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新たな可能性を秘めた楽器、フィンガードラムパッドに注目!
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2025.5.28
tagged: 楽器のあれこれQ&A, FGDP-50, FGDP-30, フィンガードラムパッド, FGDPシリーズ
指だけでリズムやビートを作り出す動画をSNSにアップしたり、DTM(PCによる音楽制作)で楽曲のトラックを作ったり。
新しい音楽カルチャーとして浸透してきたフィンガードラムですが、これをさらに身近にする“専用楽器”がヤマハから登場しました。今回はフィンガードラムパッド「FGDPシリーズ」の魅力に迫ります。
A.その名のとおり、指を使って行うドラム演奏のことです。フィンガードラムの演奏自体は、鍵盤楽器の奏法として古くからありますが、近年になり、音楽制作で使うMIDIコントローラーやサンプラー機器に付いているパッドやボタンにドラムの音を割り当てて、楽器のように指でリズム演奏するパフォーマンスが注目され始めました。
SNSやインターネットが自己表現の手段として一般化した、ここ10年ほどで盛り上がってきた音楽カルチャーです。
A.フィンガードラムは指で叩くので、大がかりなドラムセットは不要ですが、そのかわりに音楽制作機器に関わる知識が求められます。加えて、さまざまな機材を揃える場合は費用も膨大になります。つまり、始めるまでのハードルが高いんですね。ヤマハでは、こうしたハードルを取り払い、スピーカーも内蔵して電源を入れたらすぐに叩いて楽しめる“フィンガードラムの専用楽器”として「FGDP-50」と「FGDP-30」を開発しました。
既存のフィンガードラムで使用される製品は、正方形など均一の形・大きさのパッドが規則的に並んでいることが多いのですが、「FGDPシリーズ」は人間工学に基づき、フィンガードラムの演奏に特化した叩きやすいパッドレイアウトを採用しています。音色には、ヤマハのデジタルドラム「DTXシリーズ」で培った音源技術を駆使したプリセットのキットが多数用意されているほか、FGDP用に新規収録したエレクトロ系の音色もあります。クラブミュージックやダンスミュージックをはじめ、あらゆる音楽ジャンルに対応し、多彩かつ自由な演奏が楽しめると思います。より多くの音色を使い込みたい方は、好きな音色・配置で自分だけのキットを組むことも可能です。
A.見た目は「FGDP-30」が白、「FGDP-50」が黒とカラーが違います。機能でいうと「FGDP-30」はベーシックな機能を詰め込んだスタンダードモデルです。対して「FGDP-50」は外部のサンプルデータをアサインできたり、音色の鳴らし方を変えたり、プリセット伴奏とセッションを楽しめる機能なども備えているので、よりクリエイティブな表現をしたいという方に使ってほしいですね。
A.もちろんです!音楽をやっていてリズムに関心がないという方はいないはずですから、音楽経験や年齢などを問わず、どなたにでも気軽に使っていただきたいです。例えば普段ピアノをやっている方が気分転換に叩いてみるのも楽しいと思いますし、実際にドラム以外の楽器レッスンの休憩時間に生徒さんと遊んでいるという音楽講師の方の声も聞いています。「FGDPシリーズ」はコンパクトで、住宅のリビングに置いても馴染むデザインなので、気軽にご家族でセッションしたりするのも面白いと思います。また、高機能の「FGDP-50」は音楽制作のツールとしても大活躍するはずです。皆さんが自分なりの楽しみ方を見つけてくれたらうれしいですね。
協力:ヤマハミュージックジャパン
島田千浩さん
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文/ 山﨑隆一
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