今月の音遊人
今月の音遊人:五嶋みどりさん「私にとって音楽とは、常に真摯に向き合うものです」
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【動画公開中】将来を嘱望される実力派ピアニスト、岩崎洵奈がアルトサクソフォンに初挑戦!
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2015.12.10
tagged: ピアノ, サクソフォン, 大人の楽器練習記, ヤマハ大人の音楽レッスン, 体験レッスン, おとなの楽器練習記, 岩崎洵奈
今日はアルトサクソフォンに挑戦するために〈ヤマハミュージックアベニュー銀座〉にやって来ました。“吹く”楽器は、小学生のときのリコーダー以来というまったくの初心者なので、どうなることやら。でも、語りかけてくるような優しくて温かいサクソフォンの音色に、前から惹かれていました。
体験レッスンで指導してくださるのは、吉川秀和先生。まずはマウスピースのくわえ方を教わり、マウスピースとリードの間の隙間に息を入れるような感覚で吹いてみます。強く吹いてみると、わっ!音が出た。「サクソフォンの音は、リードがマウスピースを叩く音なんです」と先生。それにしても、息が苦しいです。ここで先生が楽に吹く方法をアドバイスしてくれました。マウスピースをくわえる深さは、歯が先端から1センチのところに当たるくらいが目安だそうですが、楽に音が出せるポジションというのが誰にでもあるそう。なるほど~。
続いて楽器本体を持ってみますが、思いのほか重い!今日は左手の人差し指、中指、薬指の指使いを教えてもらいます。ここで先ほどの口の感じを忘れないようにしてソラシドの音を出してみます。
ところで、アルトサクソフォンは記譜上の音と実音が違うのだとか。「いまの音はシのフラットに聴こえると思うんですが、これがアルトサクソフォンのソ」と先生。
ここからは、ひたすらシとラ、ラとソなどの音を続けて出すフィンガートレーニングです。でも、音が1オクターブ上になっちゃうのはなぜ?「息の出し方を変えてみましょう。やや下に向かって吹くと音がひっくり返らないですよ」とのこと。音源に合わせて音を出すレッスンに進んだころには、なんとかきちんとした音が出るようになってきました。
最後は、先生とレッスン参加者全員で『ホール・ノート・ブルース』をアンサンブル。みんなで和音を奏でるのって楽しい!普段あまり使わない筋肉を使ったので、なんだか運動した後のような気分です。
今回はまったく使わなかったキイもたくさんありましたし、吹き方で音程も変えられるということなので、もっといろいろ試したいですね。
音が減衰していくピアノと違って、サクソフォンは自分の息によってずっと音を出すことができる楽器です。今回はその伸びていく音を感じることができました。今日サクソフォンから得たイマジネーションを、ピアノを弾く際にも生かしていきたいと思います!
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。数々の国際コンクールで入賞を重ね、2010年第16回ショパン国際ピアノコンクールでディプロマ賞を受賞。ヨーロッパ各地や国内のリサイタルに出演。ピアニストとして幅広く活躍する一方、ベーゼンドルファーインペリアルピアノレッスン講師としても活動。2015年7月『ジェイ・ファースト』でアルバムデビュー。ウイーン国立音楽大学大学院ピアノ演奏科にてヤン・ゴットリーヴ・イラチェック氏に師事。
『ジェイ・ファースト』
収録曲:ショパン『ワルツ第5番 変イ長調 作品42』『マズルカ風ロンド ヘ長調 作品5』、クライスラー=ラフマニノフ『愛の悲しみ』、ドヴォルザーク『ユーモレスク 第7番 変ト長調』、リスト『ハンガリー狂詩曲 第13番 イ短調』ほか全9曲
発売:日本アコースティックレコーズ
価格:3,000円(税抜)
発売日:2015年7月21日
ヤマハミュージックアベニュー銀座
住所:東京都中央区銀座7-9-14
最寄り駅:東京メトロ銀座駅から徒歩5分
TEL:03-3571-4094
受付時間:平日10:30〜21:30/土曜10:00〜19:00/日曜10:30〜18:00
※祝日の受付時間は曜日に準じます
TEL:0570-075808(9:30~17:30/土・日・祝日休)
※全国一律市内通話料金でご利用いただけます。
文/ 福田素子
photo/ 村上一光
tagged: ピアノ, サクソフォン, 大人の楽器練習記, ヤマハ大人の音楽レッスン, 体験レッスン, おとなの楽器練習記, 岩崎洵奈
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