RIVAGE PM Firmware V3.02 (旧バージョン)
RIVAGE PM Firmware/ Editor / StageMixの互換性について
RIVAGE PMシステムを使用する際は、CS-R10、 CS-R10-S、 CSD-R7、 DSP-R10、 RPio622、 RPio222、 RIVAGE PM Editor、RIVAGE PM StageMixのすべてのバージョンを一致させてください。異なるバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
アップデートする際には、TWINLANeネットワークカード(HY256-TL、HY256-TL-SMF)もアップデートされるため、必ずそのカードを対応スロットへ挿入した状態で行なってください。アップデート後にそのカードを挿入した場合は、再度アップデートを行なってください。Danteカード(HY144-D、HY144-D-SRC)は、Dante Firmware Update Managerを使用してアップデートを行なってください。
主なアップデート内容
V3.02で修正した不具合
- PLUG-INのOUTPUTをSUB INにパッチした状態で再起動をすると、そのパッチが無効になる不具合を修正しました。
- SELキーを使用して設定する機能をアサインしたUSER DEFINEDキーを押すと、まれにシステムがクラッシュする不具合を修正しました。
V3.01で修正した不具合
- Selected Channelセクションの[COPY]および[PASTE]キーを使用してチャンネルのコピーを行なうと、コントロールサーフェスがフリーズすることがある不具合を修正しました。
- START UP MODEをREFRESH、REFRESH w/o MUTEに設定しているRio-D2シリーズをREMOTE ONLYの状態で再起動した場合Rio-D2シリーズとの接続がConnectingで止まってしまう不具合を修正しました。
V3.00の新機能
- ネットワークに接続しているデバイスのデバイス名、スロット、ポートにラベルをつけて、パッチ画面等で確認できるようになりました。
- チャンネルのパラメーターをコピーするときに、コピーするパラメーターを選択できるようになりました。また、インサートされたプラグインを含めてコピーできるようになりました。
- レベルを検出するメーターの切り替えポイントが増えました。(INPUT METERのPRE GC、PRE D.GAIN)
- プラグインに、バッククラウンドノイズや残響の除去を目的とした6バンドのノイズサプレッサーDaNSeが追加されました。
- MIX/MATRIXバスからインプットチャンネルに信号を戻す(MixToInput)ことができるようになりました。
- アウトプットチャンネルの入力にインプットポートをパッチできるSUB IN機能が追加されました。
- THEATRE MODEのときにDCAへのアサインが簡単に行なえるようになりました。
- EQの各バンクにアッテネーターが追加されました。
- EQのタイプが特性グラフ上で確認できるようになりました。
- 現在のシステム構成と異なるデータをロードしようとすると警告が表示されるようになりました。
- ALLタイプのデータをロードするときに、WITH SYSTEM SETTINGSボタンを押すと以下の項目もロードされるようになりました。
- ワードクロック設定
- DANTE SETUP(デバイスマウント、パッチ、ポートネームを含む)
- RPio622/222のRYスロット設定(カード設定を含む)
- ネットワーク設定(HYスロットやRIVAGE PM StageMix)
- +48V MASTER
- [SHIFT]キーを押しながらパラメーターをタッチすることで複数チャンネルをまとめて設定できるパラメーターセットに下記項目が追加されました。
- インプットチャンネルとMIXチャンネルでのSTEREO A/Bのオン/オフ
- THEATRE MODEのときのEQとダイナミクスのバンクリンクのオン/オフ
- ライブラリー画面にソート機能が追加されました。
- Delay Compensation設定に応じたエンジン内部のレイテンシーが表示されるようになりました。
- RTAがオフセットを設けてリニア表示されるようになりました。
- SENDS ON FADERモードでの[ON]キーの動作を選択できるようになりました。
- SELECTED CHANNEL VIEW画面やMETER画面で、ミュートグループによってミュートされているチャンネルのONボタンが点滅するようになりました。
- [SHIFT]キーがBAYごとに作用するか、すべてのBAYに作用するかを設定できるようになりました。
- シーンのタイトルなどをキーボードで入力するときにOKボタンの代わりにENTERキーで確定できるようになりました。
- USER DEFINEDキー、USER DEFINEDノブ、[Fn]キーの割り当てに下記機能が追加されました。
- USER DEFINEDキー
- INPUT A/BのSPECIFIC CH
- SET BY SEL、SET NORMAL VALUE、OSCILLATORのBAY ALL
- SOLO ON
- USER DEFINEDノブ
- SPECIFIC CH of CH FADER
- [Fn]キー
- VSC ON
- USER DEFINEDキー
V3.00の改善点
- フォーカス、グローバルペースト、リコールセーフの各設定画面の操作性、表示機能を改善しました。
- CUSTOM FADER BANKポップアップ画面での設定の操作性を改善しました。
- 同期処理を行なうDEVICE SYNC画面にて、データ同期方向の操作を改善しました。
- パッチ画面やメーター表示等でチャンネルネームを表示して、操作性や視認性を改善しました。
- シーンリコール時のMIDI/GPI出力時間のばらつきを軽減しました。
- ステレオに設定したMIXチャンネルからSTEREOバスに送られる信号のPANを振り切ったときのレベルを、ノミナルレベルに変更しました。
- 何も割り当てられていないUSER DEFINEDキーやUSER DEFINEDノブに機能を割り当てるとき、最後に設定した機能が表示されるようになりました。
- アウトプットチャンネルの選択切り替えに連動して、SEND MASTERが変わるようになりました。
- TWINLANeネットワークにSYNCできていないデバイスがある場合、DEVICE NOT SYNCED! と表示されるようになりました。
V3.00で修正した不具合
