RIVAGE PM Firmware V2.52 (旧バージョン)

このファイルはRIVAGE PMシステムをV2.52にアップデートする場合に使用します。
下記をご一読いただきアップデートしてください。

RIVAGE PM Firmware / Editorの互換性について

RIVAGE PMシステムを使用する際は、CS-R10、 CS-R10-S、 CSD-R7、 DSP-R10、 RPio622、 RPio222、 RIVAGE PM Editorのすべてのバージョンを一致させてください。異なるバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
アップデートする際には、TWINLANeネットワークカード(HY256-TL、HY256-TL-SMF)もアップデートされるため、必ずそのカードを挿入した状態で行なってください。アップデート後にそのカードを挿入した場合は、再度アップデートを行なってください。Danteカード(HY144-D, HY144-D-SRC)は、Dante Firmware Update Managerを使用してアップデートを行なってください。

互換表

V2.52の新機能

  • Theatre Modeを追加しました(Theatre Modeについて詳しくは追補マニュアルをご覧ください)。
  • USER DEFINEDキーとUSER DEFINED ノブの表示内容を変更できるようになりました。
  • DDM (Dante Domain Manager)に対応しました。
    • HY144-DのファームウェアはV4.0.10.1-2.0.8 以降
    • HY144-D-SRCのファームウェアはV4.0.10.2-2.0.8 以降
    を使用して下さい。
  • SELECTED CHANNEL VIEW画面にてEQやダイナミクスのパラメーターをスクリーンエンコーダーで操作できるようになりました。
  • SENDS ON FADERモードのとき、パネルのチャンネルネームディスプレイにONキーの状態を表示するようになりました。
  • HY SLOT4(CSD-R7の場合はHY SLOT3)の入出力パッチに対応しました。
  • HA設定をTAKE FROM PORT/TAKE FROM CHANNELから選択できるようになりました。
  • MIDIの送信、受信のON/OFFをUSER DEFINEDキーなどからできるようになりました。
  • Focus Libraryに対応しました。
  • EQやダイナミクスの各バンクに含まれるパラメーターを拡張しました。
    • EQUALIZER : LPF, HPF
    • DYNAMICS : KEY IN SOURCE, FILTER

V2.52の改善点

  • シーン画面が同時に複数ディスプレイで表示できるようになりました。
  • シーンリコール時間を短縮しました。
  • 表示の遅かった一部の画面の画面遷移時間を短縮しました。

V2.52で修正した不具合

  • プリファレンス設定を行なうPREFERENCESポップアップ画面のSURFACE SETTINGS2にて、INPUTとOUTPUTのいずれか、もしくは両方のAUTO CHANNEL SELECTがオンになっている場合、SENDS ON FADERモードにてフェーダー操作をした直後にSENDS ON FADERモードから抜けると、まれにコンソール上のソフトウェアがハングアップすることがある不具合を修正しました。
  • DSP-R10、CSD-R7 を初期化しても、RPio622/222へのアウトプットパッチ設定が残ってしまう不具合を修正しました。
  • DSPミラーリング使用中、フェイルオーバーが発生したときに、自動的に同期しない不具合を修正しました。
  • システム再起動後、まれにメーターが振れないことがある不具合を修正しました。
  • 2台のコンソールからRio-D2のHAを操作すると片側のコンソールの内容が更新されない不具合を修正しました。
  • システム起動時Unit IDをS1に設定したRPio622/222がまれに認識されないことがある不具合を修正しました。
  • リコールセーフしているフェーダーをシーンリコール直後に操作したとき、フェーダーが引き戻されることがある不具合を修正しました。
  • RPio622/222のMY SLOT2に挿入したカードをPort to Portで使用する際に表示が不正となる不具合を修正しました。
  • USBメモリを挿したときに、SAVE/LOAD画面で不正なファイルパスが表示されることがある不具合を修正しました。
  • アウトプットチャンネルのPort Identifyを実行した時に、Danteのポート複数にパッチしていてもすべて点灯しない問題を修正しました。
  • シーンリストの最初でDEC RECALLしたときや、最後でINC RECALLしたとき、シーン番号がループする不具合を修正しました。
  • RIVAGE PMシステムに接続されたDante機器のHAがまれに制御できなくなる不具合を修正しました。
  • その他軽微な不具合を修正しました。

