今月の音遊人
今月の音遊人:村松崇継さん「音・音楽は親友、そしてピアノは人生をともに歩む相棒なのかもしれません」
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目指せ上達!アコースティックギター初心者の練習方法とお悩み解決
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2020.9.4
tagged: ギター, アコースティックギター, 楽器のあれこれQ&A, ヤマハミュージックレッスン
さまざまな奏法があり、表現の幅が広いアコースティックギター。初心者におすすめの練習方法やお悩みの解決法をご紹介します。
A.まずはコードをいくつか覚え、ストローク(右手で複数弦をジャラーンと鳴らす奏法)の練習をしましょう。コードを覚えるのが苦手な人は、コード表を図形や絵でイメージし、それを自分の手に当てはめると、感覚的に覚えることができるかもしれません。このとき、曲に合わせて練習するのがおすすめ。そして、最初から完成度を求めすぎないことがポイントです。
多少音がきれいに出なくても、コードがうまく押さえられなくても、止まらずに弾き進めるほうが上達の早道になります。曲のリズムに合わせて練習しているうち、だんだん手の動きが変わってくるはず。好きな曲で練習するといいですが、例えば『スタンド・バイ・ミー』はやさしい4つのコードで1曲弾けるので取り組みやすいと思います。
A.まず手が小さいからアコースティックギターは向いていないということはありませんのでご安心を。問題は左手のフォーム。自分に合った押さえ方をすることが重要です。フォームは十人十色ですが、きれいな音が出て、指が移動しやすく、左手に無理がかかっていなければ合っていると考えていいでしょう。そうでない場合は、何かが間違っている可能性があります。
例えば、親指の握り方はいろいろあり、手の大きさやコードによってうまく使い分けることが必要。自分に合ったフォームを見つけるには、音楽教室などで専門家に見てもらうのも手です。間違ったフォームで練習を続けると、修正するのに時間がかかってしまうこともあります。
A.残念ながら、指が痛くならないように弾くのは難しいです。スティール弦を押さえているので誰でも最初は痛くなります。ただし、弾いているうちに少しずつ指先の皮膚が固くなり、痛みを感じなくなってきますよ。ギター弾きの指先になるまで頑張ってください!!
A.練習は毎日するのが効果的。理想は1時間以上ですが、休みの日にまとめて何時間も練習するより、たとえ15~20分でも毎日練習するほうが指の動きを忘れません。練習の最初には、ウォーミングアップに、左手の親指以外の4本を動かして、それぞれ順に1~6弦を単音で弾いていく練習をしてみるのもいいでしょう。
楽しくないかもしれませんが、こうした練習を取り入れることで左手の動きがよくなり、合わせて右手のトレーニングにもなります。
A.単音でメロディを弾いたり、右手の指でつまんだりする(フィンガー・ピッキング)奏法などが、ストロークに比べると音量は少ないと思います。また、楽器を持たずにできるエクササイズとして、右手の“空振り”があります。自分の右太もも横を弦に見立て、ピックを当てて弾きます。
ピックは親指と人差し指の2本で持ち、ほかの指には力を入れません。ピックを落とさないよう力を入れすぎると手首が固まってしまい、逆に力を抜きすぎるとピックが飛んでしまうことに。この感覚は体で覚えるしかありませんが “空振り”の動作が、これを体得するのに役立ちます。
協力:ヤマハミュージックレッスン 黒岩研二講師
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文/ 音遊人編集部
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