AFC Enhance 音場支援システム
AFC Enhanceとは
音場支援システム『AFC Enhance』は、それぞれの建築物が有する、その空間固有の音響特性を活かし、音の響きを豊かにできるソリューションです。音源自体に人工的なリバーブを付加して異なる音の印象を作り出す手法とは異なり、楽器や歌声の自然な聴こえ方を保ちながら、その空間に拡がる音の残響感や音量感をコントロールし、用途に適した音響空間を提供します。
一般的に講演会やスピーチ用途の多目的イベントスペースや集会場・宴会場は、明瞭性の高い拡声ができるよう響きの少ない空間が建築計画されます。響きの少ない空間では、クラシック音楽などの生演奏を行うには音の拡がりや余韻が足りないため、演奏者自身が気持ちよく演奏できず、また聴衆も心地よく鑑賞することが難しくなります。
『AFC Enhance』は電気音響・信号処理技術を用いて、響きの少ない空間に、その空間固有の音響特性を元に、用途に適した響きを付加します。クラシック音楽の生演奏の音を自然かつ豊かに響かせられるほか、講演会・スピーチや演劇など、用途が多岐に渡る空間を各々に適した響きに変化させることができます。これにより、建築音響特性を活かし、そのひとつの空間を多様な演目で活用することができます。
音楽演奏
場面や状況に合わせて音響空間を最適化
場面や状況に合わせて音響空間を最適化
最適な残響の定義は、用途によって大きく異なります。『AFC Enhance』は、反響板などの物理的な処理に時間やリソースを費やすことなく、あらゆるコンテンツや状況に最適な残響を作り出すことができます。さらに、現場で残響特性を柔軟に変更できるため、例えば演劇作品の場面ごとに最適な響きを設定することも可能です。このように、空間の音響特性を迅速かつ簡単に調整できる機能により、観客に最適な体験を提供します。
体験型インスタレーション
体験型インスタレーションにユニークな雰囲気をもたらす
体験型インスタレーションにユニークな雰囲気をもたらす
- 博物館の展示やテーマパークなど、音を含むインスタレーションの体験を構築するうえで、音はきわめて重要な要素です。
- 『AFC Enhance』は、観客が日常では決して体験できないような方法で空間の残響を劇的に変化させ、予期しない体験を提供します。
スポーツイベント
スポーツイベントの醍醐味をさらに向上
スポーツイベントの醍醐味をさらに向上
『AFC Enhance』は、スポーツイベントの雰囲気を一層高め、プレーヤーと観客の両方に対して、さらにスリリングな体験を提供します。
声や声援、会場のさまざまな音を集音し、処理して会場全体に出力することで、観客の興奮を最大限に引き出すと同時に、プレーヤーのモチベーションもさらに高めます。
リハーサルルーム
より生産的なリハーサルの実現
より生産的なリハーサルの実現
リハーサルは、実際の会場の音響特性が正確に再現された環境で行うことで、より生産的になり、アーティストの自信も高まります。リハーサル室は通常、会場よりも響きが少なく、アーティストが十分な準備を行うことが難しい場合がありますが、『AFC Enhance』を使えば、ボタン一つでリハーサル室の音響環境を実際の会場に合わせて調整できます。
導入事例
イベントレポート
製品情報
AFC Enhanceは、各種マイク・スピーカーおよび専用のプロセッシングエンジンで構成されるシステムです。システム規模に応じて機器構成は異なりますので、詳細なハードウェア構成につきましてはヤマハAFC Enhance認定インストーラーにお問い合わせください。
*『AFC Enhance』はヤマハの認定を受けた「ヤマハAFC Enhance認定インストーラー」の取り扱い製品です。
●ヤマハAFC Enhance認定インストーラー
ヤマハサウンドシステム株式会社(https://www.yamaha-ss.co.jp/ )
製品の色は実際の色と若干異なる場合があります。
