今月の音遊人
今月の音遊人:石丸幹二さん「ジェシー・ノーマンのような表現者になりたい!という思いで歌の世界へ」
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ジャズの醍醐味と言えばセッション!でも初心者にはなかなか敷居が高いのも事実。ジャズを始めてみたけど、ジャズクラブのセッションに参加する度胸はない…。そんな「セッション未経験者」にぜひお勧めしたいのが、2015年7月24日(金)にヤマハ銀座スタジオで開催される「はじめてのジャムセッション」だ。
ホストを務めるのは、ヤマハ銀座スタジオで毎月開催されている「GINZA de JAZZセッション」でおなじみのジャズベーシスト納浩一(おさむ・こういち)さん。どうして今、初心者向けのセッションなのか、納さんにうかがってみた。
「ジャムセッションってジャズを学ぶ上ですごく大切なんです。でもセッションに参加するのは最初は相当ハードルが高いようで、私が指導している大学の生徒に『セッションに行ってる?』って聞いても『まだまだ自分なんて』っていう子が多いんです。それで、敷居をぐっと下げたセッション体験の場が必要だと思ったんです」
セッション未経験者にとって敷居が下がるのはありがたいこと。具体的にはどんな点が初心者向けなのだろうか。
「まず親しみのある『銀座のヤマハ』で開催すること。いわゆるジャズクラブではないので緊張しないと思います(笑)。それに参加者もセッション未経験者に限ったので『自分だけが初心者だと困る』という心配も無用です。演奏曲もあらかじめ発表していますので、どれか一曲演奏できれば参加できます」
なるほど、これならレパートリーが少ないビギナーでも安心だ。でもビギナーだけでセッションが成り立つのだろうか。
「サポートのメンバーを入れますので、心配はいりません。もし時間の余裕があれば、演奏後のワンポイントアドバイスもしたいですね」
それにしてもセッションとはそれほどまでに重要なものなのだろうか。
「僕は、ジャズ=セッションだと思っています。ジャズをやっている人なら初対面で何の打ち合わせをしなくても、どんな編成でもちゃんと合奏できます。こんな音楽ジャンルはほかにはありません。それに、もしうまくいったら誰も予想しなかったような素晴らしい演奏になるんです。これがジャズの醍醐味だと思います。セッションは不安もあるけど、ワクワクもします。予定調和ではない音楽だから楽しいんです。それって考えてみれば人生と同じですよね。予定調和の人生なんてありませんから。セッション未体験の方はぜひこの機会に、セッションの楽しさと厳しさを体験してみてほしいと思います」
ところで、納さんが参加しているバンド「EQ」のニューアルバム発売記念ライブが2015年6月29日(月)にヤマハ銀座スタジオで開催される。どんなライブになるのだろうか。「こちらはセッションとは逆に、小池修(サクソフォン)、青柳誠(ピアノ)、大坂昌彦(ドラム)と僕の4人で長年一緒に演奏して築き上げてきたバンドならではの緻密なアンサンブルを味わっていただけます。ニューアルバムの曲は全曲演奏予定です。こちらもぜひ遊びにきてください!」
日時:2015 年7月24日(金)開場17:30/開演18:00
場所:ヤマハ銀座スタジオ(東京都中央区銀座7-9-14 )
料金:演奏2,000円、観覧1,500円
詳細、お申し込みはこちらをご覧ください。
〜EQ 8TH ALBUM“TOMORROW”発売記念〜 in ヤマハ銀座スタジオ
詳細はこちらをご覧ください。
文/ 池谷恵司
tagged: ヤマハ銀座スタジオ, 納浩一, ジャムセッション
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