今月の音遊人
今月の音遊人: 上野耕平さん「アクセルを踏み続けることが“音で遊ぶ”へとつながる」
12826views
いつの間にかスマホやタブレットにふれている時間が長くなり、音楽を聴くのもイヤホンで、という方も多いのではないでしょうか。かくいう私もそんな一人。それにともない、イヤホンにもこだわりたい、という思いが沸々と…。そこで今回は、EPH-52シリーズ<高音質とフィット感を追求した音質重視モデル>と EPH-S01シリーズ<汗や水しぶきなどに強いスポーツモデル>を体験してみました。
いずれも耳栓のように耳の中の奥に押し込むタイプで、密閉感が高く音漏れがしにくいインイヤー型です。フラットボディにヤマハの音叉マークをあしらった、飽きのこないシンプルなデザインでEPH-52シリーズはどんなシーンにでもマッチする3カラー、EPH-S01シリーズはスポーツシーンにあうビビッドな2カラーがあります。
今回の両モデルの大きな特長はヤマハ独自の「2Wayイヤサポーター」を装備しているところ。これにより、通常の「ノーマルスタイル」に加え、ケーブルを上から出し耳に回す「耳かけスタイル」が選べます。私は動いても取れにくい「耳かけスタイル」が今までになく快適な着け心地でした。しかもスポーツタイプのEPH-S01シリーズにはケーブルを耳に優しくホールドしてくれる「イヤカフ」が付属しており、体を動かしてもイヤホンがずれにくく、装着していることを忘れるぐらい自然な感覚でした。
肝心の音については、ハイレゾブームの真っ直中に発売されるだけあって、どちらも非常に高音質。特にEPH-52シリーズは、高域から低域まで綺麗に音が伸び、解像度も高くて音の表情を緻密に表現しています。一方のEPH-S01シリーズはスポーツモデルらしい元気が出るサウンドです。歯切れが良くて低域がパワフル。ランニングやダンスなど、ケーブルのタッチノイズもあまり気にならず、音楽が明瞭に聞こえます。
次にケーブルの種類ですが、EPH-52シリーズには、スタンダードなケーブルとアナログ式のボリューム操作が正確で快適なリモコンユニットの2タイプ、EPH-S01シリーズには、リモコンユニットとケーブルに煩わされることなく、スマホなどをバッグやポケットに入れたまま操作できるワイヤレスユニットの2タイプがあります。
EPH-52シリーズとEPH-S01シリーズ、どちらもクリアでパワフルな音質、それぞれの生活シーンに合った快適な装着感、心地よい密閉感とタッチノイズの軽減など、小さいながらにヤマハの技術がギュッと詰まった逸品でした。
私的にはどちらもかなり理想に近いイヤホンですが、みなさんのライフスタイルに合うイヤホンはどちらのシリーズですか?ぜひ店頭で体験してみてください!