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上原ひろみ、10年目の帰還『上原ひろみ The Trio Project @ Blue Note New York』
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2014.9.4
tagged: Blue Note, NY, 上原ひろみ The Trio Project, JAZZ, 東京JAZZ, 上原ひろみ、, ニューヨーク, ブルーノート
今年も、ニューヨークの夏を華やかに彩るブルーノート・ジャズ・フェスティヴァル月間の6月の最終週、イベントの本拠地ジャズクラブのブルーノート・ニューヨークに、上原ひろみが、アンソニー・ジャクソン(コントラバスギター)、サイモン・フィリップス(ドラム)とともに還ってきた。
ジャズクラブの名門、ブルーノート・ニューヨーク。上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトの公演は、2014年6月25日〜29日の5日間行われた。
6月17日にニュー・アルバムの『ALIVE』を全米発売、ジャズ・チャートの上位に早くもランク・インして大きな注目を集めた上原は、2005年にブルーノート・ニューヨークに初登場して以来、10年連続出演。今や、ビッグ・ネームが目白押しのブルーノートの出演者リストの中でも、トップ・ランクの観客動員力を誇っている。
今回の公演も、連日ソールド・アウト。邦人のみならず、地元の音楽ファン、ヨーロッパやカナダ南米からのファンも押し寄せ、ブルーノートの前に長蛇の列をなした。
2010年に始動した、2人のリズム・マスターとのザ・トリオ・プロジェクトは、3枚のアルバムをリリースしてきた。取材日の6月26日のファースト・セットは、グループの進化の過程をたどるように3枚のアルバムからのセレクション。セカンド・セットは、その到達点である3枚目のニュー・アルバムからのパフォーマンスだ。
剣豪のつばぜり合いのような激しいインター・プレイと、複雑なリズムも一体となって一気に駆け抜ける爽快感は、満員のオーディエンスを興奮の坩堝に巻き込む。一曲終わるごとの、上原の会心の笑顔が、サウンドの充実を物語っている。
上原ひろみは、数々のレコーディング、セッションで音楽史に名を刻んできたアンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスと、堂々と渡り合う。ピアノ・トリオの範疇におさまりきらないダイナミックな3ピース・オーケストラとも言うべき音楽は、結成から5年で新たなフェイズに到達した。
9月の東京JAZZでの凱旋公演にも、大きな期待が寄せられる。
11月よりスタート。
詳しくは上原ひろみオフィシャルサイトをご覧ください。
文/ 常盤武彦
photo/ Tak. Tokiwa
tagged: Blue Note, NY, 上原ひろみ The Trio Project, JAZZ, 東京JAZZ, 上原ひろみ、, ニューヨーク, ブルーノート
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