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今月の音遊人:大塚 愛さん「私にとって音は生き物。すべての音が動いています」
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いざという時のために!ピアノの地震対策は大丈夫ですか?
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2015.9.9
予測不能な巨大地震が起こって、ピアノが室内で大幅に動いたり、転倒したりしたら…。そんな危険な事態をできるかぎり未然に防ぐため、ご家庭でのピアノの地震対策をご紹介いたします。
A.アップライトピアノの場合は、背面を壁側に向け、壁から10〜15cmほど離して設置してください。ピアノは後ろ側に重心があるため、背後に壁がない場合は後ろに転倒しやすくなります。また、壁にぴったりつけて設置すると、ピアノが壁にぶつかった反動で跳ね返り、前方に倒れる恐れがあります。床は、タイルや板張りなど、堅くて丈夫な材質のほうが安定感を保てます。
A.ヤマハの製品では、アップライトピアノ専用の「ソリ式ピアノ転倒防止器具」を販売しています。これは、ピアノの脚の下に設置する専用敷板(ソリ)。敷板の下面を滑りやすくし、地震発生時にわずかにピアノを移動させることで、揺れを抑え、転倒を防ぐ効果のあるものです。また、その他の対策器具として、市販の商品では、壁に固定して大幅な移動を防ぐ金具、脱輪や転倒を防止するためのインシュレーター(ピアノの脚と床の間に設置する皿)などがあります。
A.日頃から、ピアノの上に物は置かないようにしましょう。破損しやすいガラスなどをピアノの近くに置くのも危険です。なるべくピアノのそばでの就寝は避け、地震予知があった場合は遠ざかってください。揺れを感じた際は、動くピアノを体で支えることは避けてください。ピアノが倒れてケガをする恐れがあります。また、ピアノは重量物のため、災害後の移動の際は専門業者にご相談いただくことをおすすめします。
地震発生によるピアノ被害については、建築物や乗り物などと同様、万全といえる対策はありません。しかし、突然の災害に備えて日頃から安全な設置場所・環境を心がけることが、危険を最小限にとどめ、安心してピアノのある暮しを楽しむことにつながります。
文/ 音遊人編集部
tagged: ピアノ, 地震対策, 転倒, お客様コミュニケーションセンター, 対策器具, Q&A
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