今月の音遊人
今月の音遊人:H ZETT Mさん「音楽は目に見えないですが、その存在感たるやすごいなと思います」
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生活空間に溶け込むスタイリッシュなキーボード、PSR-E360が誕生!
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2020.3.2
tagged: 楽器探訪AnotherTake, ポータブルキーボード, PSR-E360
木目調の質感が魅力的なポータブルキーボード
おしゃれなデザインに思わず目を奪われるPSR-E360。木目調の質感がとても印象的なポータブルキーボードだ。インテリアにマッチする落ち着いた雰囲気のダークウォルナット調(PSR-E360DW)と、室内のアクセントにもなる個性的なメイプル調(PSR-E360MA)の2カラーがラインナップされている。
この斬新なポータブルキーボード誕生の背景にあったのは「生活空間に溶け込むキーボード」という発想。デザインに携わったヤマハデザイン研究所の大塚生奈さんは語る。
「弾いていないときにいかに生活空間に溶け込むデザインにするか、というところから開発がスタートしました。これからはこうしたデザインの視点も自然になっていくのではないかと思います」
デザイン決定の過程では、布の質感をいかしたものやパターンのある柄、ポップな色も試作されたというが、しだいにナチュラルな方向にまとまり、楽器として自然な雰囲気の木目が採用された。
「さまざまな木の種類があるなかでも、実際に楽器に使われる木でもある、ウォルナット調とメイプル調を選びました」(大塚さん)
木を思わせる深い質感は、微細な濃淡の表現ができる高精細な技術によって実現されている。メイプル調の美しいグラデーションは、色や階調のパターンの試作を重ね、完成度が高められていった。ダークウォルナット調とメイプル調の2カラーとなったのは、「演奏する人がそれぞれの生活に合う楽器を選べるようにしたかったから」(大塚さん)とのこと。演奏シーンを想像しながら、どちらにするかを選ぶのも楽しそうだ。
幅広い層にフィットする高いデザイン性
PSR-E360を初めて見たときに「楽器好きな人に好まれるテイストだと思いました」と語るのは、国内の鍵盤楽器マーケティングを担当する石田久美子さん。「とくにパネルのフォント(字体)がかわいくておしゃれ。女性に好まれる雰囲気だと直感しました」。
実はこのフォントも、デザイン性を高めているひとつの要素。「演奏する人の意識に合わせて、柔らかさを出したいと考え、全体のデザインに合うフォントを選んでいます。文字の色もそれぞれのパネルに溶け込む色調にしました」(大塚さん)
また、「思わず触りたい、弾いてみたいと感じる楽器に仕上がっていると思います」と語るのは、海外での電子楽器マーケティングを担当する戎(えびす)伸明さん。ご自身が趣味で弾くのはギターとのことだが、「ギターの隣にさりげなく置かれていても自然になじむはずです」と語る。この言葉に、「オーディオやジャズなど、いろいろな趣味をお持ちの方にフィットすると思います」と石田さん。そのムードを醸し出しているのがスピーカー部分だ。
「あえてスピーカーを目立たせるようにデザインし、スピーカーグリルの溝の幅にも工夫を加えています。どのくらいの幅が木のパネルをイメージさせるかを試行錯誤して、レトロな雰囲気を出しています」(大塚さん)
こうして、とてもシンプルでナチュラルなイメージに仕上がったPSR-E360は、軽量・コンパクトで気軽に持ち運びできるうえ、高音質・多機能でもある。
演奏の楽しみを広げるリアルなサウンド
PSR-E360をはじめ、ヤマハのポータブルキーボードが支持され続ける大きな理由のひとつが「音の良さ」。PSR-E360にもリアルな楽器音が搭載されていて、グランドピアノ、ハープシコード、パイプオルガンといった鍵盤楽器はもちろん、ギター、ベース、ストリングス、管楽器、世界の伝統楽器、効果音まで、バラエティに富む400種類の音色を楽しむことができる。
また、ジャズやラテン、バラードなど、世界のいろいろなジャンルの自動伴奏スタイルも130種類を内蔵。世界各地でその国の人が音源制作に携わっているので、とても音楽的でカッコいい。
「自動伴奏機能を使って、自分の好きな曲を例えばボサノバ風に弾いてみる、といった楽しみ方もできると思います」(戎さん)
初心者でもすぐに演奏を楽しめるのも魅力のひとつ。演奏上達のサポートをしてくれる便利なレッスン機能もあるので、気軽に始めることができる。内蔵曲を弾くときは、付属の楽譜を見ながら鍵盤を弾くタイミングを練習(どの鍵盤を弾いても正しい音が出る)したり、内蔵曲に合わせて自分のペースで練習(正しい鍵盤が押されるまで曲は進まず、弾く人のペースに合わせてテンポが変わる)したり、ボタンの切り替えで片手ずつの練習をすることもできるのだ。自動伴奏機能が身近になるコードの押さえ方や定番のコード進行を練習する機能など、ステップアップできるのも心強い。
タッチ感と弾き心地のよさの面では、弾き方によって音に強弱をつけられるタッチレスポンスが搭載されているので、ピアノ曲が表情豊かに演奏できる。音楽プレーヤーと接続すれば、楽器本体の高品位なスピーカーから音楽を聴いたり、それに合わせて演奏したりすることもできる。
ヤマハの楽器作りのノウハウがしっかりと反映された、ポータブルキーボードPSR-E360。趣味で自分の好きな曲を弾きたい人、久しぶりに弾きたくなった人、気軽にキーボードを弾き始めたい人……、いろいろな人の「弾きたい」を叶えてくれる楽器だ。
デザイン性が高く、気軽に持ち運びが可能。簡単操作で演奏を楽しめるインテリアモデル
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ポータブルキーボード「PS-E360」を体験し、レポートにご協力いただける方を募集します。ふるってご応募ください!
締め切り:2020年3月23日(月)17:00
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文/ 芹澤一美
photo/ 坂本ようこ
tagged: 楽器探訪AnotherTake, ポータブルキーボード, PSR-E360
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