今月の音遊人
今月の音遊人:清塚信也さん「音楽はあやふやで不安定な世界。だからこそ、インテリジェンスを感じることもあります」
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大切に長く使うために、屋外で楽器を使うときに気をつけることは?
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2015.10.23
秋は屋外で楽器を演奏する機会が増える季節。楽器を大切に長く使うためにも、演奏するときの注意点やアフターケアは重要なポイントです。屋外で演奏する機会の多い管楽器の取り扱いを中心にご紹介します。
A.突然の雨などに備え、バスタオルやビニール袋など楽器を覆うものを準備しておきましょう。
木製のクラリネットは、強い日差しに当てると急激な温度変化によってひび割れを招いてしまうため、バレルから下の管体をタオルで覆うとよいでしょう。
A.どの楽器にもいえることですが、直射日光、雨風、急激な温度変化、湿気などは避けたほうがよいでしょう。直射日光は楽器の表面の塗装を傷める原因になります。
木管楽器は特に雨や風に気をつけましょう。タンポの劣化を早めてしまい、場合によっては音が鳴らなくなってしまうことがあります。
木製クラリネットは、急激な温度変化によって管体の収縮が起こり、ひび割れを招く原因となります。
A.金管楽器は、抜差し管の中管の露出部分に砂埃が付着することがあるので、できれば楽器を水洗いしてオイルやグリスを塗りましょう。特にトロンボーンスライドは、砂埃によって動きが悪くなることがあるので要注意です。
木管楽器は、日常のお手入れと同様タンポのメンテナンスや、キイの金属面を保護するためにキイオイル注油を行ってください。
A.表面に砂埃が付着してしまった場合は、キズになるのを防ぐため必ず砂埃を取り除いてから乾拭きをしましょう。雨に濡れた時は管体表面の水分を拭き取り、乾燥させてからケースにしまってください。
また、木管楽器はタンポの水分除去を充分に行ってください。
屋外でのパフォーマンスは開放感にあふれ、いつもとは違った特別な雰囲気を味わえるのも醍醐味!思いっきり演奏を楽しむためにも楽器を安全に守り、しっかりとケアしてあげましょう。
・管楽器お手入れ用品はこちら
※ヤマハサポート・お問い合わせサイトもご参照ください。
文/ 音遊人編集部
tagged: 管楽器, 楽器, お客様コミュニケーションセンター, 屋外, アフターケア, メンテナンス, Q&A
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