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今月の音遊人:家入レオさん「言葉に入りきらない気持ちを相手に伝えてくれるのが音楽です」
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初心者必見!トランペットをうまく鳴らすコツと練習方法
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2020.2.26
tagged: トランペット, 楽器のあれこれQ&A, ヤマハミュージックレッスン
華やかで存在感あふれる音色で、メロディラインも担当するトランペット。そんな花形楽器に憧れて始めた人や挑戦したいと思っている人も多いのでは?今回は初心者が抱く疑問や、つまずいたときの克服法についてお答えします。
A.一般的に使われているのはB♭トランペットです。製造方法などの違いから、ヤマハの楽器では数万円から30万円を超えるものまでありますが、入門向けとしては使いやすくてさまざまなジャンルに対応できる15万円前後の楽器がおすすめです。3~4年練習したあとに、吹奏楽やオーケストラ、ビッグバンドなど、やりたいジャンルができたタイミングで買い換える人もいます。楽器には主に金色(塗装や金メッキ)と銀色(銀メッキ)があり、音色に多少の差があります。
A.マウスピースを無理に鳴らすことは必要ありません。唇への当て方と息の通りが適切であれば、マウスピースが鳴らなくても楽器を装着すると音が出ることも多いのです。ただ、骨格や唇の厚さ、歯並びなどによって、“適切”は人それぞれ。この導入部分を間違わないためにも、音楽教室などで専門家にみてもらったほうがいいかもしれません。マウスピースだけで練習を行う場合は、当て方と息の流れを確認する程度でOK。ふだんから楽器をつけて練習するのが理想的ですが、練習用ミュートの使用には注意が必要です。消音機能が高いものほど唇への圧力も高くなり、唇がその圧力に慣れてしまいます。すると、ミュートを外して吹いた際に音色が変わってしまうこともあるからです。ミュートは唇に抵抗が少ないものを選び、また可能であれば音楽スタジオやカラオケボックスなどを利用し、楽器をつけて吹くことが望ましいです。
A.まず、トランペットはなぜ運指を変えなくても音を変えることができるのか。その原理を簡単に説明しましょう。低い音を出すときは唇の振動が緩やかに、高い音を出すときほど唇の振動が細かく変化するからです。そして、唇を振動させるのは息の仕事です。高い音が出ないとき、力任せに吹こうとしていませんか?がんばって吹こうとするとアパチュア(息の通り道)が大きくなってしまいます。すると中音域は出ても高音は出にくくなってしまいます。高音を出そうと唇に押しつけると振動しなくなり、ますますパワーだけで吹くことに。これでは疲れてしまいますよね。音がかすれてしまう場合も、アパチュアが大き過ぎるケースがあります。まずは、力強く吹かなければというイメージを変えること。練習の基本であるロングトーンも最初は小さい音で伸ばし、きれいに鳴ってきたらしっかり吹くという方法でやってみてください。音域も出せる範囲で大丈夫。繰り返すうち、上の音域も出せるようになります。根気強くがんばって!
A.汚れが溜まってしまうときれいな音が出づらくなったり、吹きづらくなったりするので、定期的なメンテナンスをおすすめします。まず、演奏前にはピストンにバルブオイルを注入します。そして、演奏後は管内の水分をしっかり抜いてください。さらに、定期的に各スライドにグリスを塗りましょう。半年に一度程度は外せる部分をすべて外し、洗うこともよいお手入れの一つです。その際は、バケツに水またはぬるま湯を用意し、専用洗剤もしくは中性洗剤を混ぜてからパーツを入れ、管の中の油や汚れを専用ブラシなどで洗ってください。
協力:ヤマハミュージックレッスン 室賀健司講師
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文/ 音遊人編集部
tagged: トランペット, 楽器のあれこれQ&A, ヤマハミュージックレッスン
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