- Selected ChannelセクションのSENDノブによるSENDレベルの可変範囲が不正となることがある不具合を修正しました。
- DYNAMICSでDE-ESSERを選択したときに、Selected ChannelセクションにFILTERのQが表示されない不具合を修正しました。
- THEATRE MODEにおいて、シーンリコールでチャンネルがペアになる際にEQや DYNAMICSが異なる不具合を修正しました。
- RPio622/222に入力した音声が立ち上がらないことがある不具合を修正しました。
- コンソールデータをUSBメモリーに保存や読み込みをすると、コンソールファームウェアがまれにフリーズすることがある不具合を修正しました。
- AutomixerのUI上でパッチしているチャンネル名が表示されない不具合を修正しました。
- その他軽微な不具合を修正しました。
バージョンアップ時のご注意
- V1.20よりプロジェクトファイルの保存方式が変更されました。
V1.16以前のバージョンで保存したプロジェクトファイルをロードした場合は、プラグインのパッチが外れるなどの状態になることがありますので、その場合は再度パッチするようにしてください。 - アップデート前のバージョンがV1.21以下の場合、コンソールのファームウェアアップデートのときに、updateのプログレス表示がまれに14/18の状態から進まなくなることや、エラーで終了することがあります。5分以上その状態が続く場合は、コンソールの電源を一度オフにして、再度アップデートしてください。
- V1.21以前のバージョンで保存したプロジェクトファイルをロードしたときに、エフェクトプラグインやGEQがフォーカスリコールの対象になっているにも関わらず、SCENE画面にあるRACKのフォーカス設定状態を示すインジケーターが消灯したままになることがあります。インジケーターを正しい表示に戻すには、そのシーンの SCENE SETUP (FOCUS)ポップアップ画面を一度開いてから閉じてください。その後プロジェクトファイルをセーブし直すと、それ以降は問題が発生しません。
バージョンダウングレード時のご注意
- 本バージョンで保存したプロジェクトファイルを、V1.21以前のシステムでロードしないでください。ロードすると、カレントを含むすべてのシーンでプラグインがアンマウントされます。この場合、再度マウントしてパラメーターをすべて設定しなおす必要があります。
- ファームウェアをダウングレードする場合は、ダウングレードしたあとにシステム全体をイニシャライズしてください。
- 本バージョン(V3.00)で作成したMixToInputを含むデータをV3.00より前のバージョンのRIVAGE PMシステムにロードすると、MixToInputが動作します。信号のループなどに注意してください。
使用上のご注意
- HAゲインを小さく設定したシーンから、HAゲインを非常に大きく設定したシーンをリコールすると、その信号をどこにもパッチしていなくても、まれに大きなヒスノイズが数秒間出力されることがあります。
- コンソールのUSB端子にUSBキーボードなどの外部デバイスを接続したとき、一部の機種で以下のようなメッセージが表示されることがあります。
You must restart your computer to apply these changes [Restart Now] [Restart Later]もしこのメッセージが表示された場合は、そのUSBデバイスはコンソールには使用できませんので、取り外してください。
- DSPミラーリングのフェイルオーバーが発生してDSPエンジンBがアクティブに切り替わっても、ワードクロックマスターは自動的には切り替わりません。音切れを防ぐため、フェイルオーバー発生後もDSPエンジンAの電源を落とさないでください。
- RIVAGE PM Editor用ネットワーク端子にPM Editor、RIVAGE PM StageMix以外や、異なるDSPエンジンのPM Editorネットワークを接続しないで下さい。
- Danteのチャンネルラベルに、漢字などの動作確認できていない文字を使用した場合、チャンネルネームLCDには正しく文字が表示されません。
- 同期(144io Sync SRC)モードでDanteカード(HY144-D-SRC)を使用するときは、Danteネットワーク内でマスターとして動作させる1台のみ、Dante ControllerでEnable Sync to Externalにチェックを入れてください。
ライセンス合意とファイルのダウンロード
ヤマハ株式会社(以下「弊社」)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、ソフトウェア使用許諾契約(以下「使用許諾契約」)を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。
お客様が本ソフトウェアをダウンロード、インストール、コピー等された場合、またはインストールされた本ソフトウェアを使用された場合には使用許諾契約に同意されたものとしますので、必ず下記の条項を充分お読みください。ご同意いただけない場合は、ダウンロード、インストール、コピー等を中止するか、インストールしたファイルを削除してください。
1. 著作権および使用許諾
弊社はお客様に対し、使用許諾契約に基づいて配布されるプログラム、データファイル及び今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアップ(以下「本ソフトウェア」)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアや、本ソフトウェアの使用から得られるデータの所有権はお客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社およびライセンサーが有します。
2. 使用制限
お客様は、本ソフトウェアの利用にあたり、以下の行為を行なってはなりません。
- 本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすること(ただし、法律により明示的に許可されている場合を除く)。
- 本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくること。
- 本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送すること。
- 本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信すること。
