今月の音遊人
今月の音遊人:山下洋輔さん「演奏は“PLAY”ですから、真剣に“遊び”ます」
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奏者がいないのにひとりでに鍵盤やペダルが動き、ピアノ音楽を奏でる自動演奏ピアノ。大勢の人が集まる場での生ピアノのBGMの提供や、また「ピアノは弾けないけれど、自宅でピアノの生演奏を楽しみたい」という人の要望に応えてきました。
ヤマハの自動演奏機能付きピアノの歴史は1982年にスタート。個人練習に便利な消音機能を搭載したり、演奏を記録・再生する精度を上げたりしながら進化を遂げ、2016年12月20日に7年ぶりの新シリーズ「ディスクラビア エンスパイア」が登場しました。
「ディスクラビア エンスパイア」の特長は、ピアノソロはもちろん、スピーカー+アンプ(またはアンプ内蔵型スピーカー)を組み合わせれば、コンチェルトやトリオなどの多彩な楽曲を楽しめること。「従来から内蔵しているピアノソロや、ピアノ演奏にデジタル音源(MIDI音源)のアンサンブル伴奏(※1)を重ねた楽曲データに加えて、今回から高音質のオーディオ音源(※2)のアンサンブル伴奏を重ねた楽曲データを搭載しました。なお、オーディオ音源ではMIDI音源では表現できないボーカルを再生できますので、より幅広い楽曲をお楽しみいただけます」と、開発担当の相原武祥(たけよし)さん。
またオーディオ音源の大きなポイントは、サラ・マクラクランやボブ・ジェームスなど世界の一流アーティストがディスクラビアのために特別に弾き語りしたオリジナルの楽曲データを収録していること。
「普段からヤマハの楽器を通じて親交の深いアーティストの方々にお願いし、演奏を収録することができました。なかには観客の拍手も含めてライブを再現する楽曲データもありますので、自宅でライブハウスにいるかのようなリアルで臨場感のある演奏が楽しめます」と、マーケティング担当の稲満祐一さん。
Take2では、「ディスクラビア エンスパイア」に搭載されている自動演奏やその他の技術について紹介します。
Take1:自宅で一流アーティストのライブが楽しめる自動演奏ピアノ「ディスクラビア エンスパイア」
Take2:限りなく高い精度で鍵盤とハンマーの動きを計測するヤマハ独自の自動演奏ピアノの技術
Take3:ピアノのエレガントなフォルムを大切にしたデザイン
多彩な自動演奏コンテンツでリスニングの楽しみを広げる自動演奏機能付きアコースティックピアノ
文/ 武田京子
photo/ 坂本ようこ
tagged: ピアノ, 楽器探訪, ディスクラビア エンスパイア
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