Web音遊人(みゅーじん)

フェスラティンバ

ラテン音楽の魅力が詰まったフェス“feslatimba2024”が10月13日(日)渋谷で開催

日本最大規模を誇るラテン音楽の都市型フェスティバル“feslatimba(フェスラティンバ)”が、2024年10月13日(日)に東京の渋谷ストリーム ホールで開催される。無料で楽しめるエリアも新設される今回の見どころを、プロデューサーであるピアニストのSiNGOさんにうかがった。

アジア圏はラテン音楽の“最後のピース”

feslatimbaとは、JAPAN LATIN MUSIC FESTIVAL“timba(ティンバ)”の通称で、timbaはキューバンサルサとも呼ばれるキューバ音楽をベースとしたポップミュージックを指す。簡単に説明するならば、キューバ音楽の現在進行形ともいえる。
feslatimba2024の仕掛け人は、日本を代表するラテンピアニストのSiNGOさん。2007年からキューバに居住し、現在はサルサ発祥の地、ニューヨークを拠点としてワールドワイドな活動を展開している。
「ラテン音楽というと、日本では“中南米の音楽”というイメージが強いと思うのですが、実はもっとワールドワイドなものなんです。その昔、アフリカからやってきた人々が持ってきた音楽とヨーロッパの音楽が出会ったのは中南米ですが、その後ニューヨークに移った人々が始めた音楽がサルサになって……というように、ラテン音楽は地球規模で発展しています。日本をはじめとするアジア圏は、世界で愛されるラテン音楽の“最後のピース”ともいえます」

ラテン音楽のポジティブなパワーに惹かれ、“ラテン音楽で日本を元気にしたい!”と強く願うSiNGOさんは、2022年に渋谷ストリーム ホールでfeslatimba2022を開催。熱心なファンが多く来場し、日本におけるラテン音楽の可能性を強く感じた彼は、2回目の開催となる2024年、クラウドファンディングにより前回以上に規模を大きくするチャレンジを成功させた。
フェスラティンバ

ラテン音楽を愛するミュージシャンとファンが集結し、大成功をおさめた前回のfeslatimba2022。

「前回は渋谷ストリーム ホールの4~6Fで開催したのですが、今回は1Fの屋外にある広場を無料ゾーンとして開放します。当日は音楽の演奏はもちろん、ショートフィルムを上映したり、ラテンフードやコーヒーなどが楽しめたり、いわばラテン・カルチャーへの入口となるラテン広場(La Plaza)とする予定です。クラウドファンディングにご協力くださった皆さまには本当に感謝しています」
当日は、たまたま渋谷を歩いていたらキッチンカーを見つけて、そこでラテンフードを食べてみたり、その場所で流れていた音楽が楽しそうなので会場内に入ってラテン音楽を体感してみたり、といった気軽な楽しみ方もできる。

フェスラティンバ

会場の全体マップ。1Fに無料ゾーン、La Plazaを新設。

フェスラティンバ

モヒートやチキンオーバーライスなどのラテンフードも堪能できる。

出演アーティストの演奏レベルの高さにも注目

ホール4~6Fの有料ゾーンでは、ラテン音楽の実力派アーティストが本格的な演奏を繰り広げる。その公演についてSiNGOさんがこだわったのは、日本国内で活動するミュージシャンやグループを中心に構成すること。そうしたアーティストだけでも十分にバラエティ豊かなラインアップを組むことが可能という判断によるものだ。
「キューバなどからアーティストを招へいすれば、それなりの集客も見込めるのはわかっています。だけど、私がキューバに渡った頃と比べても、国内のミュージシャンたちの演奏レベルは格段に上がっていますし、たとえば歌と太鼓だけで構成される、現地でもなかなか聴けないトラディショナルなルンバや、レアな宗教音楽を演奏するグループなども出演します。唯一、国外から台湾のグループが参加するのですが、彼らが東京のオーディエンスを前にしてどのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか楽しみです」
出演者とは、自らも第一線で活躍するSiNGOさんが直接コンタクトをとり、演奏内容も一緒に考えているという。まさに世界のラテン音楽における“最後のピース”ができつつある、といったところか。

「ラテン音楽は決して難しいものではありませんし、とにかくポジティブなのが魅力です。当日はコンサートを自由に楽しんで、疲れたら1FのLa Plazaでひと休みしてもいい。会場では楽器の演奏体験もできて、マラカスなどの楽器が欲しくなったらその場で購入することも可能です。また託児ブースも用意して、ご家族でも楽しめるようにしています。10月13日(日)はぜひ渋谷にお越しください」
公演の詳細は、随時ウェブサイトやSNSで発信中。ラテン音楽のファンも、興味はあるけれどどのように楽しめばよいかわからないという方も、東京のど真ん中で開催される本格的なラテン音楽の祭典に、一歩足を踏み入れてみてはいかがだろうか。

フェスラティンバ

プロデューサーのSiNGOさん。

■JAPAN LATIN MUSIC FESTIVAL“timba”2024(feslatimba2024)

日時:2024年10月13日(日)
会場:渋谷ストリーム ホール(4~6F有料ゾーン)&稲荷橋広場(1F無料開放ゾーン)
詳細はこちら

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