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弾き語りギタリスト待望!マイク入力端子搭載のアコースティックギターアンプTHR30ⅡA Wireless登場
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2020.12.25
tagged: アコースティックギター, ギターアンプ, THR30ⅡA Wireless
自宅のリビングや旅先など、ステージではない場所で使うことを想定した斬新なコンセプト、パッと見ただけではギターアンプと気付かないほどの優れたインテリア性、そして真空管アンプを連想させるイルミネーションをはじめとする数々の遊び心……。もちろん、サウンドのクオリティも、それまでの小型ギターアンプの常識を覆した「THR」は、2011年の発売と同時に世界中でギタリストのハートをガッチリ掴み、デスクトップアンプという新たなカテゴリを生みだした大ヒットシリーズだ。ギターを演奏する方なら、一度はその名前を耳にしたことがあると思う。
2019年には音質とデザインを進化させ、ワイヤレス機能も実現した第二世代「THRⅡ」シリーズが登場。そしてこのたび、アコースティックギター用の「THR30ⅡA Wireless」がデビューした。2012年に発売された「THR5A」に並ぶバリエーションモデルになり、出力が30ワットにアップ。ちょっとしたカフェライブなどにも使える仕様となっている。その特長を、ヤマハミュージックジャパンの髙木仁さんに伺った。
「リアルなアコギサウンドをいい音で楽しめるという核の部分は、すでに販売されているTHR5Aから引き継ぎつつ、さらにブラッシュアップされていて、いちばんの大きな特長は、マイク入力端子を搭載して弾き語りができるようになっていることです。マイクのプリアンプは独立しているのでギターとのバランス調整も行えます」と髙木さん。マイクをつなげられたら……というリクエストは以前から多くあったそうで、それに応えたかたちだが、さらに弾き語りをダイナミックに聴かせる新たな機能も盛り込まれた。
「ステレオイメージャーといって、ギターの音像を2段階で左右に広げることができます。つまり、センターからボーカル、左右からギターの音を出せるので、サウンドが立体的になるんです」
現代のデスクトップアンプとしてはもはや常識といえるヘッドフォン端子、AUX端子を備え、Bluetooth®も内蔵。加えて、Line 6のRelay G10Tトランスミッター(別売)を使えばシールドなしで接続することができるなど、ユーザーのストレス軽減に徹底的にこだわった仕様となっている。
「バッテリーは充電式で、一回充電すれば、条件にもよりますが4~5時間ぐらいはワイヤレスで使用できます。普通のライブだったら問題なく持つと思いますよ。
専用の無料アプリ「THR Remote」とTHR30ⅡA Wireless本体をBluetoothでつなげば、コーラスやディレイなどのエフェクトなど、本体よりもさらに細かな設定が手元で操作できる。本体操作にはないコンプレッサーも用意されているのが、音を作り込みたいプレイヤーにはうれしい。作った音はメモリーできるので、ライブなどで重宝しそうだ。
加えて、録音・動画撮影から編集、SNSへのアップロードまで行うことができる無料アプリ「Rec’n’Share」をインストールしたデバイスとTHR30ⅡA Wireless本体をケーブルで接続すれば、「弾いてみた」的な動画を簡単に作成することができる(iOSのみ対応)。演奏動画を配信したいユーザーにとってうれしい機能だ。(接続ケーブルは別売)
「Rec’n’Shareはもともと電子ドラムのために作ったアプリでした」という髙木さん。聞くと、本機にはほかにも他セクションによる技術が活かされているとか。「例えば、マイクのプリアンプには高級オーディオで使われているディスクリート方式のClass-Aマイクプリアンプ「D-PRE」を採用し、スピーカーには高級オーディオのために開発された技術が活用されています。いわば、音楽における総合メーカーとしてのヤマハの粋が随所に盛り込まれているんです」
さて、THR30ⅡA Wirelessの機能はほかにもたくさんあるのだが、そこは製品サイト等を見ていただくとして、実際の音を体感してみよう。まずはBluetoothオーディオスピーカーとしてスマートフォンの内蔵曲を流してもらったのだが、ギターアンプだと思えないほどの音質にビックリ!音量も自宅で楽しむには申し分なく、「ギターアンプで流してます」的なバランスの偏りがない。だから聴いていて疲れないのだ。
「本当に、いいのはギターの音だけではないんです。先ほども申しあげましたが、まさに総合メーカーだからこそ実現できるサウンドだと思います」
そして、いよいよ肝心かなめのギターの音をチェック。まずコンデンサー、ダイナミック、チューブのマイクモデリングは、それぞれの個性がしっかりと出るので、曲や演奏するシチュエーションによって使い分けることで効果を発揮しそう。そして、改めてアンプの楽しさを教えてくれるのが、リバーブやディレイなどのエフェクトだ。心地よい響きが部屋じゅうに広がり、ついつい時間を忘れて弾いてしまいそうになる。
「例えばテンポディレイにチャレンジしても面白いですよね。エフェクトをかけることで、いろいろアイデアも生まれやすくなるんじゃないでしょうか。コントロールアプリで音色をとことん追い込めるのはもちろん、本体のツマミだけでもいいポイントを見つけられると思います。本機を使って、自分のギターのポテンシャルをどんどん引き出してもらいたいですね。ナイロン弦に最適なモードもあるので、エレガットやウクレレでも使えますよ」
アコースティックギターはそのままでも音が出るけれど、やはりアンプにつないだほうが格段に楽しい!と実感させてくれるTHR30ⅡA Wireless。ぜひ、そのよろこびを体感してほしい。
THR30ⅡA Wireless 特長紹介
THR30ⅡA WirelessとRec’n’Shareを組み合わせた演奏動画撮影方法
アコースティックギターの弾き語りに最適なオリジナルデスクトップアンプ
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