今月の音遊人
今月の音遊人:亀田誠治さん「音楽は『人と人をつなぐ魔法』。いまこそ、その力が発揮されるべきだと思います」
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スタイリッシュで斬新なデザイン。思わず吹いてみたくなるカジュアル管楽器「Venova(ヴェノーヴァ)」の誕生
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2018.4.13
tagged: 楽器探訪AnotherTake, Venova, ヴェノーヴァ, Venova(ヴェノーヴァ), YVS-100, 管楽器
初心者でも気軽に始められ、本格的な演奏表現も楽しめる、まったく新しい管楽器、Venova(ヴェノーヴァ)。ラテン語の「ventus」(風)と「nova」(新しい)を組み合わせたという楽器名のとおり、ヴェノーヴァは今、管楽器シーンに新しい風を吹かせています。音楽ファンが熱い視線を送るヴェノーヴァを探訪しましょう。
ヴェノーヴァは2017年4月、ドイツ・フランクフルトで開催された、欧州地域で最大規模の楽器見本市「ミュージックメッセ」で国内に先駆けて発表され、海外のアーティストたちの間で話題となりました。その情報は日本にも伝わり、8月の国内発表以来、人気が急上昇。いち早く手にしたファンが独自の演奏動画を動画サイトにアップするなど、ヴェノーヴァへの関心が一気に高まりました。
ヴェノーヴァは、おなじみのソプラノリコーダーと同じC管のアコースティック管楽器で、指使いもリコーダーとほぼ同じ。シンプルな構造なので、管楽器演奏の経験がない人も始めやすいのが魅力。また、マウスピースとリードを装着して発音するため、サクソフォンのような音色とリード楽器ならではの吹奏感が得られ、管楽器経験者も表情豊かで本格的な演奏が楽しめます。音域は2オクターブで幅広いレパートリーが演奏可能です。
耐久性にも優れたABS樹脂製のため、軽量・コンパクトなうえ、水洗いもできるのでお手入れが簡単。海辺はもちろん、アウトドアでのアンサンブルなど、多彩なシーンで自由に演奏を楽しむことができます。
また、本格的な演奏が味わえる管楽器としては価格が手頃なのも魅力のひとつ。管楽器を吹いてみたいという人が一歩を踏み出すためのハードルを、ヴェノーヴァがぐっと下げたといえるでしょう。
ヴェノーヴァを初めて見た時、まず目を引くのがスタイリッシュで斬新なデザイン。革新的でありながらも楽器の本質を押さえたデザインによって、目にした瞬間に「吹いてみたい」気持ちが湧き上がります。
普遍性と独創性を兼ね備えたヴェノーヴァのデザインには、管楽器らしい直線的なラインと「蛇行管」という新しい形状が反映されています。音程と音域、そして演奏性のベストバランスを実現すると同時に、カジュアルで美しく、扱いやすさをも追求したデザインが高く評価され、みごと「2017年度グッドデザイン大賞」に輝きました。思わず手にしたくなり、わくわくする管楽器。それがヴェノーヴァなのです。
Take2ではヴェノーヴァの構造について見ていきましょう。
Take1:スタイリッシュで斬新なデザイン。思わず吹いてみたくなるカジュアル管楽器「Venova(ヴェノーヴァ)」の誕生
Take2:やさしい指使いと豊かな音色を両立させた、「分岐管」と「蛇行管」
Take3:すぐに音を出せて、自由に演奏できる。管楽器の楽しみを多くの人に
Venovaは手軽に始められて、かつ本格的な演奏も楽しめる新しい管楽器。
<手軽>
・手軽に持って行ける、軽くてコンパクトなデザイン
・水洗いOK, お手入れも簡単
・リコーダーに似たやさしい指使い
<本格的>
・サクソフォンのような表現力豊かな音色と本格的な吹き心地
・シンプルな構造ながら2オクターブの音域
文/ 芹澤一美
photo/ 坂本ようこ
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