PAシステムでは、音をまとめる「ミキサー」、音を増幅する「パワーアンプ」と「スピーカー」の3つの機器を組み合わせるのが基本です。近年では運搬のしやすさや接続の簡略化を考えて、パワーアンプを内蔵する「パワードミキサー」や「パワードスピーカー」も多く使われるようになりました。
ここでは「パワードミキサー」の例をご紹介します。他の組み合わせでもステージ上のマイクや楽器との接続に違いはありません。
入力
発表者用:一般的なマイクを使用する場合はマイクとミキサーをバランス(XLR)ケーブルで接続します。ワイヤレスマイクを使用する場合は、レシーバー(受信機)とミキサーをバランス(XLR)ケーブルで接続します。
動画&BGM用:プレーヤーとミキサーをオーディオ(RCA)ケーブルで接続します。ここでご紹介するパワードミキサー「EMX5」はスマートフォンやポータブルプレーヤーなどに多いステレオミニジャック入力にも対応しています。
出力
パワードミキサーからスピーカーへスピーカーケーブルで接続します。