われら音遊人:「非日常」の充実感が活動の原動力!

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われら音遊人:「非日常」の充実感が 活動の原動力!
われら音遊人
われら音遊人:「非日常」の充実感が活動の原動力!
2015.1.14
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合唱、独唱を問わず、伴奏なしで歌う「アカペラ」。三重大学合唱団出身のメンバーによる「KafS」は、女性一人と男性四人が、それぞれ違うパートを担当するアカペラグループだ。
仲間の結婚式で歌ったのをきっかけに、松井佑輔さんが中心となってグループを結成したのが十年前のこと。メンバーの入れ替わりを何度か経ているが、初期メンバーのひとりである野呂郷太さんも、いっときグループを脱退し、また戻ってきたのだという。
「仕事の都合で続けるのが難しくなって脱退したのですが、皆のライブを観て、やっぱりいいなあと思ったんです」(野呂さん)
現在のメンバーは全員、三重県津市に在住。ふだんの練習は、市内のカラオケボックスで行っている。
「二週間に一度、基本的には土曜の午前を練習日と決めて、皆の都合に合わせて日程を調整しています」(松井さん)

メンバーの吉村友宏さんと裕美子さんは合唱部では在籍時期が違ったが、KafSがきっかけでお付き合いが始まり、昨年結婚されたのだそう。「ステージに立ってお客さんの前で歌うという、非日常的な経験ができて幸せ」という友宏さんと、「ライブの対バン(共演バンド)でふだん聴かないジャンルの音楽に出会えるのが楽しい」という裕美子さん。共通の趣味でさぞ家庭での会話も盛り上がると思いきや、「家の中で反省会をすると喧嘩のもとになるので、練習のことには触れません」と友宏さんは笑う。

活動当初は友人の結婚式など、内輪の場での演奏が主だったという彼らだが、三年ほど前からはライブハウスや地域のイベントにも出演するなど、活動の幅を広げている。
「僕は練習は面倒だなって思ってるんですけど(笑)、ライブの興奮と終わったあとの充実感を味わえるのが醍醐味だなって思います」(四十さん)

われら音遊人:「非日常」の充実感が 活動の原動力!

左から、松井佑輔さん、四十(よと)薫さん、吉村裕美子さん、野呂郷太(きょうた)さん、吉村友宏さん。
この日の練習場所は、先日出演させてもらったライブハウス。ライブハウスは出演時間が長いので、アップテンポの曲、スローでしっとりと聴かせる曲など、構成にも気を配る。

現在のメンバーになってからのレパートリーがまだ少ないため、今後は選曲の幅を広げていきたいという彼らだが、何よりも目指しているのが「やめずに長く続けること」。オリジナル曲を作ったり、楽器も少し取り入れたりと、長期的に取り組んでいきたい夢がメンバーそれぞれにあるのだという。

「あと三十年くらい続けられたら、皆で外国に行って、路上で歌おうか?」(松井さん)
「ええーっ!?(笑)」(一同)

■バンド紹介

●バンド名
KafS(カフス)
●結成時期
2006年
●モットー
細く、長く、続ける
●練習頻度
2週間に1度
●平均年齢
31歳(松井さん・32歳、四十さん・26歳、吉村裕美子さん・34歳、吉村友宏さん・30歳、野呂さん・32歳)
●メンバー
松井佑輔さんが中心となり、三重大学合唱団のOB・OGで結成。メンバーの入れ替わりが何度かあったが、新メンバーもすべて同じ合唱団のOB・OGから。現在の構成になったのは2013年からで、四十さんが最も新しいメンバー。
●活動内容
ライブハウスや地域のイベント、友人の結婚式、施設訪問などで演奏。レパートリーは主に洋邦のポピュラーソングのカバー。

文/ 月原荘子
photo/ 村上一光