今月の音遊人
今月の音遊人:藤田真央さん「底辺にある和音の上に内声が乗り、そこにポーンとひとつの音を出す。その響きの融合が理想の音です」
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テレビの音の不満を解消!ホームシアター用スピーカーの選び方
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2015.7.16
tagged: バーチャルサラウンド, ホームシアター用スピーカー, YAS-105, SRT-700, Bluetooth ®, フロントサラウンドシステム, TVサラウンドシステム
ドラマや映画、音楽をより迫力のある音で楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。薄型テレビのスピーカーでは、低音が不足していたり、ニュースのアナウンスが不明瞭になっていたり。そのために音量を大きくしないとよく音が聴きとれず、周囲の迷惑になってしまうこともあります。
そんな不満を解消するのがホームシアター用スピーカーです。音質重視で設計されたスピーカーなので、ニュースやドラマなどの音声はもちろん、映画や音楽も迫力たっぷりで楽しめます。映画といえば前後左右に音が広がるサラウンドも魅力のひとつ。ホームシアター用スピーカーをテレビの前に置くだけで、後方の音まで再現できるバーチャルサラウンド機能も備えています。
2015年夏、ヤマハより、バータイプと呼ばれる横に長い形状のYAS-105(写真上)と、薄型テレビの下に置くステージ型のSRT-700(写真下)の、ホームシアター用スピーカー2モデルが発売されました。
これらは機能的にはほぼ同じで、設置するスタイルに合わせて選べます。
テレビの手前に空いたスペースがあればYAS-105がおすすめ。画面周囲のフレームが狭く、スタンドの低い最新の薄型テレビにもマッチするフォルムです。
また、SRT-700はテレビの下に設置するタイプなので、周囲に置き場所がなくても省スペースで使えます。耐荷重は約30kgで、42型以下の薄型テレビとの組み合わせにぴったりです。
それぞれに共通する機能を紹介しましょう。
バーチャルサラウンド再生は、ヤマハ独自のAIR SURROUND XTREME(エアサラウンド・エクストリーム)を搭載。従来のバーチャルサラウンドはテレビの正面など狭いエリアでないと効果が感じにくい弱点がありましたが、それを独自の技術で解決。広いリビングで家族と一緒に臨場感あふれるサラウンド再生が楽しめます。サラウンドモードは、映画、テレビ、音楽、スポーツ、ゲームが用意されています。
どちらのモデルもフロントスピーカーと独立したサブウーファーを内蔵した2.1ch構成。使いやすいワンボディながら迫力ある重低音再生も存分に味わえます。
また、Bluetooth®で接続し、スマートフォンで本体の操作ができる無料アプリHOME THEATER CONTROLLER(ホームシアターコントローラー)も提供されており、音量や音質の調整、さらに5つのサラウンドモードの切り替えも可能です。
※対応端末:iPhoneやiPod touch、iPad、Android
実際に映画や音楽番組を観賞してみましたが、YAS-105は横幅が広い形状のためサラウンド音場の広がりが大きく、包み込まれるような音楽や前後左右に移動する効果音を感じることができました。SRT-700は、YAS-105よりボディサイズが大きいため、低音の再現が豊かで力溢れるサウンドで聴けるのが大きな魅力でした。設置場所の違いに合わせてどちらかを選ぶだけでなく、映画などのサラウンドに関心があるならYAS-105、音楽再生やドラマ、バラエティーといったテレビ番組を良い音で視聴するならSRT-700といった選び方をしても良さそうです。
薄型テレビの音に不満を感じていたら、こんなホームシアター用スピーカーで、音のグレードアップをしてみましょう。