今月の音遊人
今月の音遊人:渡辺真知子さん「幼稚園のころ、歌詞の意味もわからず涙を流しながら歌っていたのを覚えています」
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バンドサウンドの屋台骨としてグルーヴを生み出すベース。エレキベースを始めてみたいけれど、まずは基本的なことが知りたい、という方の疑問にお答えします。
A.4弦だけでなく、5弦や6弦もあります。またパッシブタイプとアクティブタイプに分かれます。
エレキベースの弦の本数は4弦が主流ですが、最近は5弦、6弦のものも人気が出てきています。内部機構に関しては、伝統的でありのままの音が出るパッシブタイプと、本体内にプリアンプを内蔵して音の簡単な調整ができ、ノイズにも強いアクティブタイプに大きく分けられます。アクティブタイプは9V電池を使用します。ヤマハのエレキベースでいうと、BBシリーズがパッシブタイプ、TRBXシリーズがアクティブタイプの代表的存在だと考えてよいでしょう。
A.「BB434」がおすすめです。
BBはヤマハの中でも長い歴史を持つ伝統的なシリーズで、現在でも多くのプロベーシストに愛されています。BB434は比較的手に入れやすい価格帯のモデルですが、ネックジョイントやブリッジの仕様など、細かい部分が上位機種と同様の作りになっているのが特徴です。弦のテンションを抑え、高い演奏性を実現しているので、ストレスなく弾けると思います。
アクティブタイプと違って電池のコストがかからないのもポイントです。
そのような方にはTRBXシリーズがおすすめです。
TRBXシリーズはナット幅を細く設定しているので握りやすく、フレット数を多くしてハイフレットにもアクセスしやすくしています。弾きやすいだけでなく、練習していけば演奏の幅も広がるはずです。
A.ベース用アンプを一緒に買うのがおすすめです。
住宅事情の問題で「最初はいらない」という方も多いのですが、なるべくアンプも一緒に購入されることをおすすめします。最近はヘッドホンが使えるものも多いですから。また、普段からアンプを操作することに慣れておけば、スタジオに入って大きなアンプを目の前にしても臆することなく使えるはずです。
「ギターアンプでも大丈夫ですか?」という質問も多く受けるのですが、ギターアンプだとベースらしい低音を出すのが難しいので、やはりベース用のアンプを選ぶのが、理想の音への近道だと思います。
A.保管はリビングルームなどがおすすめです。弦交換は3~4か月に1回が一般的です。
保管に関しては、家のリビングルームなど、人が過ごしやすい環境に置いてあげるのがよいと思います。長い間、弾かないことがわかっていれば、弦を緩めて(ペグ1周ほどが目安)、ケースに入れて保管してください。
弦を交換する目安ですが、毎日弾くという方は、3~4か月に1回交換するのが一般的です。ただ、張りたてのギラギラした音が好きな人は、1~2か月といった短めのスパンで交換したり、逆にモコモコした音を好む人は半年とか、長いときは1年間交換せずに弾き続けたりすることもあるようです。慣れてきたら、好みの音が出なくなったり、弦が錆びてきてしまったりしたら交換する、と考えればよいでしょう。
協力:ヤマハミュージックジャパン
LM営業部 渡辺省吾さん
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文/ 山﨑隆一
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tagged: 楽器のあれこれQ&A, エレキベース, BBシリーズ, TRBXシリーズ
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