今月の音遊人
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みんなで演奏すればきっと楽しい!吹奏楽の大演奏会「ブラス・ジャンボリー2016」
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2016.3.3
管楽器・打楽器を愛する人なら、年齢もレベルも、すべてを越えて気軽に楽しめるイベント「ブラス・ジャンボリー2016」が2016年3月12日(土)に開催される。
2010年からスタートしたブラス・ジャンボリーも今年で7回目。横浜港大さん橋国際客船ターミナル「大さん橋ホール」に数百名の吹奏楽器愛好者が集まって行われる大イベントだが、そのキーワードは“自由”と“多様性”だ。
小学生から70代、個人参加ありグループ参加あり。場数を踏んで実力をつけたい人もいれば、数十年ぶりに楽器を引っ張り出して参加する人もいる。それぞれ参加の想いは様々だが、楽器を持って会場に行けば、演奏のレベルを問わず楽しめるのが、ブラス・ジャンボリーなのだ。
音楽への愛があれば、何とかなるもの!とはいえ、「自分はまだうまくないから」「もう何年も楽器を触っていないから」という人は何かと不安もあるだろうが、ご安心を。パート別のアドバイザーがスタンバイしているので、休憩タイムに相談してみるのもいいだろう。
「一緒に行く友達がいないから……」と参加を迷っている人も、個人参加が半分以上を占めるので、現地で同好の士が交流を図ることもできるだろう。会場で知り合った参加者たちが意気投合し、翌年グループとして参加するのもよく見られる光景だ。
そんな“自由”な雰囲気のあるイベントだが、リハーサルでは曽我大介さんによる本格的な指導が体験でき、本番ではビシッ!と決まるのがすごいところ。700人規模の壮大なアンサンブルは、凄まじい感動を伴うものだ。年々リピーターが増えているのも納得だろう。
また、その年を代表する曲を演奏するのもブラス・ジャンボリー恒例の楽しみとなっている。これまでNHK連続テレビ小説『あまちゃん』、映画『アナと雪の女王』などのテーマ曲が演奏されてきたが、今年の目玉は『スター・ウォーズ』のメインテーマ。日本でも映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が上映され、2016年を代表する楽曲として曽我大介さんが選んだという。リピーターにとっては、「あの年にはあの曲を演奏したなぁ」と懐かしむことができる趣向でもある。さらにホルストの第一組曲より『シャコンヌ』『マーチ』、『花は咲く』、『スターダスト』など、計8曲を演奏する予定だ。
スペシャル・ゲストには、さかなクンと桑野信義さんが参加。お茶の間でお馴染みの彼らと共演することができる、貴重なチャンスでもある。
当日は曽我大介さんの指揮法講座もあり、初心者から上級者までが楽しめる一日となる。リペア相談コーナーでは、ヤマハリペアマンに愛器のチェックをしてもらうことも可能だ。
しばしば大人数の合唱イベントは行われているが、吹奏楽による数百人規模のアンサンブルは世界的にも珍しいのでは。演奏する楽しさはもちろん、人とのふれあいや大合奏の一体感を存分に味わい、音楽の一日を過ごしてみるのはいかがだろうか。
文/ 山崎智之
tagged: 管楽器, 吹奏楽, ブラス・ジャンボリー, さかなクン, 曽我大介, 桑野信義
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