バージョンアップ時のご注意

  • V1.20よりプロジェクトファイルの保存方式が変更されました。
    V1.16以前のバージョンで保存したプロジェクトファイルをロードした場合は、プラグインのパッチが外れるなどの状態になることがありますので、その場合は再度パッチするようにしてください。
  • アップデート前のバージョンがV1.21以下の場合、コンソールのファームウェアアップデートのときに、updateのプログレス表示がまれに14/18の状態から進まなくなることや、エラーで終了することがあります。5分以上その状態が続く場合は、コンソールの電源を一度オフにして、再度アップデートしてください。
  • V1.21以前のバージョンで保存したプロジェクトファイルをロードしたときに、エフェクトプラグインやGEQがフォーカスリコールの対象になっているにも関わらず、SCENE画面にあるRACKのフォーカス設定状態を示すインジケーターが消灯したままになることがあります。インジケーターを正しい表示に戻すには、そのシーンの SCENE SETUP (FOCUS)ポップアップ画面を一度開いてから閉じてください。その後プロジェクトファイルをセーブし直すと、それ以降は問題が発生しません。

バージョンダウングレード時のご注意

  • 本バージョンで保存したプロジェクトファイルを、V1.21以前のシステムでロードしないでください。ロードすると、カレントを含むすべてのシーンでプラグインがアンマウントされます。この場合、再度マウントしてパラメーターをすべて設定しなおす必要があります。
  • ファームウェアをダウングレードする場合は、ダウングレードしたあとにシステム全体をイニシャライズしてください。

使用上のご注意

  • HAゲインを小さく設定したシーンから、HAゲインを非常に大きく設定したシーンをリコールすると、その信号をどこにもパッチしていなくても、まれに大きなヒスノイズが数秒間出力されることがあります。
  • コンソールのUSB端子 にUSBキーボードなどの外部デバイスを接続したとき、一部の機種で以下のようなメッセージが表示されることがあります。
    You must restart your computer to apply these changes [Restart Now] [Restart Later]
    もしこのメッセージが表示された場合は、そのUSBデバイスはコンソールには使用できませんので、取り外してください。
  • DSPミラーリングのフェイルオーバーが発生してDSPエンジンBがアクティブに切り替わっても、ワードクロックマスターは自動的には切り替わりません。音切れを防ぐため、フェイルオーバー発生後もDSPエンジンAの電源を落とさないでください。
  • RIVAGE PM Editor用ネットワーク端子にPM Editor、RIVAGE PM StageMix以外や、異なるDSPエンジンのPM Editorネットワークを接続しないで下さい。
  • HY144-D-SRCをDDMサーバに接続した状態で、システムの電源を入れたとき、まれにHY144-D-SRCが起動しない場合があります。その場合はシステムの電源を入れなおして下さい。

ヤマハ株式会社(以下「弊社」)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、ソフトウェア使用許諾契約(以下「使用許諾契約」)を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

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6. オープンソースソフトウェア

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7. 第三者のソフトウェアおよびサービス

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お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限

U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:
The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウェア」を意味するものとします。

8. 一般事項

本契約は、日本法(法の抵触に関する原則を除く)の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。また、弊社とお客様との間で問題が生じた場合には、弊社とお客様が誠意をもって協議し、協議しても解決しない場合は、東京地方裁判所を専属管轄裁判所とします。本契約の規定のいずれか、または、ある規定の一部分が管轄権を有する裁判所または行政機関によって不法、無効、執行不可能とみなされた場合や、当該の規定(または規定の一部分)が使用許諾契約全体の基本的性質に合致しないと判断された場合も、残りの規定(該当する規定が含まれる条項の残りの部分も含む)の合法性、妥当性、法的効力は影響を受けません。お客様からの全ての法的通知は書面でなされるものとし、下記に記載の住所まで書留郵便で送付されるものとします。

〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ株式会社

9. 完全合意

本契約の契約条件は、お客様と弊社の間の完全な合意から成るもので、この件に関する従前のすべての認識や合意に取って代わるものとします。

10. 契約の変更

弊社は、独自の判断で本契約を変更することができます。変更後の契約の効力は、変更後の契約に対してお客様が同意、または変更日以降、本ソフトウェアを使用したときから発生するものとします。

最終更新日:2020年1月28日