今月の音遊人
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浜松の秋はジャズに染まる。ビギナーからマニアまで楽しめるハママツ・ジャズ・ウィーク
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2014.10.6
tagged: ジャズ, ハママツ・ジャズ・ウィーク, ギラ・ジルカ, 日野皓正, ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド, 古今亭志ん彌, 佐藤允彦
秋はジャズの季節。日本でも各地でジャズフェスティバルが開催されるが、なかでもオススメなのが、10月18日(土)~26日(日)に開催されるハママツ・ジャズ・ウィーク。今年で23回目を迎える歴史あるイベントだ。今回もビギナーからマニアまで、そして世代を超えて楽しめる多彩な催しが用意されている。
家族や親子でも楽しめるのは、19日(日)にクリエート浜松で行われる「親子で楽しむジャズコンサート」。子ども向けの歌や絵本で知られる中川ひろたかが、一流のジャズマンたちと自身の歌や手遊び等を披露する人気企画だ。今年は歌と踊りに子どもたちに人気のケロポンズも加わり、親も巻き込む楽しさ満点のイベントになること必至だ。
大人の粋な楽しみを追求したい、という人には、ピアニスト佐藤允彦と落語家・古今亭志ん彌のコラボレーション「ジャズと落語の粋な関係 佐藤允彦《ジャズ高座》」がオススメだ。25日(土)にアクトシティ浜松の研修交流センター音楽工房ホールで行われる。落語通のピアニスト佐藤と、ジャズ通の落語家志ん彌。リズムや即興性といったお互いに共通の要素を鍵に、過去には佐藤によるモダンジャズアレンジの出囃子や替え歌、バンド付きでの志ん彌の落語や漫談などが披露され、笑いが絶えないステージとなった。今年はどんなネタが飛び出すか、楽しみである。
メインイベントは、最終日にアクトシティ浜松・大ホールで行われる「ヤマハジャズフェスティバル」。「ここにしかない、めぐり合い。」をコンセプトに、タイプの違う3組の豪華なアーティストたちによるコンサートが楽しめる。
ソウルフルな歌が持ち味のギラ・ジルカや、半世紀近いキャリアを持ちながらも今なおパワフルで切れ味鋭いプレイで前進し続ける日野皓正がそれぞれ自身のバンドを率いて登場する。そして特に注目なのは、現在、世界最高峰のビッグバンドといえるゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンドだ。超絶なパワーとテクニック、そしてディズニーランドでも演奏するなど、誰もが楽しめるエンターテインメント性も兼ね備えたこのバンドを浜松で観ることができるのは貴重な機会になるはずだ。
ほかにも、期間中には新東名高速道路のNEOPASA浜松(上り)ミュージック・スポットでジャズライブが楽しめたり、「自分も演奏して楽しみたい!」という人には19日(日)に浜松市内のライブハウス「Jazz In“B♭”」でジャム・セッションの企画が用意されているなど、浜松の街がジャズに染まる一週間となる。
会期:2014年10月18日(土)~26日(日)
場所:クリエート浜松、アクトシティ浜松・研修交流センター音楽工房ホール、アクトシティ浜松・大ホール、新東名高速道路NEOPASA浜松(上り)ミュージック・スポット ほか
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