- 弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げること。
- 正当な保有者から許可を得ている場合またはその他の法的な権限を有する場合を除いて、著作権その他の財産的権利により保護された物の権利侵害となる様態にて本ソフトウェアを利用すること。
- 本ソフトウェアにより使用または入手できる著作権曲について、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可なく解除したり、電子すかしを改編したりすること。
3. 終了
使用許諾契約はお客様が本ソフトウェアをお受け取りになった日に発効します。本契約は、お客様が著作権法または本契約に定める使用条件の条項に一つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。その場合には、ただちに本ソフトウェアの使用を中止し、その複製および付帯文書をすべて廃棄しなければなりません。
4. 製品の保証
本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。弊社はそれ以外の保証はいたしません。
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お客様が入手された本ソフトウェアの消失について、その理由にかかわらず弊社は再度供給する一切の責任を負いません。
5. 責任の制限
弊社の責任は使用許諾契約で定める許諾を供与することのみに限定されるものとします。弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。
6. オープンソースソフトウェア
本ソフトウェアには、オープンソースライセンス(GNU General Public License、Lesser General Public License を含むが、これに限定されない)を伴うソフトウェアまたはこれを改変したもの(以下「オープンソースソフトウェア」)が含まれる場合があります。オープンソースソフトウェアのご使用は、各権利者の定めるライセンス条件に従っていただくものとします。なお、本契約と各オープンソースライセンスとで矛盾する内容が規定されている場合、矛盾する箇所に限り、該当するオープンソースライセンスの内容が優先して適用されます。
7. 第三者のソフトウェアおよびサービス
弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、サービス、データファイルおよび関連文書(以下「第三者ソフトウェア」)を提供する場合があります。弊社が第三者ソフトウェアであることを示した場合、お客様はその第三者ソフトウェアに付随する契約条項に拘束され、第三者ソフトウェアの提供者が全ての保証その他の責任を負うことを理解し同意するものとします。弊社は第三者ソフトウェアに関する一切の責任を負いません。弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。
お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:
The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウェア」を意味するものとします。
8. 一般事項
本契約は、日本法(法の抵触に関する原則を除く)の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。また、弊社とお客様との間で問題が生じた場合には、弊社とお客様が誠意をもって協議し、協議しても解決しない場合は、東京地方裁判所を専属管轄裁判所とします。本契約の規定のいずれか、または、ある規定の一部分が管轄権を有する裁判所または行政機関によって不法、無効、執行不可能とみなされた場合や、当該の規定(または規定の一部分)が使用許諾契約全体の基本的性質に合致しないと判断された場合も、残りの規定(該当する規定が含まれる条項の残りの部分も含む)の合法性、妥当性、法的効力は影響を受けません。お客様からの全ての法的通知は書面でなされるものとし、下記に記載の住所まで書留郵便で送付されるものとします。
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ株式会社
9. 完全合意
本契約の契約条件は、お客様と弊社の間の完全な合意から成るもので、この件に関する従前のすべての認識や合意に取って代わるものとします。
10. 契約の変更
弊社は、独自の判断で本契約を変更することができます。変更後の契約の効力は、変更後の契約に対してお客様が同意、または変更日以降、本ソフトウェアを使用したときから発生するものとします。
最終更新日:2020年1月28日
これらも必要
- HY144-D Firmware V4.0.11.1_2.0.8
- HY144-D-SRC Firmware V4.0.11.1_2.0.8 (旧バージョン)
- RIVAGE PM Editor V3.0.2 for Mac macOS 10.14-OS X 10.10 (旧バージョン)
- RIVAGE PM Editor V3.0.2 for Win 10/8.1/7 (旧バージョン)
- RIVAGE PMシリーズ V3 追補マニュアル
- RIVAGE PM Block Diagram
- RIVAGE PMシリーズ データリスト
- RIVAGE PMシリーズ オペレーションマニュアル
- RIVAGE PM10 システムセットアップガイド
- RIVAGE PM7 システムセットアップガイド
- RIVAGE PM StageMix ユーザーガイド
インストレーションマニュアル
旧バージョン
RIVAGE PM Firmware
- 旧バージョンの主なアップデート内容
- RIVAGE PM Firmware V4.20
- RIVAGE PM Firmware V4.12
- RIVAGE PM Firmware V4.02
- RIVAGE PM Firmware V3.05
- RIVAGE PM Firmware V3.04
- RIVAGE PM Firmware V3.03
- RIVAGE PM Firmware V3.02
- RIVAGE PM Firmware V3.01
- RIVAGE PM Firmware V3.00
- RIVAGE PM Firmware V2.52
- RIVAGE PM Firmware V2.20
- RIVAGE PM Firmware V2.02