ライブ
ストリートライブから本格的なバンドセッションまで、各種ライブステージで最適なサウンドを得るためには、会場のサイズやシチュエーションに合わせたPAシステムを選択することが、重要なポイントとなります。STAGEPASシリーズはプレイヤーの感情をリスナーへダイレクトに届けるきめ細やかなサウンドはもちろん、シーン毎に適切な音質調整を確実に行える多機能ミキサーも搭載。さらに、スピーカーケーブルやマイク、小物などもそれぞれコンパクトにまとめて収納し持ち運びできるので、さらなるアドバンテージを発揮します。
近藤祥昭氏が語る製品の基本仕様
近藤祥昭(サウンド・エンジニア)
大友良英、カヒミ・カリィ、非常階段などを手掛けてきたサウンド・エンジニア 近藤祥昭氏が、12インチ径サブウーファーと中~高域再生用のラインアレイ・スピーカーにミキサーを組み合わせたポータブルPAシステム「Stagepas 1K」の基本的な仕様を解説。
「ワンノブEQは中央に合わせるとフラットで、左に回せばローカット、右に回すと低域と高域が持ち上がったバタフライ・カーブになります。このバタフライ・カーブは、音響の専門知識を持たないユーザーのこともよく考えた設定だと思います」
シンプルさと奥深さを備えるミキサー
山寺紀康(PAエンジニア/尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科 准教授)
角松敏生や久保田利伸、スピッツなどのPAを担当してきたPAエンジニアであり尚美学園大学の芸術情報学部情報表現学科で准教授を務める山寺紀康氏が、ポータブルPAシステム「Stagepas 1K」の音質と操作性を、実際の使用環境を想定したセットでテスト。
「音を出すまでの工程がかなりスムーズにできました。ポイント・ソースのスピーカーでは、持ち上げてスタンドに取り付けることが多く、労力が必要となります。Stagepas 1Kはミキサーが一体になったサブウーファーと高域ユニットを接続するだけなので設置が簡単ですね」
Inter BEE 2019で証明された“現場力”
Inter BEE 2019(2019年国際放送機器展)
2019年11月に幕張メッセで開催された音響/映像/放送機器の展示会“Inter BEE 2019”の企業ブースやイベント・スペースで活用されていたポータブルPAシステム「Stagepas 1K」。
「音量はそこまで上げていないのですが、それでも前から後ろまで十分に聴こえるところにメリットを感じています。また、軽量なので近くにお客様が集中してしまった場合なども、簡単にスピーカーの振りを変えられる。そして筐体がスリムなため、場に溶け込んで見えるのも良いですね」