見るだけでなく、楽器の音を聴くこともできる!

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浜松市楽器博物館
楽器博物館探訪
見るだけでなく、楽器の音を聴くこともできる!

見たこともない楽器に出逢ったら、「どんな音がするんだろう?」と気になりますよね。そんな要望に応えるべく、浜松市楽器博物館では多くの楽器の音をヘッドフォンで聴けたり、演奏風景を映像で見られたりします。
「今では海外の博物館でも同様のシステムを取り入れていますが、ここがオープンした20年前は画期的なことでした。でも理想を言えば、毎日コンサートを開き、お客さんに生の音を聴いていただきたいのですが」

そうなんです。同楽器博物館では歴史的な楽器を使ったコンサートをはじめ、歴史・文化講座、ワークショップなどが頻繁に開かれており、めったに聴くことのできない音色を、その道のプロの演奏で体感することができます。
「公立の楽器博物館として我々に課せられた使命は、楽器を展示するだけでなく、損傷を与えないよう気をつけながら可能な限り使っていくことだと考えています。メンテナンスには手間がかかりますが、少しでも多くの方に生の音を楽しんでいただきたいです」

浜松市楽器博物館

2015年夏に開催された、神代修さんによる「19世紀のトランペット」ミニコンサート(写真左)と
嶋和彦館長による講座「金管楽器の歴史」(写真右)

また、同楽器博物館がこれだけで終わらないのは、所蔵楽器を使った演奏のCDやDVDの企画・制作も行っているところ。2015年11月には54枚目が発表される予定です。楽器は人に弾かれてはじめて命を持つもの。できるだけ音を鳴らし、多くの人に聴いてもらいたいという嶋館長の思いは、楽器にとって本当に嬉しいことに違いありません。

さらに公立の博物館ならではの特徴として、浜松市内の小学校へ出張する移動楽器博物館を実施するなど、様々な教育普及活動も行っています。
「子どもたちには西洋音楽だけでなく、非西洋音楽の素晴らしさも知ってほしいです。私自身は幼いころからいろんな国の音楽が好きで、どんな時代、どんなジャンルの曲もそれぞれ魅力的だと感じています。楽器がつくられた時代や国は関係なく、大切なのは楽器を大切にして、音楽とともにある人生を送ることですよね」

西洋を崇めるでもなく、自国を自慢するでもなく、世界の楽器を同じスタンスで展示・紹介する、世界でも稀な存在の同楽器博物館。貴重な楽器の音が聴けたり、実際に触れられたり、また撮影禁止(※)ではないので、興味のあるものはなんでも撮影できるのも嬉しいポイント。楽器の知識を深められるだけでなく、世界の音楽や文化に対する視野を広げるために、足を延ばしても訪問する価値のある楽器博物館です。

※フラッシュ撮影は禁止です

■浜松市楽器博物館

所在地:静岡県浜松市中区中央3-9-1
アクセス:JR浜松駅北口から徒歩10分
開館時間:9:30~17:00
休館日:毎月第2・4水曜日(祝日の場合は翌日、8月は無休)、館内整理・施設点検日、年末年始、その他臨時休館日
入館料:大人400円、高校生200円、70歳以上と中学生以下は無料
オフィシャルサイトはこちら

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文/ 武田京子