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企業オフィスには、会議室、プレゼンテーション用の多目的室、打ち合わせスペースなど、さまざまなサイズや目的で利用される部屋があります。どのような部屋においても、新しいアイデアを創発し、活発な議論を引き起こすためには、集中力を維持でき、最大限に能力を発揮できる環境を整えることが重要です。例えば会議システムの音質が悪ければ、参加者のストレスになり、最終的には生産性やモチベーションの低下に繋がりかねません。

リモート会議やハイブリッド会議が一般的になるにつれ、従業員の生産性と効率を高めるために高品質なコミュケーションのためのシステムが不可欠になっています。

スムーズな遠隔コミュニケーションを実現する幅広い商品群

会議の要件は部屋ごとに異なりますが、すべての遠隔会議室に共通する目的は、円滑にコミュニケーションが行え、コラボレーションを促進することです。そのためには明瞭で快適な音環境が不可欠です。

ヤマハは、遠隔会議向けの幅広い製品ラインアップを持ち、音の入口から出口までを備えた単体製品から、部屋の規模・目的に合わせて柔軟にカスタマイズできる設備用製品を提案可能です。

ビジネスを加速する企業オフィス向け音響システム

製品の開発は非常に高度なテクノロジーの上で成り立つものですが、だからといって、その製品の使い勝手は高度で困難なものであってはいけません。ヤマハのソリューションは、必要な機能を簡単に扱えるため、本来の目的であるコミュニケーションに集中できる環境を提供します。

近年、ハイブリッド型での会議開催が一般的な選択肢のひとつとなっていますが、快適な音で実施するためには多くの専門知識が求められます。準備や運用にも複雑な設定や接続が必要な場合があります。ヤマハの遠隔会議製品は、誰でも直感的に使用できるシンプルな操作性と自動化されたスマートな機能を備えているため、利用者は会議やディスカッションに集中できます。

システムのセットアップや音響調整がスムーズ

冗長なセットアップ時間やあまりに難解な専門知識を要求するシステムには別れを告げましょう。ヤマハの遠隔会議製品は、調整やセットアップ時間を大幅に短縮できる機能を搭載しています。たとえば、遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション『ADECIA』は、複数機器によるシステムでありながら、Web GUIをクリックしていくだけで音響調整を含めたセットアップを完了できるため、簡単に快適な音環境を構築し最適化できます。

1. 会議室(小)

役員会議室は発言の精確な収音のため、準備に時間や手間がかかりがちです。天井に固定設置する『ADECIA シーリングソリューション』は会議開催ごとのマイク準備が必要なく、ビームフォーミング機能により発話方向に自動追従して収音するため、レイアウトや人数による設定調整も必要ないため、準備時間を大幅に短縮できます。

2. 会議室(中)

会議ごとの座席レイアウト変更に対応できる遠隔会議システム例です。『ADECIA ワイヤレスソリューション』は、音質を優先しつつ、頻繁な座席や机のレイアウト変更対応が必要な会議室に最適です。マイクロフォンがワイヤレスのため話者位置に合わせた配置ができ、非常にクリアな音質で収音できます。

3. オープンスペース

周囲の騒音により会議が妨げられる可能性があります。『CS-500』独自のSoundCap Eye機能は、内蔵のAIカメラが認識した話者にフォーカスして収音するため、オープンスペースのような周囲から音が飛び込む可能性のある環境において快適な遠隔会議を実現します。

4. 会議室(分割・合同運用)

会議室を分割・合同使いする運用には、『ADECIA シーリングソリューション』がおすすめです。話者に自動追従する天井設置型マイクロフォン『RM-CG』と、レイアウトごとの部屋設定をプリセットできるシグナルプロセッサー『MRX7-D』で、簡単で快適な運用が行えます。

5. プレゼンテーションルーム(大)

複数の入出力に柔軟な対応が行えるDante対応デジタルミキサー『TF-RACK』のほか、ラインアレイスピーカー『VXLシリーズ』の垂直連携により、省スペースな設置環境であっても奥行きのある会場を均一にカバーできます。

6. プレゼンテーションルーム(大・オペレーター付き)

Dante対応のデジタルミキサー『QLシリーズ』を中心としたシステムを構築することで、講堂などの会場にも柔軟に対応できます。『CZRシリーズ』は高音質と高出力を両立し、ホーンの回転により縦/横どちらの設置でも最適なカバレッジを実現します。『PC-Dシリーズ』は、理想的なDSP設定を簡単に設定できる『CZRシリーズ』用プリセットを搭載しています。

7. 単一ゾーンのBGM

イベント時のアナウンス用マイクを接続したコンパクトなパワーアンプ『MA2030a』と、再生機器で構成したBGMシステムです。

壁掛けコントローラ『DCP1V4S-US』を追加すると、操作がさらに容易になり、システムをより便利に制御できます。

8. 仮設PA

『STAGEPAS 600BT』は、屋内または屋外の小規模な環境で、バンドの練習やパフォーマンスに最適なPAシステムです。コンパクトなオールインワンサウンドシステムのため、さまざまな用途で使用できるほか、シンプルな操作性により高度な音響の専門知識が必要なく簡単に扱うことができます。スマートフォンやタブレットを使用してBluetooth接続によるBGM再生やカラオケ再生も行えます。

9. 配信

9. 配信

ウェビナーやライブコマースなど、企業が顧客に直接情報を発信する機会が徐々に増えています。デジタルミキサー『TF1』は、コンパクトな筐体に豊富な機能と入出力端子を搭載したオールインワンモデルです。『TF1』は音声をスイッチャーやその他のデバイスに送信したり、USBオーディオインターフェイスとしても使用できるため、音声を直接PCに取り込むことができます。

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